※画像多め。「けいおん!列車を見に逝こう ~北近畿タンゴ鉄道編 1」の続きです。
ホワイトクリスマスに「けいおん!」車両
愛知県から京都府北部にある宮津まで北近畿タンゴ鉄道のけいおん!車両を見に行ったワケですが、列車だけ見てそのまま帰るのもアレです。宮津市というと日本三景のひとつである天橋立がある場所。むかーし一度見た記憶はあるんですが、ちらっと見ただけだったので、今回再度訪れてみようと。
当日は図らずも12月24日、世間一般で言うところのクリスマス・イヴです。しかも、目を覚まし宿の庭を見てみると、うっすら雪が積もってました。
ホワイトクリスマスって言えばそうなんですけど、めっちゃ和の風景なのであんましそういう雰囲気でもありません。ていうか、一緒に旅しているのが荒川茂樹氏(仮名、当然女ではない)という時点で雰囲気もクソもありません。
朝食を済ませたあと、天橋立を目指すべく宿をチェックアウト。宿から駅までの10分少々の道程を歩くうちに、どんどん大粒の雪が降ってきました。途中コンビニ(個人商店を改造したと思われるヤマザキデイリーストア)でビニール傘を購入しつつ、宮津駅へ。朝の宮津はとても静かでした。
宮津駅でスタンバっていた、KTR宮福線の車両を一枚。なんかもう、完全に北国の風情。
宮津から一駅乗ったところに天橋立駅というそのものズバリな駅があるので、そこまで移動するコトにします。もちろんけいおん!車両でね!!
ちょうど朝9時過ぎに天橋立方面に行くダイヤになっていたので、これを狙ってたんですけどね。この時間はさすがに写真を撮ってる人もいませんでした(私以外は)。
そして一駅分だけ乗車し、ムギに見送られながら天橋立駅で下車。
しかしなんかコレ、もはや放課後ティータイムより演歌が似合いそうな風景。
籠神社~傘松公園
天橋立は駅を下りてから歩いてスグなんですが、それを一望できる場所となると歩きでは難しいようです。まずは遊覧船に乗って対岸に行き、傘松公園という場所を目指すコトに。途中、籠神社(このじんじゃ)という丹後国一宮とされる神社があるので参拝。
ここ、重要文化財にも指定されているという狛犬がかなりユニークな姿をしています。こんな胴と足が太い狛犬、初めて見た。
そして神社の境内を抜けてさらに進んだところにあるケーブルカー乗り場から、山を登って傘松公園に到着。ここからの橋立の眺めは「斜め一文字」と呼ばれるそうで。そのものズバリな名前ですね。いやしかし、これは絶景。
そして、「股のぞき台」なるものがありました。
「股のぞき」って聞いた瞬間にヒワイな想像しかできなかったんですが、別にこの台の上に彼女を立たせて下から覗くとかそういう羞恥プレイ用の台ではないらしいです(当たり前だ)。元々、天橋立はイザナギが天に昇るためのはしごが倒れてできたとも言われているそうで、両足を開いて前屈の姿勢から橋立を見ると天に掛かるはしごそのものに見える、ってコトみたいですね。
そんなワケで股のぞきの姿勢から一枚撮ってみましたが、いかがなもんでしょうか。
ちなみに雪が降ってたりすると台の上がツルツルになっているので、正直安全性の観点からは冬場は使わせないようにした方が良いよーな気もするんですが……。
このあと、園内にあるレストハウス的なところでコーヒー飲んで一息ついたんですが、いつの間にか雪が止んで晴れ間が覗いたりもしてました。
ただ、この後今度は雨が降ったり、また雪になったりとさっぱり予測できない天気が続くコトになるんですが……日本海側の天気ってホントわかりませんね。
あと、天橋立にかなりたくさんのカップルが来ていたのも驚きでした。クリスマス・イヴにわざわざこんないかにも古式ゆかしい「日本の観光地」みたいなとこ来ないだろー、と踏んでいたんですけど。ていうか、レストハウスには二人がけのカップルシートみたいなのまで置いてあったし。天橋立って、恋人の聖地的なモノになってたりするんです……?
男2人で見物しているのが自分達くらいだったので、これまたかなりのアウェー感があったりもしたのですが、もうちょっとだけ彷徨い歩きます。次で終わり。