最近話題の、大学入試の問題をYahoo知恵袋で質問しちゃったよ事件(?)で、同じハンドルネームによる投稿がmixiやTwitterにもあったと報じられてますね。
入試問題を「ヤフー知恵袋」に投稿した人物と同じハンドルネーム「aicezuki」が、交流サイト「ミクシィ」にもあった。ミクシィの自己紹介文には、都内の高校に通う18歳の男子生徒と書き込んでおり、氏名の記載もあった。ツイッターには、この名をアルファベット表記したハンドルネームで、同様の内容の自己紹介文が書かれていた。
このツイッターは今回の問題が報道される前に開設され、報道後の27日未明から早朝にかけては数回にわたり書き込みがあった。
内容は「京大の試験官は全然監視してないからカンニングしほうだいだったよ。さすがに周りの受験生がいるからあれだが、少なくともトイレにいけばカンニングとか余裕な状況だった」とあった。
他にも、事件の容疑者がWEB上に残した情報がニュースになるコトがすげー増えてきている気がします。
死体遺棄の容疑で逮捕された、NHKの元外部委託カメラマンの検索キーワードとか。
捜査関係者によると、男の自宅から押収したパソコンを調べたところ、インターネットで「遺体なき殺人」というキーワードで検索した痕跡が残っていた。また、「遺体がなければ殺人罪で起訴できない」などと記されたホームページの閲覧履歴も残されていたという。
高速バスを横転させた容疑者がfacebookに書き込んでいた悩みだとか。
楫田容疑者とみられる人物は、会員制交流サイト「フェイスブック」と「ミクシィ」に鹿児島大の学生として登録。1月5日、フェイスブックに英語で「今春に仕事を見つけないといけない。少しナーバスで忙しい」などと投稿。今月16日には、ミクシィに「ES(エントリーシート)終わらない」と書き込むなど就職活動に追われる様子を書き込んでいた。
WEBというモノが多くの人にとって身近なモノとなり、WEB上に何らかのログを残している人がとても増えたってコトなんでしょうけど、その分犯罪の容疑が掛かったときにはそのログが調べられて犯人像や容疑の裏付けとなるようなモノがボロボロと出てくると。
最近だと自分の現在位置を記録して公開するサービスもありますし、自分の行動ログを片っ端からWEBに記録しておいたりする人も居たりしますけど、もしそういう人が事件の容疑者になったりしたら、警察や事件記者は大助かりなのかなぁ、とか。
便利な(物騒な?)世の中といえばそうなんですけど、こういうのって対岸の火事とも言い切れんよなぁとも思います。犯罪者だって罪を犯す直前までは普通の人ですからね。いやだからといって犯罪者になるつもりはありませんが。つもりがなくても、「未来永劫絶対ならない」という保証はどこにもない。
それに、警察に逮捕されて自分の書き込みがニュースで報道されるところまで行かなくても、ちょっとした失言とかで炎上騒ぎになったりすると、こういうソーシャルサービスから個人情報をピックアップして晒し者にしてやろうって人は居ますよね。
最近はいろんなWEBサービスが情報発信の閾値を極力下げて、「あなたのログをどんどんWEBに残してね」と言わんばかりですし、「WEBにライフログを記録しよう」とかって啓蒙してる人も居たりしますが、そういうログって案外使ってる本人よりも、別の人間の利益の方が大きかったりして。犯罪・炎上抜きにしても、マーケティングデータとして非常に価値があるし。
自分にとってのメリットが大きければどんどん使えば良いんですけど、「とにかくなんでも書き込んじゃえー」ってのはホントにそれで良いんですかね?
WEBのご利用は計画的に(それができれば苦労しない)。