大須は萌えているか?

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ムスカの銃には弾が何発装填されていたのか

1年近く前に「ムスカが3分間待ってやった理由を考える」って記事を書いたコトがあったんですが、その中で「ムスカが3分間待ってやったのは銃の弾が尽きたから」という2chの書き込みに対し、「銃声で判断すると1発残ってるんじゃね?」てな指摘をしてみたんですね。

仮に残弾ゼロでもムスカならパズーを組み伏せるコトは可能ではないかとも書いたんですが、ただやっぱりあの3分間待ってやった時点でムスカの銃に弾が残っていたのかどうかという点を気にされる方は結構いらっしゃるようです。

記事を書いた当時に「装弾数5発の銃もあるんじゃね?」という指摘をいただいたんですが、ムスカが使用しているとされる銃は装弾数6発の「エンフィールド・リボルバー」。なので弾は6発入っていたのでしょうと。

しかし、ここに来て新たなご指摘をいただきました。昔の拳銃は落下時に暴発しないよう、わざと1発分空けていたのではないかというお話。英語版Wikipediaにそのような記述があるとのことで、調べてみたらありました。

Until the 1970s, when older-design revolvers such as Colt Single Action Armys and Ruger Blackhawks were re-engineered with drop safeties (such as firing pin blocks, hammer blocks, or transfer bars) that prevent the firing pin from contacting the cartridge's primer unless the trigger is pulled, safe carry required the hammer being positioned over an empty chamber, reducing the available cartridges from six to five.

via: Revolver - Wikipedia, the free encyclopedia

「1970年代、コルトシングルアクションアーミーやルガーブラックホークのような古いデザインのリボルバーがドロップセーフティを備えるように再設計されるまでは、安全に持ち運ぶためには装弾数を6発から5発に減らして、撃鉄を空の弾倉に合わせておく必要があった」てなことが書かれていますが、正直銃に疎いのでムスカの銃がこれらの仲間に該当するのかようわかりません。第二次大戦中の銃だそうなので、古いのは間違いないですね。Wikipediaの「拳銃」のページによると

こうした古い時代の回転式拳銃の場合には、撃鉄が起きていない状態でも落下等により撃鉄に衝撃が加わると暴発する可能性があるので、現代の回転式拳銃には引金を引く操作をしない限り撃針が弾薬に触れさせない内蔵安全装置が組み込まれている。

via: 拳銃 - Wikipedia

だそうです。さすがにムスカ銃にはそのような内蔵安全装置は組み込まれてないのかな?銃器マニアな方の情報求む。

じゃあ手っ取り早くムスカが弾を交換するシーンを確認してみりゃいいじゃん、というコトでラピュタの例のシーンを観察してみました。


(『天空の城ラピュタ』より)

……6発入っていたようです。ただ、1発残っていたのならこの中のひとつは空薬莢ではないハズなんですが、さすがにそこまでは見分けられない……。こうした中折れ式の拳銃は銃身を折る動作で自動的に薬莢をはじき出す構造になっているので、再装填が素早く出来るんだそうな。なので、「弾が一発残っているのに全弾交換するのはおかしい」というワケでもないのかなと。

とりあえず、「ムスカの銃には弾が6発装填されていた」のは間違いない、というコトで。だからどうしたと言われると困っちゃうんですけどネ?