いよいよ開幕となった2018年のF1、オーストラリアGP予選。ただ、今日は日中出掛けてたもんだから、早速録画観戦となってしまいましたが……。
- 予選結果: FORMULA 1 2018 ROLEX AUSTRALIAN GRAND PRIX - QUALIFYING
- 予選ダイジェスト: QUALIFYING: Imperious Hamilton beats Raikkonen to pole(動画有)
- 予選後各チームコメント: What the teams said - Qualifying in Melbourne
- 予選後記者会見: FIA post-qualifying press conference - Australia
とりあえず一言
リバティ・メディアにF1のオーナーが変わって以降、イベントの演出、F1のブランドロゴを始めとしたいろんなモノが変化してきていますが……この公式サイトのフォントはめっちゃ読みづらいので止めてくれないかな……!
なんかサイト眺めててめっちゃイライラしてきたので、とりあえずChromeではユーザーCSS噛ませて単なるsans-serif指定にしてやりましたが。でも結局、iOSの公式アプリではこのフォントを見せられるコトになるんですけど……。ロゴのセンスもイマイチだとは思ってましたが、公式サイトの随所に渡ってこんな読みづらいフォントを採用するとか、もう最悪といっていいレベル。
やっぱりハミルトンだったワケですが
開幕戦のポールを奪取したのはハミルトン。ただ、Q3の1回目のランが終わった段階ではめっちゃ接戦でしたよね。それが2回目のアタックでハミルトンの走りがバシっとハマってしまって、圧倒的なタイムを叩き出してしまったっていう。1回目のランではハミルトンのマシンの挙動がナーバスに見えたので、セッティングの変更が上手く決まったってコトかなーと思ったら、トト・ウォルフのコメントによれば「なんも触ってない」と。
We didn't change anything on the car from the first run of Q3, it was just a case of Lewis putting all the pieces together and finding the limit on that last lap, with everything on the line; and this is the result, a really impressive pole position to start the new season.
via: Toto Wolff, Head of Mercedes-Benz Motorsport : What the teams said - Qualifying in Melbourne
てことは、ハミルトン自身が2回目のランで自分の走りを修正してきたってコトになるんでしょうけど、それにしてもこの異次元ぶりよ。問題はこのパフォーマンスが、ハミルトンのズバ抜けた集中力によってもたらされたものなのか、メルセデスの「パーティーモード(予選モードの別名らしい)」の実力ゆえなのか、という点ですかねえ。
Q3の前半までは、「お、これは今期トップ争いも結構盛り上がるかな?」と思っていたら、後半でのこの差ですからね。いやまあドイツの科学力は世界一ィィィィなので仕方が無いんですけど。
一方で、ボタスの方はQ3最初のランでミスしてしまい、手痛いクラッシュを喫したのも気になるところではありますが。ハミルトンの1回目のランが上手くまとまらなかったのも合わせて考えると、メルセデスのパーティーモードがあまりに強力で、慣れてないとパワーをコントロールしきれない、とか……だったら恐ろしいなあ……。
ただ、今回はレッドブルが開幕からフェラーリに肉薄するポテンシャルを発揮しているのは面白いですね。あと、ライコネンがベッテルを上回るパフォーマンスを見せているのも。今年のマシンは、ライコネンの好みに合ってる?
トップ3チームの後ろは
今年もメルセデス・フェラーリ・レッドブルのトップ3チームは別カテゴリーみたいなもんで、残りのチームが「セカンドグループのトップ争い」をするコトになりそうですけど、まずはハースが6・7番グリッドを確保して存在感を示しましたね。2台が揃って上位に食い込んだってところがポイントで、目下セカンドグループで一番の速さを持っていると見做しても良さそうです。
アロンソはハースのマシンを「フェラーリのレプリカ」だと皮肉ったようですが、ハースの2人はそれに対して反論してたりして、早速セカンドグループの争いはヒートアップしているようです。
Magnussen: Alonso's 'Ferrari replica' Haas jibe is pace jealousy - F1 - Autosport
ただ、ハースのドライバーも認めているようにチームとしての規模は非常に小さいワケで、この開幕戦の予選で見せた好ペースをどこまで維持出来るか、がハースの焦点のひとつになるんでしょう。後ろに控えるルノーはメーカーワークスですし、マクラーレンとてメインスポンサーが居ないシケた体制(失礼)とは言え、F1チームとしてはトップクラスのテクノロジーセンターを持っているワケですし。
ホンダワークスとなったトロロッソの2台は揃ってQ1ノックアウトという結果に終わってしまいましたが、これはドライバーの若さが出ちゃった結果かなあ、という感じはしますね。一発のタイムを詰め切れないハートレー、最後にミスちゃったガスリー。うまくピースがハマっていれば2台揃ってQ2行けたと思うんだけど……っていう。この辺も、まあそうなるな、って感じではあります。そういう意味ではウイリアムズの2台もねえ……マッサが居なくなった影響はデカそう。
決勝は天気がどうなるかが少々不安ですが、各チームのレースペースがどんなもんか気になるところですね。メルセデスのパーティーモードが如何にスゴかろうと、決勝ではパーティーしている余裕無いハズですからね。