大須は萌えているか?

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『響け!ユーフォニアム』BD1巻を慌てて買った話

最近買ったアニメBDその1、『響け!ユーフォニアム』。

京アニ作品のBD買うのは『けいおん!』以来ってコトになるかな?どちらも高校の、音楽にまつわる部活が舞台となる作品だけに、なんとなく対比してみてしまったりもしますが……見事に真逆な感じもして面白い。

けいおん!』は部活として音楽をやりながらも、特に大会を目指したりするワケでもなく、部員の恋愛模様があるワケでもない、いわゆる「日常系」ブームを象徴する作品でありますが、こちらの『響け!ユーフォニアム』は部活として全国大会目指すわ、いくつかの恋愛模様もあるわと、もう昔ながらの直球ど真ん中ストレートの部活モノって感じ。

2話で顧問の滝先生が全国大会を目指すか、それとも楽しくやれればそれで良いとするか……を部員に選ばせるシーンが、『けいおん!』とはまったく違う物語をやるよ、と宣言しているようにも見えたりして。

ただ、何話か観ている段階ではBDまで買うつもりは無かったんですよ。他にもBD欲しい作品があったし、この作品は王道ゆえの面白さはあるけど、そこまで突き抜けてもないかなーと。ただ、8話「おまつりトライアングル」がすごく心に刺さりました。なんかもう10代のちょっと小っ恥ずかしくもなるような青春模様が、真っ正面から、物凄い空気感を持って描かれているのを観て、そのままBDポチりました。

今までBD買った作品は、だいたい物語の序盤~中盤くらいまで観た段階で「BD買おう」と決めていたような気がするので、この作品はちょっとイレギュラーでしたね。

スタッフコメンタリーを聴いていたら、2話ゲストの花田十輝曰く、作品の方向性が真っ直ぐ定まったのが5話書き終えたくらい、8話以降は迷いが無くなったとのこと。そうか、やはり8話か!とコメンタリー聴きながら一人膝を打っておりました。ちなみに石原監督の中で方向性が定まったのは「アフレコの時」だったそうな。

そういや石原監督が久美子役の黒沢ともよの演技の「リアルさ」を賞賛しておりましたが、確かに彼女の演技は良いなぁ。家族と会話するときの気怠げな感じとかマジリアル。ていうか久美子のお姉ちゃんの高校生⇒大学生のビフォーアフターぶりもなんかリアル。これも『けいおん!』の平沢姉妹と対照的な感じ。

それと石原監督は物語のテンポについても言及していて、かなりゆっくりめのテンポで物語を描くコトを意識していたようですね。だからこそ1つ1つのシーンの「間」やセリフをじっくり描くコトができ、それがこの作品の空気感に繋がっているんだろうなぁ。

スタッフコメンタリーとは別にキャストコメンタリーも入っているし、京アニ作品のBDは相変わらずコメンタリーが充実しておりますね。

響け!ユーフォニアム 1 [Blu-ray]
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