大須は萌えているか?

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F1[24] アゼルバイジャンGP 決勝

なかなか白熱したトップ争いが繰り広げられ、面白いレースになったんじゃないでしょうか……というワケで、F1アゼルバイジャンGP決勝のお話。

レース序盤の流れを見ると、これついにルクレールがバクーでポールトゥウィンを飾る流れかな、と思いました。2番手のピアストリとの差をじわじわ広げていく流れでもありましたし。ピアストリがピットストップに動いた15周目、ルクレールとの差は6秒近くありました。

当然アンダーカットが狙えるような距離ではありませんが、その翌周にフェラーリ陣営が反応してルクレールがタイヤ交換に動いてピットアウトした結果、ピアストリとの差はわずか1.5秒程度に。要はピアストリのアウトラップが非常に速かった、ということになります。セクタータイムを見てみると、ピアストリがピットアウトした周のセクター2でルクレールに対して1.3秒稼いでいるので、ここだけ見てもピアストリが追いつけた理由がわかりますね。

その後ピアストリはあっさりルクレールをパスしてみせますが、この時点ではまだルクレールは焦っていなかった模様。抜き返すチャンスはあると踏んでいたワケですが、マクラーレンのストレートスピードが想像以上に速く、そうこうしている間に周回数を重ねてタイヤが終わってしまったと。

観ている側としても、抜かれたあとルクレールはまだ余裕がありそうな感じがしたので、たぶんピアストリのほうがプレッシャー負けしちゃうんじゃないかな、なんて思っていたんですが、思いの外ピアストリがタフでした。逆にずっとダーティエアの中で走り続けたルクレールがタイヤをダメにしちゃったっていう。4年連続でポールを取って、それでも勝てないっていうのはそれはそれで珍しい記録なような……。

マクラーレンにとっては、予選で下位に沈んだノリスが結果的に4位にまで挽回したというのも大きかったですね。なにせフェルスタッペンの前だし。それにファステストラップも記録したんだから、もう言う事無し。ノリスはピアストリと順位を争っていたペレスをちょっと足止めして、ピアストリとのギャップを稼ぐというアシストもやってのけましたし(なんか立場が逆になってる)。

これでマクラーレンコンストラクターズで首位に躍り出たワケですが、レッドブルにとってはこれを再逆転するのはかなりしんどそうですねえ。ていうか今回、ゴール間際でペレスがサインツ接触してノーポイントとなったのは痛恨でした。ペレスに言わせるとサインツが左に寄ってきた、というコトになるようですが、個人的にはペレスが寄っていっているようにも見えるんですけどねえ……。

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お互いが前を走っているルクレールのトウを使いたいからこうなった、という感じもしますが、結果的にどちらにもペナルティは無し、というコトになったみたいですね。

ただ、この接触によりベアマンが10位まで順位を上げ、結果的にデビュー2戦でフェラーリとハースでそれぞれ入賞するという記録が達成されたのは良かったのかもしれません(?)。コラピントもアルボンに次ぐ8位入賞となり、サージェントのF1最高位(10位)をあっという間に超えてしまったのもなかなか味わい深いものがあります。