大須は萌えているか?

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天河伝説○○事件 その2

このエントリは、天河伝説○○事件 その1の続きです。写真多め。

天河大弁財天社

洞川温泉に一泊したあとは、天河神社こと天河大弁財天社へ。

ここは過去に一度来ているんですけど、やはり天川村まで来たのだから寄っておくべきだろうと。そして、天河神社といえば能舞台

『天川伝説殺人事件』でも能舞台がなんか重要なシーンで登場してたよーな気がするんですが、うろ覚えなんでよくわかりません。ただ、ググってみたら映画の『天川伝説殺人事件』が撮影されたのはこの天川神社ではなく、滋賀県にある沙沙貴神社なんだとか。何故。

それにしてもWikipediaを眺めていると、実際に天河神社で殺人事件は起きてないものの、

1992年、杜撰な資金計画による社殿改築・境内整備が破綻し、破産宣告を受ける。不動産等が競売にかけられたが買い手がつかず、債権者の債権放棄によって救済された。

via: 天河大弁財天社 - Wikipedia

なんてコトが書かれてたり、天川村のページには

2008年12月6日に、公共工事の受注を巡り、車谷重高村長が収賄容疑で逮捕された。

via: 天川村 - Wikipedia

なんてコトも書かれてたりして、現実は現実でこの小さな村にも事件はあるみたいです。天河神社が破産宣告を受けたと書かれている1992年って映画『天川伝説殺人事件』が公開された翌年ですね。当時なにがあったのか、なんとなく想像できそうな気も。

てか、ちょうど映画が公開されたのとほぼ同じタイミングでバブル経済が終焉を迎え、1993年には角川春樹が逮捕されたりもしてて。リアル天河伝説、恐ろしや。でも、観光に行くにはいいところですよ、天川村(←フォローのつもり)。

十津川村~玉置神社

天川村からは県道53号から国道168号に出て、十津川村へと。ところどころに道幅の狭いところはありましたが、前日に走った県道48号のヒドさを考えればもう何も怖くない。特に国道168号は整備している途中みたいで、ずいぶん真新しい立派なトンネルなんかも出来てたりして。

十津川村に入ってちょいと行ったところには「谷瀬の吊り橋」というずいぶん巨大な吊り橋があり、観光名所として売り出してるらしいんですけど、高いとこ苦手なんでパス。なお、十津川村観光協会のWEBサイトには

このつり橋を渡ったカップルはアツアツ仲良しになれるんじゃあよ。

ほうら、いつのまにかお互いの手、強く握りあっとるじゃろう。うふふのふ。

via: 【十津川村観光協会】 谷瀬の吊り橋

……などと書かれていますが、それって比喩抜きの「吊り橋効果」でしょうよ!

なお、吊り橋理論によって恋愛が発展した場合、多くの場合、長続きしないというのが通例である。 極限状態、または一時的な緊張状態による興奮が理由での恋愛では、継続的な恋愛には発展していかないという結論に至る。

via: 吊り橋理論 - Wikipedia

リアジュウハホロンデシマエバイイノデス。

十津川村の村役場のすぐ隣には道の駅があったので、ここで休憩。道の駅から村役場方面を撮影。

十津川村ってやたら秘境ってイメージありますけど、こうしてみると村役場は結構立派な建物だし、そんなムチャクチャな秘境って感じもしないですよね。ただここまで来るのが大変てだけで。

十津川村まで来たついでに、熊野三山奥の院とされる玉置神社にも立ち寄ってみました。行ったコト無かったのでなんとなく行ってみたんですが、これまた国道から外れた狭い山道を10キロちょい走るコトになり少し後悔。

この日はずっと天気が悪かったんですが、逆にこういう場所ではなんか雰囲気出ているような。

この日、本殿内では祈祷を受けている人が居たみたいで、雨で霞む山奥の境内に祝詞の音が響き渡るという、ものすごい非日常的な空間となってました。

新宮~名古屋

玉置神社のあとは再び国道168号を進み、新宮方面へ。途中、熊野本宮大社も寄ろうかと思いましたが、かなり混雑してたので華麗にスルー。まぁ、以前一度立ち寄ってるし。ただ、以前立ち寄ったときと比べると、道路がかなり整備されてて驚きました。昔はもっと細い道だったよーな記憶があるんですが。これが世界遺産パワーか。それにしても、世界遺産に登録されたコトで逆に景観が損なわれているよーな気もするけど……。

新宮まで出て、これまたついでに熊野速玉大社へ。こっちはなぜか立ち寄ったコト無かったので。ここはずいぶんとキレイで真新しい感じ(?)。

あとはひたすら北上して名古屋方面へと。東名阪で渋滞との表示が出ていたので、一部迂回するなどして渋滞にドハマリするコトなく帰ることができました。

それにしても、やっぱり紀伊山中の道は次元が違うというか、運転技術の向上に役立ちますね(?)。これでまた当分、山道は走りたくない……。