大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

ボーカロイドだからこそ際立つ歌

最近ニコニコで流行ってた初音ミクの曲を聴いてみたら、変な中毒性があったりして。

初音ミク】こちら、幸福安心委員会です。【オリジナル】

聴いたコトない方は、とりあえずサビの部分まで聴きましょう。

まぁなんかカルトというかディストピアというか、そんなようなフレーズが思い浮かびますけど、こういう「病み」系の曲にボーカロイドの声ってすげーマッチする気がするんですよね。

どんなにうまく調教しても、ある種の無機質さが残るボーカロイドの声だからこそ、よりその普通の感情とは切り離されたところにあるテーマが明確に浮かび上がってくるというか。この曲もいろんな「歌ってみた」動画がアップされてますけど、これ正直人間が歌ったのはどれもイマイチ。

以前に見かけた記事で「残念なことに、わたしはVOCALOIDの名曲が「●●過ぎて」聴いていられなかった。」ってのがあったんですけど、この記事が指摘している「VOCALOIDの曲のほとんどが根が暗い」というのは、「その方がVOCALOIDの声が映えるから」なんていう作り手の意識(無意気?)もあるよーな気がしました。

まー、そうした曲が相応の支持を得ているというコトを考えると、少なからず世相というか、世代の感情を反映しているのかな、とも思いますけども。

ところで、上記の曲みたく途中でガラッと曲調が変わる歌っていうと、個人的には米米CLUBの『I LOVE YOU』という曲を思い出したりします。こっちは完全にギャグですが。

米米CLUBが一番面白かった時期といえばバブル真っ盛り、その頃にはこんなスケコマシをコケにする歌で笑い転げてたハズなのに、そこから20年経ったらソフトウェアの歌姫に「幸せじゃないなら死ね」とか罵倒されるようになるなんて、時代の移り変わりって恐ろしいモノですねぇ。