大須は萌えているか?

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F1[20] モナコGP……のはずだったのにどうしてこうなった

※タイトルに特に意味はありません。

ひさしぶりに適当なF1ネタでも。

春過ぎて 夏にはできるの 開幕戦?

例年であればヨーロッパラウンドもとっくに開幕し、F1の華・モナコGPが開催され盛り上がっているハズの週末だったんですが、COVID–19さんのおかげでまだ開幕すらしておりませんね。7月頭に予定されているオーストリアGPは無観客での開催が有力視されているようですが、この記事を書いている今現在はまだ公式なアナウンスは無い状態(来週くらいには発表という噂も?)。仮にオーストリアで開幕できたとしても、その他のレースはどうなるのかはまだ見通せない状態。オーストリアの次に予定されているイギリスGPも、7月の開催は難しそうだという観測も出てますね。

政府の新方針で免除されず、7月のイギリスGP開催は困難か | イギリスGP | F1ニュース | ESPN F1

仮にある程度開催できたとしても、今年のレースは基本的に無観客で行われるコトになるんでしょうね。鈴鹿の日本GPも例外では無いと思っているんですが、ただこれもし「チケット売ります」ってコトになったら、それはそれで悩ましい。観に行きたいのはやまやまなんですが、敢えて今年、日本中どころか海外から人が集まるようなイベントに行くべきか?っていう。そもそも、その頃にどれくらい海外から自由に入国できるようになっているのかわかりませんが。仮にチケットが販売されるとしても、前売りを発売直後にバーンと買うのはさすがに気が引ける。夏の終わりぐらいまで状況を見極めないと、正直怖い。

鈴鹿サーキットのイベントだと、夏のSUZUKA 10Hも開催中止が決まっちゃいましたね。これはこれで悲しいのですが、仕方無いとも思います。ていうか、11月開催予定だった『Sound of ENGINE』もすでに開催中止が決まっちゃってたのね。マジですか。ホントは来週開催予定だったスーパーGTは「開催延期」扱いになっていますが、下手したら今年は鈴鹿サーキットに一度も足を運ばない年になってしまう可能性も出てきました。年間通して鈴鹿に一度も行かないって、何年ぶりになるんだ……。

このパンデミックの恐ろしいところは、今年中に収束するって保証がどこにもないところ。NHKなんかを観てたら、今年中に十分な量のワクチンを用意するのは絶対無理、来年中というのもかなり楽観的なシナリオ、なんて話も出てましたし、100年前にパンデミックを起こしたスペインかぜ は収束するまでに3年近い期間を要し、第1波のあと半年くらい経過してから第2波、さらに半年くらいあとに第3波が来ている、なんて話を見ると、これはホントに油断ができない。

そういう意味では、F1のようなイベントも、仮に開幕できたとしても、その後また中止に追い込まれるという可能性も十分にあり得る。少なくとも今年はそうだし、もしかすると来年もそうかもしれない、くらいの想定をしておかないとまずそうです。1ファンとしてもしんどいところですが、レースを生業にしているチーム関係者にしたらもっとしんどいですよねえ……。以前散々揉めていたバジェットキャップの問題も、この状況になって従来以上の予算上限の減額で合意された、というニュースも出てますし。

元々、2021年の上限額は1億7500万ドル(約188億円)に定められていたが、これが1億4500万ドル(約156億円)に減らされ、2022年には1億4000万ドル(約150億円)、2023年から2025年には1億3500万ドル(約145億円)と段階的に減額されていくことになるという。
レース開催数の変化によって上限額は変動し、1戦あたり100万ドル(約1億1000万円)が増減される。

