大須は萌えているか?

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札幌~函館~青森あたりを乗り鉄してきた話 前編

盆休みに乗り鉄してきた話です。例によって『駅メモ!』と鉄印目当ての旅行ですが、今回もらえた鉄印は一個だけでしたね。

私が『駅メモ!』を始めてからちょうど1年が経ったんですが、始めた直後に出かけたのが甲府へ行ってそのあと飯田線豊橋、そこから渥美半島の先まで行ってフェリーで鳥羽へ行ってからの紀伊半島を回るというよくわからん旅でした。

imp98.hateblo.jp

このとき、旅行直前に台風がやってきて気をもんだりしていたんですが、今回の旅行もちょっと台風の影響が気になる形にはなってしまいました。結果的には問題なかったんですが、なんかそのへんは1年前の旅行と似ていますね。

今回の目的地をどうしようか考えたときに、『駅メモ!』始めてから北の方がまだ全然行けてないので、北海道へ行こうというのは決めてました。ただ、北海道と行っても一回の旅行で全部回るのは到底無理(個人的に、旅行は長くても3泊4日程度に収めたい)なので、とりあえず北海道のしっぽの部分を回れればいっか、と。

この部分を回るだけならばまだ余裕はありそうなので、せっかくなので青函トンネルをくぐって青森あたりも回れるだけ回ることに。そんな感じで旅程を組んで、切符や宿の手配もして、あとは出かけるだけ……というところで、台風7号が本州めがけてやってきたワケですね。

予想進路を見ていると、とりあえず北海道は大丈夫そうだったものの、東北地方に影響でないだろうか……というのがちょっと心配な感じに。8/15に北海道へ出発して、8/17に青森に入り、18日は東北新幹線で仙台まで行って帰るという計画だったので、影響を受けるかどうか微妙なところだったんですよね。

まあ、もし影響を受けたらそのときはそのとき、というコトでそのまま出かけることに。にしても、お盆の旅行はどうも台風ガチャになりがちだな……。

1日目

というワケで、まずはセントレアから飛行機で千歳へ。今までLCCって使ったこと無かったんですが、今回始めてPeachを使ってみました。アプリからオンラインチェックインもできてスムーズに搭乗できたので、全然不満は無かったですね。ただひとつ見落としていたのは、機内持ち込みできる荷物の重量が合計7kgまでとなっており、バッグに3泊分の荷物を入れて自宅で重さを量ってみたら1kgちょいオーバーしていたので、泣く泣くカメラ(R6 mark2)を持っていくことを断念しました。

ただ、搭乗する際に荷物の重さをチェックされるようなことも無かったので、多少オーバーしていてもバレないのでは……という気もしてしまいましたが(明らかに重そうな場合とかはチェックするのかな?)。

千歳空港からはJRの快速エアポートに乗り込み、札幌へ……は行かず、南千歳で降りて苫小牧方面へ向かいます。なんでかというと、とりあえず室蘭本線長万部まで行って、そこから函館本線で小樽経由で札幌まで行こうと思ったから。そんな大回りルートを取るのは乗り鉄くらいしか居ないと思われますが。

この次の日には室蘭本線経由で函館方面へいくつもりだったので、室蘭本線は2回乗ることになってしまいますが、まあ仕方ない。

この旅行のために青春18きっぷを3回分残しておいたので、普通列車は基本的に18きっぷを活用しますが、しかし正直普通列車だけだと時間が足らなさ過ぎるので、特急列車も織り交ぜていきます。というワケで、登別からは特急北斗に乗り換えて長万部まで。

長万部までの道中には、日本一の秘境駅とされる小幌駅がありますが、特急に乗っているとトンネルとトンネルの間に一瞬だけ見えるような感じになるので、よくよく注意していないと駅があったことにすら気づかないレベル(下の写真は2日目にかろうじて撮影したもの)

長万部では乗り換え待ちで1時間以上の待ち時間があったので、とりあえず駅前にあった蕎麦屋さんで昼食(結構繁盛してた)。それでも時間が余っていたので海岸のほうまで歩いてみたら、だだっ広い砂浜に誰も居ないのが逆に新鮮でした。

すっかり存在を忘れかけていたんですが、かつてSNSで物議を醸した「まんべくん」もちゃんと地元では今でも定着しているんですねえ。

そんなこんなしている間に、小樽方面へ向かう普通列車がやってきていたんですが、私が函館本線のホームにたどり着いたときには列車待ちの行列ができていてビックリ。

この列車は長万部始発ですが、1両しか無い列車がすでにラッシュアワー並みの混雑に。正直、この列車がここまで混雑する理由がさっぱりわからなかったんですが、おそらくここで乗り込んだお客さんのほとんどが小樽まで行っていたと思うので、なんか小樽に用事のある人が多かったんですかねえ……(乗り鉄っぽい人はそんなに多くなかったので、札幌まで行った人は少数だったと思う)。

倶知安で乗り継ぎとなるんですが、この列車は2両編成だったので混雑はだいぶ和らぎました。

小樽で再び快速エアポートに乗り継ぎ、札幌へ。この日の宿は札幌に取っていたのですが、到着したのは17時すぎくらい。まだだいぶ早いので、札幌でも非常に人気のあるというスープカレー屋さん「GARAKU」に行ってみた……らもうこの時間でも大行列。どうしたものかと調べてみたら、すぐ近くに「トレジャー」という姉妹店があるというので、そちらで夕食にしました。

