大須は萌えているか?

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F1日本GPの交通事情メモ 2024年版

昨年、「F1日本GPの交通事情メモ 2023年版」って記事を書いたんですが、わりと自分用の備忘録として有用だったので、今年も書いてみたいと思います。

今年は春開催になった日本GPですが、新年度が始まった直後ということもあって、バタバタしている人も多そうだし観客は少し減るのでは?なんて思ったりもしていたんですが……。

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増えましたね。

面白いのは、決勝日の人数はほぼ昨年と同等(+1000人)、土曜日はむしろ減った(-2000人)ものの、金曜日がかなり増えた(+8000人)という点でしょうか。これ、金曜日のみのチケットで来た人も結構多かったのかも知れませんね。金曜って一部の席を除いて東コースも自由席となり、好きな場所から観戦できるので写真撮るにも一番良い日だったりします。今年はFP2が雨になってしまい、あまりクルマが走らなかったのが残念でしたね。

今年も私は公共交通機関を利用したんですが、基本的には昨年と同じく、近鉄で白子まで行ってシャトルバスに乗り換える形。まず往路の白子駅到着時間と、駅でのシャトルバス待ち時間、白子駅からサーキットまでの所要時間をまとめてみると以下のような感じです。

日付 白子駅到着時間 シャトルバス待ち時間 サーキットまでの所要時間
4/5(金) 7:50 10分 25分
4/6(土) 8:30 20分 20分
4/7(日) 9:10 20分 20分

白子駅への到着時間は、昨年とあまり変わりありません。日曜日が少し早く着くようにしたくらいでしょうか。白子駅から鈴鹿サーキットまでの所要時間も20~25分程度と、昨年と変わりない感じだったんですが、大きく変わったのがバスの待ち時間。これがめちゃくちゃスムーズになりました。思わず『Smooth Operator』を歌いたくなるレベル。

金曜のバス待ち時間は「10分」としましたが、これ実質的にはほぼゼロといっても良いくらい。白子駅を出てから、ほぼ立ち止まることなく歩いてバスに乗れちゃった感じだったので。一番驚いたのが決勝日なんですが、昨年だったら9時半に白子に着いて、そこから60分くらい並んだハズなんですが、今年は9時10分に到着して、そこから20分程度で乗れてしまいました。今まで決勝日でこんなに早くバスに乗れたことが無かったので、これはホントにびっくり。昨年よりちょっと早く白子に着いたのが良かったのかなんなのか。おそらく白子への到着時間が遅くなればなるほど行列は長くなっていくハズなんですが、たとえば10時くらいに白子に到着していた場合、どれくらいの待ち時間になっていたのかちょっと気になりますね。

ここから言えるのは、やはり「朝は早めに行くのがいいぞ」というコトでしょうか。

そういや、土曜日の朝はGPスクエアに到着した時点でもんのすごい数の人がトークショーのステージ前に集まっていてビビりました。ちょうど、レッドブルフェラーリのドライバートークショーがあるタイミングだったんですよね。それにしても、こんなエントランスぎりぎりくらいまで人が溢れかえっているのはスゴイ。

そして復路のバス待ち時間などは以下の通り。

日付 バス乗り場到着時間 シャトルバス待ち時間 白子駅までの所要時間
4/5(金) 16:35 65分 25分
4/6(土) 16:25 25分 25分

今回、シャトルバス乗り場の待機列形成のレイアウトが変更されており、駐車場の一部を削ってパイロンとポールを使って待機列形成用のスペースを作っていましたね。金曜帰りの待ち時間が長いのは相変わらずでしたが。また、それに伴ってバス利用客の移動用通路も変更されており、特に決勝帰りの長蛇の列をさばくには効果を発揮しそうな感じでした。ただ、今年もまた決勝日の帰り道だけはシャトルバスを利用しなかったんですが……。

じゃあなにを利用したかというと、日本GPの週末に臨時で運行される「特急鈴鹿グランプリ」です。一度使ってみたかったんだコレ。

これ、決勝日の帰りだと、鈴鹿サーキット稲生駅を16時46分発と17時35分発の2本が運行されるんですが、自由席が無くすべて指定席となっています。そして鈴鹿サーキット稲生駅はサーキットから歩いていける距離なので(1コーナーゲートからだったら15~20分くらい)、指定席さえ取れればシャトルバスの行列を回避しつつ、さらに鈴鹿サーキット稲生駅の行列もすっ飛ばしつつ、渋滞に巻き込まれることもなく座って名古屋に帰れるというある意味最強の交通手段となっております。

