大須は萌えているか?

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PSP goを使い続けていたんだが、もう限界かもしれない

長らく使ってきたPSP goが、いよいよ限界のようです。

PSP goといえば2009年11月に発売された後、さっぱり売れず発売後1年も経たないうちに大幅値下げとなったものの、それでもやはりパッとせず2011年春にあえなく出荷終了のお知らせとなった悲劇のハードですが、私は未だに現役で使ってました。

自分のブログを振り返ってみると、2009年11月に「PSP goを1週間触ってみての雑感」なんて記事を書いているので、ほぼ発売日ドンピシャで購入している模様(なんでこれ買っちゃったのか、今となってはよく覚えていない)。それから今までの4年3ヶ月くらいに渡って使い続けたコトになりますか。

ただ、ゲーム機としては大して活躍しなかったんですけど。

じゃあ何に使っていたかというと、動画プレーヤーとしてです。ソニーのレコーダーで録画した深夜アニメなんかをgoに「おでかけ転送」して、電車の中などで観るために(ソニーのレコーダーやtorneでは、録画した動画をPSPXperiaウォークマンなどに転送できる)。その後PS Vitaを購入してからも、ずっとPSP goを使ってました。

なんでかって、PSP goがコンパクトだったからです。スライド式の本体のおかげで寸法が普通のPSPに比べても小さく、それに比べるとVitaなんてデカ過ぎて話になりません。毎日のように持ち歩く上では、このコンパクトさというのは大きいです。

Vitaでやりたいゲームが山のように出ていたなら、ゲームマシン兼動画プレーヤーとして早々にPSP goはお役御免になっていたかも知れないんですが、幸か不幸かそこまでVitaでやりたいゲームが無かった、というかゲームそのものに対する熱が上がらなくなってしまった(ネットサーフィンの片手間にできる艦これはダラダラ続けられる)コトもあり、PSP goとVitaを単純に持ち運び用動画プレーヤーとして見比べた場合、goのが良かったという話。

もちろんVitaの有機EL(初期型なので)の方が画質は優れているし、動画もヌルヌル動くんですが、片手で持つのがちょっとしんどいこのデカさはやはりネックになります。それと、レコーダーからお出かけ転送される動画の画面解像度がVitaのそれを下回るため、画像が引き延ばされる分ややボケちゃうんですよね。結果、goで観た方が細部がくっきりしているように見えるという不幸な結果に。

これtorneなんかでも同様なんですけど、なんでVitaの解像度に合わせて出力してくれないのかホント不思議なんですけど。なんか大人の事情でもあるんでしょうか。

あと、動画プレーヤーとして使うだけならば、iPhoneに「Twonky Beam」というサードパーティアプリを入れてレコーダーから転送するって手もあるんですが(⇒ iPhoneを使って、ワイヤレスおでかけ転送したい(Twonky Beam)|PSPや“ウォークマン”・携帯電話などに持ち出す)、アプリの使い勝手があまりよろしくないのと、動画再生にまでiPhoneを使うとバッテリーの持ちが心配になるってのもありまして、この手は使ってません。

ただ、そんなPSP goもここんとこかなり不調になってきてしまいまして。具体的に言うと、フル充電できているハズなのに、動画再生中に突然電源が落ちるという症状が頻発しちゃってて。これはさすがに厳しいので、とうとうgoに変わってVitaを持ち出すコトにしました。最近Vitaもあまりに使って無かったから、バッテリー空っぽになっちゃってたんですけど。

Vitaも発売当初は動画再生時にチャプター飛ばしができないとか、再生速度の変更ができない(1.5倍速とかで観るときあるんで)とか、PSPよりも機能的に劣るという大変クソな状態だったものの、その後改善され使い勝手そのものは問題ありません。とはいえ、やはりこのデカさにはまだ馴染めないですけどね。あとねー、goだとスピーカーとBluetoothの切り替えが本体上部のボタンから出来たんですけど、Vitaだと設定画面から切り替えてやんないとダメなのが不便っすね。

ゲームハードとしてはエッジが効きすぎてて失敗に終わったPSP goですが、動画再生マシンとしては結構使い勝手の良い、ステキなハードだったんですよ。……4年間お疲れ様。

2015/7/19 追記

コメント欄にお寄せいただいた情報にて、PSP goが華麗なる復活を遂げました!
PSP goは滅びぬ、何度でも蘇るさ - 大須は萌えているか?