こちらは並ぶことなく入れましたが、店員さんも客層も若い人多めで、おっさんが一人で入るには少々場違い感もあったような……。味は美味しかったです、とくに素揚げされたブロッコリーがとても良い。

その後まだ時間があったので、豊水すすきの駅で地下鉄の1日フリー切符を買い、東豊線南北線乗りつぶしをやっておりました(東豊線栄町駅から南北線の麻生駅まではバスを利用)。東西線はJRの近くを通っているので、ぜんぶレーダーでアクセスしちゃいましたが……。

にしても、札幌の地下鉄はゴムタイヤ式なので、異様にいい加速しますねえ。

2日目

宿泊したホテルが札幌市電の電停のすぐそばだったので、ホテルをチェックアウトしたあとまずは路面電車に乗りました。札幌市電って環状線になっており、かつ運賃が「1乗車200円」となっているんですが、これ何周乗っても良いんだろうか(?)。私はすすきのから時計回りに乗って西4丁目で降りました。

ていうか、市電の写真撮ってないことに今気づいた。

そこから歩いて札幌駅へ向かったんですが、道中にテレビ塔や時計台もあるのでこれで札幌観光は完璧です。ていうか相変わらずテレビ塔のあたりは栄のセントラルパークにしか見えない(愛知県民の感想)。

札幌からは前日に続きまた特急北斗に乗り、函館まで……は行かず、新函館北斗で降ります。

なんで新函館北斗かというと、これには廃線が絡んできます。『駅メモ!』には現役の路線や駅だけでなく、一部の廃線や廃駅も収録されており、そして北海道というのは廃線・廃駅が非常に多い場所でもあります。で、この函館付近も廃線が存在しており、それが江差線という路線。

ja.wikipedia.org

五稜郭駅から木古内を通り、そこから西へ向かって日本海側の江差までを結んでいたようです。で、北海道新幹線の開業にあたって五稜郭木古内並行在来線となり、道南いさりび鉄道として第三セクター化。しかし木古内から江差の間は乗客数も少ないことからバス路線への転換となり、鉄道としては廃線になったということみたいで。

この江差線が『駅メモ!』には収録されているので、なんとか駅にアクセスしにいかないといけない……んですが、道南いさりび鉄道の沿線からだと終点の江差まではそれなりに離れており、レーダーがちょっと届か無さそう。じゃあ木古内からそのバス路線に乗れば……とも思ったんですが、本数がかなり少ないので往復で乗ると待ち時間含めてかなりの時間が掛かりそう。

というワケで最終手段として、レンタカーで江差にアクセスしにいくことにしたのでした。新函館北斗だと、駅前にレンタカー屋さんがあって、そこから国道をひたすら西に行けば江差に着くので道に迷うこともありません。この廃線を取るためだけにレンタカーを借りるのは少々コスパが悪すぎるという説もあるのですが……(3時間半借りた)。まあ、北海道の道をドライブするのは楽しいので、それはそれということで。

ちなみにクルマはフィット ハイブリッドでした。この型のフィットは初めて乗ったけど、悪くない……んだけどデザインがちょっと好みじゃないんだよなあ。

せっかくなので江差駅があった場所まで行き、そこからレーダーで他の駅にもアクセス。

どうせなら廃線跡をトレースするように木古内経由でぐるっと走るのも面白そうだったんですが、どう考えてもレンタカーの返却時間を余裕で超えてしまうので断念しました。ちなみに、新函館北斗の手前、森駅~大沼駅間には海沿いを走る砂原支線と呼ばれる別ルートも存在しますが、こちらは函館本線乗車中にレーダーとスキルを駆使してギリギリ全部アクセスできました。

レンタカーを返却したあとはJRで函館へと向かい、とりあえず晩飯を食べてしまおう、と函館駅近くの「ラッキーピエロ」に向かったのでした。

luckypierrot.jp

函館のご当地バーガーとして有名なチェーン店ですが、前回函館来たときにこれ食べそびれてて、今回こそは食べようと心に決めていたのでした。店に到着したのが17時半くらいだったんですが、その時点で結構な行列ができており一瞬怯んだものの、結局40分ほど並んでなんとか食べることができました。ていうかここ、ハンバーガーだけ売ってる店なのかと思ったらカレーとかオムライスとかもあってなかなかカオス。ただ、とりあえずハンバーガーを食べるべきだろうというコトで人気No1というチャイニーズチキンバーガーと、No2のラッキーエッグバーガーを注文。

個人的にはラッキーエッグバーガーのが好みかも?(チャイニーズチキンバーガーも悪くないんだけど、バーガーとして食べづらいのがちょっと)ちなみに上の写真の缶はビールではなく、「ラッキーガラナ」というラッキーピエロのオリジナルドリンクです(禁酒継続中)。

なお、私が店から出た頃にはさらに行列が店の外にまで伸びておりました。人気が人気を呼んでしまっている状態。

この日の宿は函館駅近くに取っていたんですが、函館に泊まるなら函館山も行っておこう、と登ってみたらご覧の有様でした。

いやまあ、ロープウェイ乗り場からモニターで山頂の様子を確認できるので、こうなるのわかってて登ってしまったのもあるんですが。ワンチャン晴れないかなーと思ったんですが、ダメなものはダメでしたね。それでも、相当な人数の人がスマホ構えてたのが印象的でした。どちらかというと、夜景よりも山頂に立っている鉄塔のほうが幻想的でいい雰囲気になってましたね。

函館駅方面への帰り道、散歩がてら元町公園のほうまで歩いてみたんですが、こっちのが夜景はきれいだったかもしれません。

……長くなってきたので次の記事へ続く。