大須は萌えているか?

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F1日本GPの交通事情メモ 2023年版

備忘録も兼ねて、今年の日本GPを現地観戦した際の交通事情について書いておきたいと思います。

まず今年の日本GP、3日間でのべ22万2千人が来場したと発表されてましたね。日曜日は久しぶりの10万人超えだったとか。

www.as-web.jp

まー確かに現地観戦していても人の多さは明らかで、なんか去年よりもさらに人増えた?という感じはしておりました。金曜日でもこんな混雑してましたからね。

今年は3日間とも天気に恵まれたというのもありましたが、しかし観客像の一番大きな原動力になったのは外国人観光客の増加ではないかと思います。もともとF1って外国人の観戦客はちらほら居ましたけど、今年は明らかにその数が違いました。

どうも海外からの観戦ツアーもあれこれ組まれていたようで、大勢でのグループも居ましたね。かなりあちこちの国から来ていたようで、円安の威力恐るべしという感じです。ここは喜んでおいたほうが良いのでしょうか。

今年もサーキットとの行き来は公共交通機関を利用したんですが、基本的に名古屋からは近鉄を利用し、白子駅からはサーキット直通のシャトルバスを利用するという、一番多くの人が利用しているであろうパターンです。ちなみに近鉄シャトルバスも交通系ICカードが利用可能なので、ふだん電車乗らねえよ、という人でも交通系ICカードを用意しておくべきです。私はモバイルSuicaApple Watchに入れています。スマホからサクッとチャージできるから便利なんですよね。近鉄シャトルバスの料金が名古屋~鈴鹿サーキット1往復で5000円近くかかる(往復とも近鉄特急を利用した場合。急行利用なら3000円程度)ので、わりとすぐにチャージしていたお金が吹き飛びます。

往路の白子駅到着時間と、駅でのシャトルバス待ち時間、白子駅からサーキットまでの所要時間はだいたい以下の通り(おおよその時間です)。

日付 白子駅到着時間 シャトルバス待ち時間 サーキットまでの所要時間
9/22(金) 7:50 20分 25分
9/23(土) 8:30 30分 20分
9/23(日) 9:30 60分 20分

3日間で白子の到着時刻がバラバラなんですが、まず金曜日については昨年確か8:30くらいに白子に到着したら、雨の中1時間半くらい行列に並ばされた記憶があるので、それよりは早めに行こう、ということで8時前には白子に着く列車に乗りました。金曜日って、シャトルバスの本数が土日ほどは多くないので、下手すると土日より時間掛かっちゃったりするんですよね。

しかし、今年は金曜日のバス行列がなんだかスムーズに動いておりまして、予想外に早くバスに乗れてしまいました。時間を早めたのも良かったのかもしれませんが、ちょっとびっくり。

土日はシャトルバスの本数も増えるし、日曜日に関してはサポートレースやGPスクエアのトークショーなどを無視すればのんびり気味でも問題無いため、だんだんと白子への到着時刻が遅くなっています。シャトルバスの待ち時間が伸びていっているのは、金土日と進むに連れ観客数自体が増えているのもあるとは思いますが、私の白子への到着時間が遅くなっていっているのも影響していると思われます。

バスの待ち時間を短くしたい場合は、できるだけ早い時間に白子に着いておくのが重要ですね。特に、決勝日のバス行列はなかなかのものでした。

復路のバス乗り場到着時間とシャトルバス待ち時間、白子駅までの所要時間はだいたい以下の通り。

日付 バス乗り場到着時間 シャトルバス待ち時間 白子駅までの所要時間
9/22(金) 16:45 45分 30分
9/23(土) 16:40 15分 20分

金曜日はやはりシャトルバスの本数の少なさが祟り、待ち時間がそこそこ掛かりましたね。また、シャトルバス自体の所要時間についても、土日は中勢バイパスの一部をシャトルバス専用道路とするのでめっちゃスムーズなんですが、金曜日はそれが無いためちょっと余分に時間がかかります。

土曜日はめちゃくちゃスムーズにバスに乗れてしまったんですが、これはバス乗り場にそこそこ早めに辿り着けたというのも大きいかもしれません。私は今年シケインで観戦していたんですが、ここからだと一番混雑するGPスクエア(グランドスタンド裏)を回避してメインゲートまで行けるんですよね。なので、セッション終了後にそそくさと移動開始すれば、結構早めにバス乗り場にたどり着けるのです。

