大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

2018年のF1もそろそろ開幕ですが

気がつけば、もう来週にはF1の開幕戦を迎えるタイミングとなってしまいました。

大幅に車両に関するレギュレーションが変更された昨年とは違って、今年はやや変化点が地味な印象ではありますが……ただ、Tウイングは無事廃止されて良かった良かった。その代わり、ヘイロー(ハロではないらしい)が全車標準で付くようになってしまいましたが。「割と見慣れてくる」という説もありますが、いやしかしこの「邪魔なモノが付いてる」感が半端無いなあ……いや安全性に大きく寄与するモノだというのは理解できてもさあ……。

「まるでビーチサンダルのヒモだ」とまで揶揄されるヘイローですが、ただマクラーレンはそれを逆手にとってビーサンのメーカーとスポンサー契約をして、「ヘイローバージョン」のビーチサンダルまで発売するというのだからたくましい話です。

マクラーレンF1、ハロへの揶揄を利用しスポンサーを獲得。ビーチサンダルブランドとタイアップ

ただ、こういうアイディアは面白い。

あとシャークフィンも廃止されたハズなんですけど、結局レギュレーションで許容される範囲内で中途半端に「ヒレ」が残ってしまってますね。なんかあんな中途半端に残るくらいなら、去年の状態のままの方が良い気もするんですが。なんかこう、理想的な格好良さにならないなーF1マシンってやつは。

パワーユニット方面では、年間使用制限の台数がますます厳しくなり、ICE・MGU-H・ターボチャージャーは年間3基、MGU-K・エナジーストア・ECUは年間2基までとなったそうで。なんかコレ、ますますメルセデス有利になりそうな気がしてならないんですが。

バルセロナテストなんかの話を見ていると、メルセデスは相変わらず絶好調、信頼性もスピードも盤石の状態のようで。タイムをそこまで伸ばしてないのは、手の内隠してますよねえアレ。フェラーリは相変わらずメルセデスを「追う」ポジション、そこにレッドブルがかなり肉薄、下手すりゃフェラーリを追い越して来るかも……というのはトップ3情勢。レッドブルは信頼性の問題をどこまで回復できているかがカギですかね。

ルノーにスイッチしたマクラーレンは結局信頼性の問題に泣かされているようで、スピードは間違いなく向上したものの、あとはどこまで安定して結果を残せるか?というところなんでしょうね。なんせドライブするのがフェルナンド・アロンソなので、展開が上手くハマれば表彰台に乗れるレースもありそうですが、トータルでトップ3に追いすがれるようなところまで行けるかというと甚だ疑問。セカンドグループ内のトップを目指す戦いになるんでしょう。

セカンドグループではワークスルノーとハースも気になる存在。ルノーも信頼性が気になるところではありますが、「ブロウンリヤウイング」のようなトライをしたりもしてて面白い。

議論呼ぶ"ブロウンリヤウイング"、ルノーF1は合法と断言

なにより、今季は開幕からヒュルケンベルグサインツという実力派ドライバー2人が揃ってますからね。サインツマクラーレンアロンソと結構激しい同郷争いをするコトになるんじゃないかと期待してます。

あとハースはロングランのペースがかなり良かったようで、相対的にも昨年を上回る実力を付けてきたのだとすると興味深い存在になるかも。ウイリアムズがマシンの仕上がりに不安を残している&ドライバーが2人とも経験不足という状態なので、この辺勢力分布が昨年とは異なってきそうな雰囲気。

そしてトロロッソ・ホンダはテストでは極めて高い信頼性を発揮。昨年あれだけ壊れたホンダとすれば奇跡的な出来事ですが、シーズンインしてもその信頼性が担保されたままなのかは気になるところ。あとは、肝心のパワーがどれくらい出るのかってところも。ただ、トロロッソにしても初のワークスエンジン獲得というコトもあって、両者の関係は極めて良好なのは良かった良かった。昨年のマクラーレン・ホンダの超ギスギスムードを考えると、「これで良かった」と思える感じが。

さすがにパフォーマンス的にはマクラーレンルノーには劣るでしょうけど(ドライバーもF1経験の浅い2人だし)、展開次第でマクラーレンを食う走りを見せてくれたら痛快ですね。

なんとなく、トップ争いは昨年と同じような雰囲気になりそうな予感がしなくもないので、セカンドグループの戦いに注目した方が楽しめるかな、今年のF1は。