大須は萌えているか?

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F1[12]ドイツGP 決勝

ドイツでイタリア製のクルマに乗ったスペイン人が以下略。F1ドイツGP決勝。

決勝結果:
FORMULA 1 GROSSER PREIS SANTANDER VON DEUTSCHLAND 2012 - The Official F1 Website

決勝後ドライバーコメント:
Race - selected team and driver quotes - The Official F1 Website

決勝後記者会見:
FIA post-race press conference - Germany - The Official F1 Website

今度は勝った

アロンソ、今度は勝ちましたね。今回のフェラーリは必ずしも盤石ではなく、ベッテルとバトンに後ろを脅かされ続けましたが、それでもアロンソは冷静にレースをコントロールしてトップチェッカー。イギリスの時のようになぜかタイヤが終了してしまうコトもなく、まさにアロンソの強さが際立ったレースでした。

会見で「アロンソにかなり肉薄してましたよね?」と聞かれたバトンは、「そりゃもー肉薄してたさ。でもフェルナンドは、DRSゾーンのみならず、コース全域に渡って抜かさせないためのKERSの使い方を熟知してる」とアロンソを賞賛。

Yeah it was really close. But Fernando knows exactly, as we all do, how to use KERS to keep someone behind you, not just in the DRS zone but in other areas around the lap.

via: Jenson Button:FIA post-race press conference - Germany - The Official F1 Website

しかし、バトンも今までのクソミソぶりがウソのような快走を見せてましたねぇ。バトンの表彰台は、第3戦中国GP以来。マクラーレンはようやくここに来てスピードが復活した印象。ハミルトンを怒り狂わせていたピットワークも完璧でしたしね。バトン曰く、今回のレース最速の静止時間はたった2.31秒だそうで。なにこの超スピード。

一方で、地元のベッテルは周回遅れのハミルトンに翻弄された挙げ句にバトンに抜かれ、そのバトンをオーバーテイクしようとしたところコースをはみ出てしまい、しかもそのままチェッカーを受けてしまったものだからペナルティの対象に。レース後に表彰台に乗ったものの、結局レース結果に20秒加算され5位扱い。

ベッテルの性格の悪いところが出てしまったようなレースでしたが、これが若さか。そういや、イギリスに続きここドイツでも表彰台でのインタビューが行われていましたが、その表彰台の上でいきなりベッテルに「セバスチャン、難しい質問するよ。まずは2位おめでとう。でも、ジェンソンにとって好ましからざる抜き方を君がしたことについて、スチュワードが調査をしているよね。それについてどう思う?」などと質問してしまうニキ・ラウダ御大はさすがです。

いやだってさ、ドイツGPの表彰台の上でさ、地元のチャンピオンであるところのセバスチャン・ベッテルにさ、初っぱなからこんな質問するってすげーと思いません?こんな質問、そりゃラウダくらいの大御所じゃないと無理っすよ。そこにシビれる!あこがれるゥ!

さすがのベッテルも歯切れの悪いこと悪いこと。このレースの一番のハイライトはこのやりとりでしたね(?)。

Q: Sebastian, I have a difficult question. First of all you are second, congratulations, but I know that the stewards are looking because Jenson wasn’t very happy with the way you passed him. So, what do you think about it?

Sebastian Vettel: Well, he didn’t say anything to me, so… he didn’t complain to me so… it was a difficult one,(以下なんかごにょごにょ言ってるので略)

via: FIA post-race press conference - Germany - The Official F1 Website

可夢偉自己ベスト

そしてベッテルのお陰といってはなんですが、5位フィニッシュで自己ベストタイかと思った可夢偉が、ベッテルのタイムペナルティにより4位に繰り上げ、自己ベストを更新。ドライでは速いと言っていた可夢偉ですが、ホントに速かった。特に最終スティントはトップ集団以上のペースで走ってましたからね。今回はピット作業に致命的なミスは無かったし。速くも無かったけど。

最後までペースを緩めない可夢偉を見て、ライコネンを追い上げるにはラップが足りない感じだし、流した方が良くね?とも思ったんですが、結果的にはそのプッシュが効いてベッテルを逆転できたワケで。最後までプッシュしとくもんですねぇ。

なにより、ここんとこ噛み合わせが悪く、後任ドライバーの噂まで持ち上がってきたタイミングで好成績を残せたのは良かったですね。ここでまた沈んでたら、もうズブズブいっちゃいそうな感じでしたし。願わくは、次戦は予選から上手く行って欲しいところ。そうすりゃ表彰台だって見えてくる……。

あ、そういやインディでも琢磨が自己ベストの2位フィニッシュだったそうで。インディのレース事情はようわかりませんが、琢磨は好不調の差がやたらでかいような……。