それゆえ非常に人気が高く、指定席の確保は困難を極めるワケですが、指定席券の発売日(乗車日の一ヶ月前の10時から発売開始)に家族に「試しに10時前にみどりの窓口に行って、買えないか試してみてもらえん?」とお願いしてみたら、なんと買えてしまったという。ただし、17時35分発のものは瞬殺で売り切れてしまったみたいで、16時46分発が買えたと。17時35分発のが先に売り切れた理由は、単純にそのほうが余裕をもってサーキットを出られるからでしょうね。サーキットのどの席で観戦するかにもよりますが、まず1コーナーゲートにまでたどり着くのにある程度の時間が掛かりますし(グランドスタンドや1コーナー席で見ているならまだ良いけど)、そこから駅へ向かう道中もいつも以上に人で溢れかけることになるので、ちょっと余分に時間が掛かると想定したほうがいい。

そう考えると、16時46分発の場合チェッカー後表彰式の様子などをゆっくり見ている余裕は無いと思ったほうが良く、それなら17時35分発のほうが……となるのは自然な発想でしょう。私は今年逆バンクで見ていたので、チェッカー後に移動するとなると1コーナーゲートまで20分ちょっとくらい掛かると見るべきで、稲生駅自体の混雑も考えると16時半くらいには着いておきたい……等々考えると、15時50分くらいには席を立っているべきかな、と見積もりました。

ただまあ、荒れた展開のレースにならなければ、その時間にはフィニッシュしているでしょう……と思っていた矢先、オープニングラップからリカルドとアルボンがクラッシュ……。そしてセーフティカーでなく赤旗が出た時点で嫌な予感はしたんですが、案の定タイヤバリアが派手に損傷しており、その修復に時間が掛かってしまい。それでも鈴鹿のスタッフの皆さんは可能な限りの速さで修復を完了してくれましたが、この時点で「これはチェッカー前に席を立たないとアカンな」と腹をくくったのでした。

ただ、なんやかんやで角田が入賞圏内を走っていたため、ギリギリまで見ていたい……と思ったものの、残り3周ちょっとくらいのタイミングで席を立ちました。おかげでグランドスタンドまでの移動はスムーズで、グランドスタンド裏まで来たくらいでチェッカーのタイミングとなりました。そこから一気に人が移動を開始するワケで、1コーナーゲートにたどり着いたときにはもうかなりの人が居ましたね。稲生駅へ歩いていく人もかなり居たんですが、結構な人が車道に溢れ出して歩いていたのがなんとも。車線規制されているワケでもないのに……。

稲生駅についたのが16時25分くらいだったので、逆バンクの席を立ってから30分くらい、という感じですかね。チェッカー前に席を立ったので、まだ行列もそこまで強烈な感じではありません。

特急券を持っている人は専用の待機列に誘導され、列車到着時間の10分前くらいにはホームへの誘導が開始されました。稲生駅ってホームも狭いので、誘導するのも大変ですねコレ。なんにせよ、ギリギリに駅に到着するのは避けたほうが良さそう。

この鈴鹿グランプリ号、始発の稲生駅を出ると名古屋までノンストップというまさにF1専用列車なので、それだけ見るとめちゃくちゃ早く名古屋に到着しそうですが、関西本線って先行列車につっかえたりして停車駅じゃないんだけど駅に止まる、みたいな現象が多発するので、結局名古屋まで1時間くらい掛かります。とはいえ、日本GP決勝日の帰りで18時前に名古屋駅に着いてしまうというのは最速レベルの交通手段といっても良いでしょう。いやヘリコプターで移動するようなVIPな方々は別として。

可能なら毎年利用したいくらいですが、切符の入手難易度を考えると容易なことでは無いでしょう。来年はさらに他の手段を模索してみるのも面白いかも知れません。

そういや、週末を通して撮影していたブラピのF1映画は、結局いつごろ封切りになるんですかね……?