兵庫県警芦屋署は6日、放し飼いのシバイヌが散歩中の男性にかみついてけがをさせたとして、過失傷害と県動物愛護管理条例違反の疑いで兵庫県芦屋市、無職朝田寿満子容疑者(76)を逮捕した。「うちの犬はかみません」と容疑を否認している。
たまに居る、犬を放し飼いにした挙げ句「ウチのコは咬まないから大丈夫よ~」とかブッこいちゃう人が居るのはなぜなのか問題。
ウチでは柴犬(あるいは柴犬の血が濃い雑種)しか飼ったコト無いので他の犬種がどうなのか良く知りませんが、柴犬ってのは家族にはとても従順なワケです。同時に結構プライドも高いので、あんまり過剰に構うと「やめろよー」みたいな感じでジタバタするコトはありますが。
一方で、柴犬って警戒心も強いので知らない人がやってくると結構吠えます。番犬として重宝されるくらいなので。それでも、しつけがそれなりにできていればそうそう咬むコトは無いと思います。なので、飼い主が「ウチのコは咬まない」なんて思っちゃうのかも知れません。
しかし、柴犬って不意を突かれたりすると、軽くパニック状態になって怒り狂うコトがあるんですよね。散歩中に横手から急に人や自転車が出てきたときとか、急に自分の後ろに知らない人が現れたときとか。そういう時ってかなり本気でキレるコトがあるので、咬みつく可能性が十分にあります。外で放し飼いなんかにしたら尚更。
柴犬飼ってて、そういうコトがただの一度も無かったというのはちょっと信じられないんですけどね。
あと、仮に「100%咬む可能性が無い犬」なんてのが居たとしても、やっぱりそれを外で放し飼いにするべきでは無いと思うんですよね。法律や条令の問題もありますが、そもそも犬そのものが苦手、大嫌いという人も少なくないからです。そういう人から見れば、咬もうが咬むまいが犬そのものが恐怖の対象なんですから。
結局、そのへんの想像力の問題なんだよなぁ。とりあえず、「ウチのコは咬まないから大丈夫」とか言っちゃう人はアニメ『日常』の22話でも見て、はかせの味わった恐怖を追体験すれば良いと思うのです。