大須は萌えているか?

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F1[18] オーストリアGP 予選

やっぱりここの縁石は……F1オーストリアGP予選。

流れを失ったフェラーリ

1周のラップタイムが短くコーナー数も限られているこのサーキット、僅差の争いになるのは毎度のコトですが、今回その争いを制したのはボタス。何気に今季初ポール。昨年もこのレッドブルリンクでポールtoフィニッシュを飾っているし、相性が良いんでしょうね。それでも、フリー走行ではハミルトンがずっとボタスに先行する形でしたし、予選もQ2まではハミルトンのがタイムは上だったワケですから、少々驚きではありました。

メルセデスの2台が極めて僅差でフロントロウを固めたのに対して、ベッテルはハミルトンから0.3秒以上遅れての3番手。かつ、予選中にサインツのアタックを妨害したとして降格処分、6番手グリッドスタートとなります。

Vettel penalised three grid places for impeding Sainz

ベッテルはミラーをチェックはしていたものの何も見えなかったとコメントしており、まあサインツが引っかかったのがちょうど1コーナーを曲がった直後だったというのもあるんでしょうね。これはベッテルの担当エンジニアが無線で注意を促すべきであったと思われますが、サインツの動きが目に入って無かったのかな。

メルセデスレッドブルはQ2をスーパーソフトでこなした一方、フェラーリは前戦フランスと同様にスタートタイヤをウルトラソフトにした格好。今度こそなんとかスタートダッシュを決めて先行したい状況だったでしょうに、その中での3グリッドダウンペナルティは痛い。とても痛い。

メルセデスオーストリアに持ち込んだ大がかりな空力アップデートが上手く機能しているようですね。カナダで一瞬フェラーリがたぐり寄せた流れも、この三連戦でまたメルセデス支配下になりそうな。

レッドブルのごたごた

そして地元レースというコトになるレッドブルですが、今回は予選アタックでどちらが先行するかで揉めてたようで。

QUALIFYING - Verstappen and Ricciardo disagree over track position(動画)

なんかぱっと見フェルスタッペンがダダこねているようにも見えましたが、レッドブルは取り決めとして先にピットアウトするドライバーをレース毎に交替させていたんですね。んで、前回フランスはフェルスタッペンが先にピットアウトする番で、今回はリカルドが先だったと。以下フェルスタッペンのコメント。

“It’s very simple. Every single weekend you swap around,” he said. “So last weekend I was all the runs in front and he was in my tow. So this weekend it’s his job to do that.

via: Ricciardo - I should have raised concerns over qualifying strategy earlier

リカルドに言わせれば、「3回のランで、いずれも誰かの風除け役になってた」というのが不満で、1回くらいテメエのトウ(スリップストリーム)使わせろやコラ、という話だったようです。パワーセンシティビティの高いこのサーキットで、なかなかタイムが伸びずに苛立っていたのかもしれませんリカルド。

リカルドを巡っては来季の移籍話の噂が盛んに囁かれてますが、こういうリカルドの振る舞いを見てると残留するつもりは無いのかしら……なんて思っちゃいますけど、どうなんでしょう。しかし、いくら大金積まれてもマクラーレンは止めた方が良いんじゃないかなリカルド。

そして、その状況下でちゃっかり(?)グロージャンがリカルドの前に割り込んで見せたんだから大したもの。今週末もハースはかなり調子良さそうですね。グロージャンは今度こそポイントゲットなるかどうか……。

そのほか

このサーキットでは毎度、コースアウトして縁石に大きく乗り上げたマシンがぶっ壊れるコトに定評がありますが、今年もフロントウイングとか壊しているシーンがちらほら見受けられましたねえ。ハートレイも新型のフロントウイングを壊してしまい、やむを得ず旧型ウイングで予選に臨んでいたようで。あの黄色のソーセージ縁石、無くした方が良いんじゃないかって気がしますけど、それだとダメなんですかね?タイム的に得しそうな部分は、四輪コースオフのペナルティをきっちり取れば良いだけな気がするんですが。