このプランは来週FIAモータースポーツ評議会での承認を経て、正式に決定する見込みだ。

via: コロナ危機に直面するF1チーム、予算上限額で合意。順位によりハンデをつける開発制限の導入も | F1 | autosport web

この状況はもちろん自動車メーカーにも大きな打撃となっており、またホンダがF1から手を引いたりしなければ良いんですけど……。リーマンショックのときは、手を引いてロス・ブラウンにタダ同然で譲ったチームがチャンピオン獲っちゃったりしましたけど、なんか頂点が見えてくると危機が起こるジンクスが定着しないと良いですね、ホンダさん。

ベッテルよどこへいく

んで、F1が開幕してもいない状態なのに、来年に向けてシートに大きな動きが出たのはある意味驚きでもありました。しかも、ベッテルフェラーリを去るっていう。

フェラーリがベッテルの離脱を発表。契約交渉決裂で2020年限りで他チーム移籍へ | F1 | autosport web

フェラーリ側が2021年の単年契約&ギャラの大幅減額を提示して、ベッテル側が難色を示した、なんて話が出てましたが、まー確かにフェラーリにしてみればルクレールという新たなエースが登場したし、なんか最近ポカミス続きでタイトルに手が届きそうな気配がないベッテルに高給払うのもアホらしい、というのは分からないでもないです。

そしてベッテルの後任としてサインツの起用が早々に発表されたのも意外な感じはしましたね。もっと後になって発表するのかと思ったので。リカルドの起用も噂されましたけど、リカルドはサインツの後釜としてマクラーレン入りが決定。フェラーリにしてみれば、これまたギャラが高いリカルドを起用するよりも、若いけど堅実なレース運びでポイントゲッターとして確かな腕前を持つサインツの方が良いと思ったんでしょうか。それに、サインツってチームメイトと波風立てずに上手くやれるイメージあるしね。

そうなると、ベッテルはどこへ行くの……?って話になりますが、レッドブルベッテルの再起用を否定してますし、そうなるとトップチームのシートはメルセデスしか残ってません。メルセデスがドイツメーカーであるコトを考えると、ベッテルの起用にはそれなりの魅力はあるとは思うんですが、しかしそうなるとボタスを放出してハミルトンと組ませる……?これハミルトン嫌がるよねえ、絶対。かといって、メルセデスとハミルトンはF1の歴史上でも稀に見る「最強パッケージ」なので、敢えてハミルトンを放出してベッテルを獲る理由も無いでしょう。

そうなると、トップチームは諦めてリカルドの抜けたルノーという可能性が出てきますが、すでに4度のワールドチャンピオンを獲ったベッテルが、勝利を掴める可能性が限りなく低そうな(失礼)ルノーに乗ってモチベーションが維持できるか?という問題があります。そんなコトを考えると、ベッテルの行き場が無くなってしまい、ひょっとしてこのまま引退……?なんていう話も出てくるワケですよね。「引退」とは言わずに「休養」というかもしれませんが。

ルノーのシートを巡っては、アロンソの復帰説も俄に有力視されるようになっていますが、アロンソも「勝てるシート」を望んでいるハズで、なんで今更ルノーなんか(失礼)に乗らなきゃいけないんでしょうか。ただ、年齢的にアロンソもF1に復帰するのが厳しい感じにはなってきてますし、ワールドチャンピオンを目指せないにしても、最後にF1でもうひとっ走りしたい、という気持ちになってもおかしくは無い、とは思いますけどね。やっぱりアロンソ、F1が大好きみたいだし。それに、自分がワールドチャンピオンを獲った唯一のチームであるルノーでキャリアを締めくくるというのも、まあそれはそれでアリなのかな、って気がしないでもありません。まあ、仮にルノーで復帰するとしたら、「勝てると思うから乗るんだ」みたいなコメントするんでしょうけど。

開幕すらしてないのに、来季のシートの話で盛り上がっているのも奇妙な感じですが、遠くないうちに世界が正常に戻るコトを祈りつつ、それまでは自分も感染リスクを避けるための行動様式を意識して参りたいワケでございますが、それはそれとしてどこか旅行行きたいな……(密とは程遠いド田舎に……)。