大須は萌えているか?

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F1[18] スペインGP 予選

九州旅行のブログ記事をうだうだ書いてたら良い時間になってしまったので手短に。F1スペインGP予選。

メルセデスつよい

メルセデスの2台がフロントロウ独占。今季、予選でまっとうに速いメルセデス見たの初めてじゃね?

フェラーリベッテルが僅差で3番手に付けてますが、4番手のライコネンベッテルのコンマ3秒落ち、ボタスからはコンマ4秒落ち。ベッテルのタイムはフェラーリのポテンシャルというよりは、ベッテルだから出せたタイム、という感じもします。対してメルセデスはハミルトンとボタスの差はわずか0.04秒、マシンそのものの強さがある感じしますね。

面白かったのはタイヤチョイスで、フェラーリレッドブルはどうもスーパーソフトのフィーリングが良くなかったみたいで、Q3でも2回目のランを敢えてソフトでやってたりもしましたね。どうも今回スーパーソフトとソフトのタイム差があまりないっていうかソフトの方が感触が良いっていうドライバーが結構居て、しかもデグラデーションはスーパーソフトの方がやや激しいというコトで、そりゃみんなQ2はソフトでタイム出したいって話になりますわな。

It was strange, I think the colours are different, but the tyres are pretty much the same.

via: Daniel Ricciardo : What the teams said - qualifying in Spain

そんな中でメルセデスは比較的スーパーソフトのパフォーマンスを引き出せていたようで、それが予選でのパフォーマンスに繋がった、というのもあるんですかね。スペインとしては低めの気温、雨が降りそうな雲行きで上がらない路面温度、こういうコンディションがむしろハイグリップなコンパウンドとのマッチングに苦しみがちなメルセデスのマシンに上手くフィットしたと。

カタロニアサーキット自体、再舗装された影響で全開でイケる区間が長くなったというコトで、これもメルセデスには有利に働くところですわな。ルノーPUを使うレッドブルの2人はPUのパワー不足を嘆いている状態ですが、しかし単純にメルセデスPU勢が速いかっていうとそうでもない。フォースインディアは13番手と15番手に沈んじゃってるし、ウイリアムズの2台は逆フロントロウを固めてしまった格好。

全開でイケる区間が増えたとはいっても、やはり総合力の試されるサーキットってコトでしょうね。そうなると、まだ今季マシンとして一番総合力に優れているのはメルセデスってコトになるのか。

そのほか

今回はハースが予選で気を吐いた格好。開幕戦以来じわじわとパフォーマンスが下降線を辿って行ってるようにも見えたハース、ここでちょっと盛り返した印象ありますね。プレシーズンテストでも速かったしね。ただ、ハースは決勝でなんかやらかしてしまう癖が付いてしまっているので、まずは今回、2台のマシンをきっちりポイント圏内でフィニッシュさせるコトがまずなにより肝要だろうなぁ……。

奇抜なデザインの新型ノーズを持ち込んで話題になってたマクラーレンですが、アロンソがQ3進出となる8番手、バンドーンが11番手と2人とも今季自己ベストグリッド。トップ3チームを別枠と考えればアロンソの順位は上々であり、マクラーレンとしてはひとまず良いアップデートができた、というところでしょうか。あのノーズ正直カッコ悪いけど。

FP3で大クラッシュを起こしてしまったハートレーは予選を欠場するコトになってしまったものの、ドライバー自身は無事。決勝への出走も認められたとのコトでやれやれですが、釣り上げられたマシンからリヤセクションがギヤボックスごと文字通り「脱落」する映像は結構ゾッとしましたね。

FP3: Big crash for Hartley halts final practice(動画)

どんどんコーナーで踏んでいけるマシンになって、全体的にマシンのスピードが向上していく中で、こういうエスケープゾーンが狭い場所でのクラッシュというのはなんとも恐ろしい。マシンの安全性、バリアの性能向上でドライバーは守られているんでしょうけど……鈴鹿も今の基準からすると狭くてエスケープの広げようがないサーキットですし、なんとも悩ましい……。

あと、今回もQ2進出を果たしたルクレール、面白い存在になりつつありますね。荒々しいのではなく、緻密なスマートさがあるというか。

余談

今日から鈴鹿の日本GPのチケットが販売開始となったので、今回は気合い入れて初日に手配しました。奮発してB2(1~2コーナの2階席、一度ここから観てみたかった)スタンドから観る予定。ついでに、今年初めて用意された「インフィールドパス」をオプションで購入してみました。曜日別、各曜日1000枚限定というシロモノで、自分がアクセスしたときには既に土曜日の分は売り切れていたので、日曜日分を購入(今現在は金~日全部売り切れた模様)。

“Legend F1 SUZUKA 30th Anniversary Lap”に出走する 全てのLegend F1マシンは、F1パドックに一番近いインフィールドエリア(A-1パドック)に展示される。このエリアでは、展示だけではなく、ゲストドライバーによるトークショーや、サイン会などの交流イベントも実施。
※展示エリアの入場については、別途「F1インフィールド・パス」が必要になります。

via: 鈴鹿サーキット|2018 F1日本グランプリ

……ちょっと楽しみ。

他にも鈴鹿サーキットさん、子供や学生の入場料金を格安にしたり、鈴鹿の日本GP30回記念のプラスチック製チケット(各チーム別のデザインが用意してあり、購入時に選べる)を用意したり、各種イベントを企画していたりと、30回記念というコトもあってとても気合いが入ってらっしゃいます。

……ていうか、このままお客さん減り続けるとマジでF1日本GPが消滅しそうな気配なので、ぜひみんな鈴鹿に行こう(直球)。