諸般の事情によりさらっと。夏休み明けのF1ベルギーGP予選。
ロズベルグ大丈夫?
ハミルトンがパワーユニット(PU)のコンポーネントを上限を超える形で投入し、最後列スタートがほぼ確定した状態での予選。しかし、ここはきっちり勝っておきたいロズベルグがFP3では7番手という冴えないタイムで終わっていたのが少々気がかりでした。
……が、フタを開けてみればQ1は全車中唯一ソフトタイヤでクリア、Q2でも決勝でのタイヤデグラデーションを見据えてソフトタイヤでベストタイムを記録し、Q3でもポールポジションを獲得。なんだFP3ではなんかパワーをセーブしてたりしてたのか?と思ったりもしたんですが、どうも記者会見のコメントを聴いてた感じでは実際調子悪かったみたいですね。
Q3でのタイム差も、ここスパの長さを考えるとかなりの僅差と言えますし。決勝も、案外楽ではない展開になる?ハミルトンが後ろからのスタートなので、トップ争いは退屈なモノになるかと思ってましたが……さて。しかし、ハミルトンも最後尾からどこまで追撃してくるかは楽しみですね。
アロンソ大丈夫?
ホンダは今回7トークンを使用した新PUを投入したとのコトで、その甲斐もあってかバトンが予選9番手を獲得。この全開率の高いコースでのシングルグリッド獲得は上々の結果。
しかし一方で、アロンソが散々過ぎました。金曜日には投入したばかりの新型PUに水漏れが見つかり3周で全コンポーネントを交換する羽目になり(今回の改良とは無関係なトラブルのようですが)、そしてQ1では早々にマシントラブルでコースサイドにマシンを止めてしまい、ノータイムという結果に。
どうもマクラーレン、全体的にトラブル多すぎ。これでは仮にホンダPUが来年メルセデスに匹敵するようなパワーを手に入れられたとしても、シーズン通して優勝争いできるとは思えないんですけども。今回バトンが悪く無い走りを見せていただけに、余計にアロンソのトラブルが残念でした。……アロンソ、いつまで我慢してくれるかなぁ……。
そのほか
そういや、今回のレースからマノーのハリアントがエステバン・オコンに後退しましたが、彼もメルセデスの育成ドライバーというコトで、最早完全にマノーがメルセデスのジュニアチームと化した感がありますね。しかしまーそれによって有望な若手ドライバーが起用できるんだから、マノーに取っても悪く無い話なのかもしれませんが。オコンも初めての予選でクビアトとエリクソンを食ってるワケですしね。あのマノーのマシンで。