大須は萌えているか?

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知らないからこそレッテルを貼る

レッテルをはる【レッテルを貼る】

主観に基づいて一方的に評価・格付けしたり,分類したりする。 「問題児の-・られる」

via: レッテルを貼る とは - コトバンク

WEBの記事をあれこれ読んでると、いろんなレッテルを貼ったり貼られたりしてるのが目に付きますよね。ちょっと前だと「 プリキュア好きは性犯罪者」とか、最近だと「 撮り鉄はアスペ」とか「 36歳を超えても結婚していない男には、絶対に『何か』(問題が)ある」とか。

これに対し、「よく知りもしないでレッテル貼るな」みたいな反応もあったりするんですけど、こーゆーのってよく知らないからこそレッテルを貼るんですよね。

アニメが大好きで、そういうコミュニティで友達作ったりイベント参加しているような人ならば、世の中の「アニメ好き」にもいろんなタイプの人間が居るコトを客観的に知るコトができるワケじゃないですか。そういう人が「アニオタはロリコンのすくつ」みたいな言説を見聞きしたら、当然反発するでしょう。そんな一括りにできるものではない、と。

でも鉄道とか自分がまったく興味の無い分野だと、それを愛好する心理がよくわからないし、それを愛好する人々に対するイメージも湧かない。そこに「撮り鉄が横暴なコトをしているよ」なんていう話題が出てくると、そのイメージがドンとすり込まれてしまうワケですね。撮り鉄と呼ばれる人が全員横暴なワケ無いというコトはもちろん理解できるものの、個々の具体的なイメージが湧いてこないので、集団全体のイメージとして「なんとなく横暴なヤツが多いっぽい」と感じてしまう。

これで実際、それに当てはまるような知り合いがたまたま身近にいたりすると、もう確信に変わりますよね。「あ、身近にそういう奴いる!やっぱそういうことなんだな!」てな具合に。

そもそも撮り鉄という趣味をよく理解できないしする気もないので、いちいちその辺を掘り下げて考えてみようなんて気も起きないワケです。そういう対象にはレッテルを貼ってしまうのが一番ラクなんですよね。自分の理解の外にあるものをレッテルの枠内に収めるコトで、なんか理解したよーな気になれるし。しかし、裏を返せばアニメに興味が無い人から見たアニオタも同様というワケです。

マスコミや警察がなにかとレッテル貼られがちなのも、権力持ってて目立つというのもあるんですが、組織の中身がよく見えないからってのもあるよーな。どういう人がどんな仕事してんのか、内部に知り合いでも居ないとわからないですからね。

そーいや、何かにつけ「知った風なコトを言う」人ってレッテル貼りひどいよねー(←というレッテル貼り)