大須は萌えているか?

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「○○が好き」なコトをアピールせずには居られない人たち

対象が彼氏でも彼女でもアイドルでも電子の妖精でもなんでもいいんですけど、自分がいかにその相手のコトが好きかってのを過剰なまでにアピールする人ってたまに居るじゃないですか。ああいうのってなんか面白いなーと思うんですよね。

いや誰かを好きになるのは全然悪いコトじゃないし、大いに結構だと思うんですよ。ただ、誰に問われるでも無いのに、相当な頻度で「自分はこれだけ相手のコトが好きなんです」的なコトをSNSとかに垂れ流したりしてる人って、なんで他人にそこまでアピールするんだろうかと。

かと思えば、「彼氏のコトが好き好き」みたいな発言を延々していた女の子が、あっさりその彼氏と別れた挙げ句違う男と付き合い始めてたりするケースもあるじゃないですか。ハタから見てると「なんやそれ!」みたいな感じなんですけど、ああいうのって「彼氏のコトが好き」なんじゃなくて、「恋に夢中になってる自分が好き」なんだと解釈すると非常にしっくりくるんですよね。

んで、それを周囲に殊更にアピールするのは、「恋に一途な自分」をアピールしたいからなんだろうな、と。身もふたもなく言っちゃえば、一種のキャラ付けですね。

これがアイドルとかが好きってパターンでも同じコトで、「○○ってアイドルが大好きな△△さん」っていう形で認知されやすくなるし、ちょっと過剰なくらいそのアイドルのコトが好きってアピールすれば、良いにしろ悪いにしろ周囲の印象に残るし、それが個性にもなり得る。

ただ、周囲に同じアイドルが好きって人が現れるとその分自分の印象も弱まってしまう、大げさに言えばアイデンティティの危機を迎えてしまうワケで、そうなると「俺が一番このコのコトが好きなんだ」という好き好きアピールのチキンレース大会になってゆくワケです。

同好の士が集まりやすいソーシャルネットワークの世界ではこの傾向がさらに加速されるような気がしてて、某A○BのCDを数百枚買ってその写真をアップしているような人は、そういうチキンレースで行くとこまで逝っちゃった人なのかなぁ、なんて思ったりして。

逆に好きなアイドルやらが結婚したりした途端に、そのコのCDやDVDを叩き割った挙げ句写真撮ってWEBに晒してるような人も居ますが、これも「自分は本気で好きだったんだ」アピールだよなぁと。ていうか、本気でショック受けたり頭に血が上って我を忘れるようなときって、WEBに書き込んだりせんでしょう。CDを叩き割ったあと、ちゃんと写真撮ってアップロードするような冷静さがあるんですよその人。

いやまー、我を忘れて暴れたあとにふと冷静になって写真撮ったというコトもあるかもしれませんが、普通そんな自分の醜態をわざわざWEBに晒します?

そんなこんなで、どこかで好き好きアピールしている人を見るたび、その裏にある感情を邪推してはニヤニヤしているのでした。そして私は他人にせよ自分にせよ、そこまで誰かを好きになれる情熱が欲しいです(切実)。