で、なんで復路には日曜日の記載が無いかというと、今年は試しに鈴鹿サーキットから名古屋駅まで直行してくれるバス、「鈴鹿サーキットEXPRESS」を予約していたんですね。これ、白子行きバス乗り場の隣の駐車場から毎年運行されていて、いつも予約分だけで完売になっており当日販売分が無いという代物なんですが、毎年気にはなっていたものの利用したこと無かったんですよね。

ryoko.sanco.co.jp

一度どんなもんか利用してみよう、ということで乗ってみたんですが、まず待ち時間という意味ではほぼ無いです。乗り場で受付を済ませたら5分程度でバスに乗り込むことができます。ずらりとスタンバイしている観光バスが次々来るので。決勝帰りの白子行きバスは、去年の場合で60分ちょいくらいの待ち時間があったので、それと比べたら最高。

しかし、当然ながらこのバスは名古屋直行便、そうなると大渋滞に巻き込まれながら鈴鹿ICを目指すことになります。さてどれくらいの時間が掛かるか……と思っていたら、まず乗り込んでからサーキットの駐車場を出るまでに30分近く掛かりました。まあ最も混雑している時間帯に、サーキット正面の道路に合流しようとしたらそうなるだろうね……。

そして結局、名古屋駅に到着したのは乗り込んでから丸4時間くらいでした。サーキットを出発したのが16:30くらいだったので、名古屋着が20:30くらいですね。まー渋滞ヒドイだろうな、と思っていましたがほんとにヒドかったですね。この4時間のうち、鈴鹿ICにたどり着くまでに3時間を要しています。高速乗っちゃえばあとは良いんですが……。

高速乗ったあと、大山田PAでトイレ休憩があるんですが、この時点で全体の所要時間の4分の3以上を経過していることを考えると、トイレが近い人にはオススメし辛いなあ……という感じです。まああのクソ渋滞に巻き込まれた状態では、トイレ休憩なんて取りようがないんですが。

この所要時間を考えると、やはり鉄道を利用したほうが良いのでは……とも思ってしまいますが、ただ行列に並ぶこと無く、座っていれば名古屋駅まで連れて行ってくれる、というのはそれはそれで価値はありますよね。疲れているなら寝てても良いし、スマホで決勝レースの内容を見たりして時間つぶしてもいいし。鉄道の場合、いいタイミングの特急券が確保できていれば良いんですが、特に日曜日は特急券が早々に売り切れてしまうため、立ち席で帰らざるを得なかったりもします。それを考えると、サーキットEXPRESSも選択肢としてはアリかな、と思いますね。

あと個人的に試してみたい手段としては、徒歩で鈴鹿サーキット稲生駅まで行き、そこから日本GPの週末に運行される臨時列車「特急鈴鹿グランプリ」に乗って名古屋まで帰る、という手段。鈴鹿サーキット稲生駅までは徒歩で30分弱くらいで行けるハズなので、特に決勝日の帰りはシャトルバスを待っているよりも速いハズですし、特急券を押さえておけば座って帰れるワケです。

ただ、問題はこの特急の本数が近鉄に比べるとめちゃ少なく、どうやら切符の発売と同時にすぐ売り切れてしまうらしいので、そもそも指定席を確保するのが困難である、というコトみたいで。あと、鈴鹿サーキット稲生駅は交通系ICカード使えないし、特急券チケットレスサービスなんてのも無さそうなので、事前に特急券と切符を発券しておく必要もあるんでしょうね。

であれば、だいたいの見当で事前に近鉄特急券を押さえておいたほうが確実な気もする。ちなみに日本GPの週末は、往路の特急券も直前だとほとんどの列車が満席になっていたりするので、極力事前に予約しておくのが吉です。近鉄の場合インターネット予約が可能で、JR同様乗車日の一ヶ月前から購入可能。

復路の特急券については、正確に白子駅への到着時間が見通せない以上なかなか悩ましいんですけどね。ちなみに、土日については夕方以降に白子発の急行電車が増便されていたりもするので、これに乗るのも手です。名古屋駅の出口に近い先頭車両に近い側は混みやすいですが、最後尾だと空いてたりもします。私は土曜日の帰りはこの急行に乗ったんですが、最後尾の車両は楽に座れるくらい空いてました。決勝はさすがにもっと混むでしょうけど。

まあとにかく、日本GPの際にはバス乗り場への移動も特急券の確保なども早め早めが吉、ということですね。交通系ICカードだの、特急券のインターネット予約だのができなかった時代は切符を買うにもとんでもない時間が掛かっていましたが、今はネット予約などができる分公共交通機関の利便性がグッと上がってますね。