大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

PSP goは滅びぬ、何度でも蘇るさ

約1年半ほど前に、「PSP goを使い続けていたんだが、もう限界かもしれない」という記事を書いておりまして。発売日に入手してから4年ちょっと使い続けたPSP goが不調に見舞われたため、使用継続を断念したという話です。

その不調というのは、バッテリーが満充電に近い状態であっても、少し使い続けると電源が「ブツン」といった感じで落ちてしまうというもの。しかもその症状が頻繁に出てしまうため、さすがにコレは使えないなぁと。

ところが最近になって、この記事に気になるコメントをいただきました。

電源が落ちる症状って、通常のバッテリー切れみたいな切れ方ではなくて、突然「バツッ」ってスピーカーのコードを引っこ抜いたような切れ方ではないでしょうか?

自分はこの症状で、中古で買い直したのですが、二代目もすぐにその症状が現れ…

ダメ元で分解してみたら、二台とも外装と基盤を固定する黒いネジが外れてました。どうやら長期間の使用により中でネジが外れ、基盤にふれてショートを起こしていたようです。

二台に渡り起きた症状なので結構頻発する症状だと思っています。 ネジをはめ直したら一切なくなりました。

via: コメント欄:PSP goを使い続けていたんだが、もう限界かもしれない - 大須は萌えているか?

症状はまさに一致しています。

どっちみちもう使えないと思っていたハードなので、物は試しと分解してみるコトにしました。用意するモノは精密ドライバーのプラスとマイナス、それからラジオペンチも有った方が良いかと思います。(マイナスドライバーとラジペンはフレキシブルケーブル外したり差したりする用)

問題のネジは裏蓋を開けただけでは見えない場所にあり、一度基板を外してやる必要があります。それゆえ、実践する際は自己責任でのご対応をお願いいたします。

で、基板の外し方なんですが、私はググって出てきた下記のサイトを主に参考とさせていただきました。

M Repair Shop PSP go全分解をしてみた。

で、基板を外してみたところ、確かに小さなネジがひとつ外れていました!

問題のネジは確かにかなり小さく、ネジ山も少ないのでいかにも外れやすそうです。ねんぷち金剛と比較するとその小ささがよくおわかり頂けるかと。

オマケに、PSP goは液晶画面をカシャンとスライドさせる関係上、衝撃でこのネジが緩みやすいようになっていると思われます。実際、反対側のネジも外れてはいなかったものの、かなり緩んでいました。これらのネジを締め直し、再度基板の取り付け。フレキシブルケーブルを差し込むのに少々手こずりましたが、ラジペン使ったらなんとかなりました。

1年半放置していたためバッテリーは空っぽ。なのでしばし充電をし、ちゃんと電源が入りスイッチが一通り動くコトを確認。んで、試しにしばらくゲームをやってみたりしましたが、電源が落ちる現象が再発するコトなくちゃんと動いています。ビデオの転送・視聴も問題なし。まさかのPSP go大復活……!

しかしまー、ネジ一本外れただけでこれだけの大騒ぎになっちゃうのもアレですが、こういうところもPSP goの有料試作機っぽさと言えましょう。せっかく直ったので、またこいつを携帯動画プレーヤーとして活用したいと思います(Vitaは再度のお蔵入り)。

あと怖いのはバッテリー自体のヘタりですが、とりあえず今回バラしたことによりバッテリーの交換方法は分かったので、あとは何処かからかイキの良いバッテリーを入手できれば……(あるのか?)。

今回の件、コメントにて情報をいただいたじゃぺりかさんにお礼申し上げます。ありがとうございました!