大須は萌えているか?

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F1[23] オーストラリアGP 予選

会社勤めにとってはリアルタイム視聴が困難な深夜帯のレースから打って変わって日本時間昼間の開催となるオーストラリアGP、ありがたいのはありがたいんですが、これはこれで調子が狂う感じもします。やっぱり、二日本時間の21時か22時くらいのスタートが一番しっくり来るなあ……というワケで、F1オーストラリアGP予選のお話。

ペレスが沈んでしまいましたが

FP3から調子がおかしかったペレスですが、予選でもまさかのコースアウトで最後尾スタートという格好に。オーストラリアでもフロントロウ独占といきたかったであろうレッドブルとしては調子が狂った感じですが、一方でフェルスタッペンはポールポジションをがっちり掴み取った格好。ペレスはブレーキ関係のメカニカルトラブルのようですが、FP3で問題が発生したあとトラブルを修復できなかったというのが一番の問題な気はします。原因がきちんと把握できていなかったということですから。

さすがに決勝スタートまでにはきちんと対策されているとは思いますが、もしかしたら決勝でもトラブルが再発したりして……という期待……いや不安もあったりして。トラブルがちゃんと直っていたとしても、ペレスはどこまで追い上げてこられますかね。DRSゾーンが4箇所も設定されているコースではありますが、オーバーテイクの難度で言ったらジェッダより上でしょうし、前回のフェルスタッペンほどスイスイとは追い上げてはこられないのでは、という気が。

フェルスタッペンにもトラブルさえ起こらなければ、すんなりフェルスタッペンが優勝しちゃう展開だろうとは思いますが、金曜のフリー走行ではウェットコンディションもあったりした影響もあって各チームロングランデータが不足している感じでもあるので、蓋を開けてみたら予想外の展開が……なんてこともあるのかもしれません。

まーそれでもフェルスタッペンの有利は動かしがたいでしょうが、ラッセルなんかはチャンスがあれば相手がフェルスタッペンでも優勝を狙っていきたい、みたいなコメントもしているので、メルセデス勢がどこまで食らいつけるのかも楽しみにしたいと思います。

“We’ve got to go for the win. Max is going to be extremely fast, there’s no hiding that. I think it’s difficult to overtake around this circuit so the start, Lap 1, is going to be vital. The Red Bull has extraordinary top speed so it’s going to be very difficult to fight with Max but let’s see how we get on… If the opportunity’s there, we’ll go for it.”

via: 'We’ve got to go for the win' – Russell and Hamilton reflect on 'dream' Melbourne qualifying as they eye victory | Formula 1®

フェラーリは決勝でどこまで食いついていけるのか

予選は速いけどレースペースになると駄目、というフェラーリの傾向は今年も変わらずな感じですが、今回はルクレールが7番手に沈み、サインツが5番手という形に。そしてその間にはストロールが挟まっているっていう。今回の予選は路面温度が低くタイヤの熱入れも重要なファクターになりましたが、フェラーリの2台はQ3のラストアタックでそのタイヤの熱入れに失敗したっていうのもあったみたいですね。そうした問題が無ければ3番手には入れていた、というのがサインツの主張。

あと、フェラーリとしては予選よりもレースペースによりフォーカスしている、というコトみたいなので、決勝ではひょっとしたらいつもと違うフェラーリが見られる、のかもしれない。以下ルクレールのコメント。

“Tomorrow is the race; I think we have quite a good race car. On my side, I maybe compromised a little bit the quali pace for the race pace, so let’s see how it goes.”

via: Sainz thinks top-three qualifying spot was possible as Ferrari drivers rue compromised final laps | Formula 1®

グリッドとしてはアストンマーチンと互い違いに並ぶ形になっているので、フェラーリがどこまでアストンとやり合えるのかが気になるところ。場合によっては、メルセデス・アストン・フェラーリの三つ巴バトルとなるでしょうか。

そのほか

アルボンの8番手はすごいですねえ。サージェントは普通に(?)18番手に沈んでいるので、マシンの強みを最大限に活かしてのQ3進出はアルボンのテクニックと経験のなせるワザ、といったところでしょうか。後ろにはガスリー、ヒュルケンベルグと続きますが、ヒュルケンベルグはこれで3戦連続で10番手スタートってことのなりそう。これはこれで大したものなんですが、ヒュルケンベルグはレースになるとなぜかガタガタになってしまうのがなあ……。

角田は苦しみながらも12番手スタート、ここでもマシンから引き出せるものはすべて引き出して走れている感じしますね。Q2では車検の影響で2回めのアタックができなかったということなので、それが無ければ……という感じもしますが。今回はデ・フリースが角田よりタイムで先行するシーンも多かったので、予選でも角田の前に出るか?と思ったりしたんですが、最後しっかりデ・フリースに勝ってみせたのも良かったですね。マシンのアップデート効果はちょっと微妙な感じもしますが……。