大須は萌えているか?

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アニメな話 2019年冬

気がついたら一瞬で一月が終了してしまい、今年も残すところあと11ヶ月になってしまったところで、今期観ているアニメの話でも。並び順は、例によって期待値の高い順です。

約束のネバーランド
原作未読ですが、1話の掴みが非常に秀逸で即視聴継続決定した作品。一見日常の平和な風景に潜む、ちょっとした違和感。檻にしか見えない「門」、家畜の様に子供達の首筋に打刻されている数字、孤児院には不似合いなひどく未来的な試験風景、不穏な雰囲気がだんだん拡大していき、ラストの衝撃的なシーンへ……という展開を、シリーズものアニメの1話に詰め込んできたというのは唸らされました。以降の話も、映画的で印象的な演出が多い感じしますね。しかし、エマ・ノーマン・レイの三人組は、あの年齢からすると頭が切れすぎじゃないか……?
どろろ
原作が手塚治虫というのは分かるんですが、これも原作未読。ただ、映像のクオリティが抜群に高いのにビックリ。戦国時代の空気感の表現がスゴイ。それに、どこか愛嬌のある手塚治虫の絵柄から、その面影を残しつつよくここまでキャラクターのデザインをブラッシュアップできるなあと。人の命がどこまでも軽い時代に、父親のエゴにより死人同然の姿で生まれながらも生きたいと願った百鬼丸というキャラクターは異様なまでのインパクトを持っており、そこにどろろというキャラクターがどう絡んでいき、どういう科学反応を起こすのか、というところが見所ですかね。
荒野のコトブキ飛行隊
水島監督が戦車に続いて戦闘機ものをやるというコトで。私、戦車の知識も全然ありませんが戦闘機の知識も全然ありません。せいぜい、艦これで出てきた戦闘機の名前を知っている程度です。が、この作品もガルパン同様コミカルで軽妙なテンポで話が展開していくので、肩の力を抜いて楽しめるところは良いですね。タイトルからも察せられるように、西部劇的なノリで話が展開していくのかなーと思われますが、ガルパンとはまた違った意味での王道路線って感じかな?
ブギーポップは笑わない
ブギーポップはかつてハマってた作品なので楽しみにはしていたんですが、やはりどうもキャラデザの違和感が払拭できないなあ……。ショートボブになった藤花もそうなんですけど、スプーキーEもなんか可愛らしいお目々になっているし……。映像のクオリティも可も無く不可も無くといった感じで、シナリオもダメとは言わないけど良いとも言えない、みたいな中途半端な感じ。悠木碧の芝居はとても良いんですけどね。かつで『Phantom』のDVDを買い集めた身としては、出来が良ければこれもBD買い集めるのもやぶさかでは無かったんですが、これは買うまでもないかなー。
同居人はひざ、時々、頭のうえ。
両親を失った主人公が、野良猫との出会いを通して心を取り戻していく、みたいな非常にベタなお話ではあるのですが、仕事で消耗したときに観ると癒やされるので視聴継続。たぶん自分が20代の頃ならば確実に観ていなかったであろう作品なんですが、まあ人間年を取るにつれ好みも変わっていくのです……。しかしこの手のアニメで犬と猫がふつうに会話するようなシーンがあったりしますが、犬と猫ってどう考えても言語体系違う感じするよね?
上野さんは不器用
上野さんって不器用というよりただの痴女に見えなくもないんですけど、ただそれなりに恥ずかしがってもいるようなので痴女ではないのかな。ところで、この作風ってなんか覚えがあるなーと思ったら、この原作マンガを描いているtugenekoさんのコミックひとつ持ってました。『すくみズ!』ってやつ。……なんで買ったか覚えてないんですけど、たぶんその時にはスク水成分に飢えていたんだと思います。
すくみズ!(1) (星海社コミックス)
リエーター情報なし
講談社
賭ケグルイ××
安定の二期……なんですが、顔芸のインパクトは一期である程度見慣れたせいもあってか、やや薄れた感じもします。二期では生徒会選挙という新たな物語の縦軸が用意されたワケですが、新キャラの濃さで押していく感じなんですかね?
けものフレンズ2
一期のけもフレは放映時点では視聴しておらず、放送終了後に観たクチです。そのときはイマイチ面白さがわからなかったんですが、その後のグダグダのトラブルを見て野次馬的な興味が湧き、2は最初から観ているっていう。まあなんといいますか、ソツなくまとまっている感じがする……っていうか、まあ普通の作品だよね!子供向け作品として捉えるならば、これで良いんだと思います。
ケムリクサ
なぜかけもフレ2と同じクールで放映されている、たつき監督の作品。こちらも興味本位で観ている感じですが、世界観の設定はかなりアニメ版けもフレ1期に似通った感じになっており、違いがあるとしたらこっちの作品は最初から不穏な雰囲気をまったく隠そうとしていないところでしょうか。元々は2010年に自主製作アニメとして公開された作品というコトなので、むしろケムリクサの世界観を一部拝借してきたのがアニメ版けもフレ1期というコトなのかな。そういう意味で言うと、けもフレの時ほどの話題にはならないまま終わるような気がしてならないんですが、さてどうなんでしょうか。あと、わかば君のリアクションがうざい。

あとは『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』、『からくりサーカス』は前クールから継続視聴しております……が、ちょーっと今期は視聴作品が多めで苦しいな(できれば1クールの視聴作品は5~7作品程度に留めたい)。実のところ、『からくりサーカス』は話のテンポが速過ぎてついていけなくなりつつあるので、このタイミングで切ってしまってもいいのかもだけど……。興味本位で観ている『けもフレ2』『ケムリクサ』も、最終回までは観ないかもしんない。