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立川シネマシティで「極上爆音上映」のガルパンを味わう

立川のガルパンはいいぞ以上。

以下補足(読まなくても問題ありません)

11月下旬の封切り前日に行われたプレミア前夜祭で観てしまった『劇場版ガールズ&パンツァー』ですが、案の定というべきか封切り後大人気となり、観劇後「ガルパンはいいぞ」以外の言葉を発せられなくなるガルパンおじさんが続出する有様。

そんな劇場版ガルパン、特に話題を集めていたのが東京は立川市にあるシネマシティという映画館で行われている『極上爆音上映』。元はといえば『マッドマックス』のためにコンサートホール用のサブウーファーを導入、『極上爆音上映』(以下「極爆」)と銘打って上映したところ好評を博したそうで。

常識破りの成功 映画館に革命を 立川シネマシティ「極上爆音上映」の野心 - 週刊アスキー

で、ガルパンも極爆でやりたいとシネマシティが配給元にオファーしたところ、それを聞いたガルパン音響監督の岩浪さんが「じゃあ調整行かせてください」と言い、結果ガルパン音響チーム立ち会いの下で調整が行われたという。なにそれすごい。

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こうして「立川のガルパンがすごい」という話がWEB上でもどんどん広まり、封切り後何週間経っても連日満員状態、昨年末には音響スタッフのトークショーまで開催されたというから驚き。

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こういう記事を読んでいるうちに私も行ってみたいなぁ、という欲が出てきたんですが、さすがに年末年始の連休は混みすぎだろうなぁと思い、正月連休明け翌週、成人の日が絡んだ3連休に観に行けないだろうかと予約を狙ってみたところ、上手い具合に予約が取れてしまったので、土曜日にガルパン観るために愛知から立川まで行ってきました。新幹線乗って。

シネマシティは「シネマ1」と「シネマ2」の2つの建物に分かれており、場所が少し離れているので注意が必要。極爆やってるのはシネマ2の方で、立川駅北口を出て左手のモノレールの線路沿いにあります。

 

予約したのは12:40からの回だったんですが、11時頃には着いてしまったので、とりあえずシネマ2の1階にある「ピッツェリアバー ナポリ立川」というお店でピザ食いました。ちょうど11時開店だったので、まだ空いててラッキー。隠しメニューで「3種のチーズピザ作戦」があるとTwitterで見かけてたので、それを注文。当然ながらメニューには記載が無いので、頼むときちょっとドキドキします。

あと、このピザ結構大きいので、小食な人は一人だと辛いかも。いつも「ピザでも食ってろデブ」と罵倒される私は特に問題ありませんでした。アンチョビの塩気が良いアクセントになってて美味いです。さすがですドゥーチェ。

ピザを堪能したあと、シネマ2の2階に行き、予約していたチケットを発券。ちなみに予約したのはG-11というど真ん中列のやや前寄りのポジション。なお、その後他の席も完全に予約で埋まってしまいました。

……私は何かとんでもない場所に来てしまったんではないだろうか。

ガルパンはシネマ2のaスタジオという一番客席の多い箱で上映されていますが、『スター・ウォーズ』封切り後はしばらくaスタジオを『スター・ウォーズ』に譲ったものの、その後観客数がガルパンの方が多いもんだから再度奪還してしまった模様。この映画館、宇宙の法則が乱れてないか。

それから売店で前夜祭では買えなかった劇場版パンフレットと飲み物を購入。入場可能時間の20分くらい前から、既にガルパンおじさんたちが入り口前に列を形成し始めてたので、私もとりあえず並んでおきました。しかも並んでいる人たちのほとんどが飲み物やポップコーンなんて買っておらず、一瞬たりともその音を聞き逃すまいという気迫のようなモノを感じ、売店で購入したジンジャーエールを持つ手が震えました。やはり私はとんでもない場所に来てしまったようです。

……そして観た感想なんですが、これは言葉にし辛いモノがありますね。映画というより、体感型アトラクションに近いのかもしれません。しかもそれを4DXとかじゃなくて音だけでやっちゃってるの。砲撃時の「ドン!」という短い破裂するような低音、カール自走臼砲の弾着後の「ドォォォォォーーーーーン」という地響きのような低音、それぞれが特徴を押さえたスゴイ迫力で鳴り響き、音圧で座席がビリビリ振動するっていう。

また低音だけでなく、音響が良いせいかBGMもすごく良い音に聞こえました。もうオープニングの『戦車道行進曲!パンツァーフォー!』からニヤニヤしちゃってました私。ちなみに、「爆音」といっても「鳴らすべきところをキチンと鳴らす」という感じなので、耳がキンキンするようなイヤな音の鳴り方では無いデスよ。

音が良く出来ているだけに、ラストのみほとまほが愛里寿のセンチュリオンを相手にするシーンとか臨場感がスゴかったですね。オンボード視点の映像とか、ホントにⅣ号戦車に乗っているような感覚。これは立川まで来た甲斐がありました。

そんなワケで、立川のガルパンはいいぞ

補足の補足:シネマシティの予約について

補足ついでなんですが、シネマシティでガルパンを観ようと思った場合、WEBでの事前予約は必須と思った方が良さそうです。特に土日祝は、予約が解禁された端から良い席はどんどん埋まってしまいますし(ガルパンだけ人気が異常)。

ただ問題は、シネマシティのWEBサイトの出来がよろしくない、という点。まずかなり小規模なサーバと回線を使っているようで、2016年1月上旬現在だと昼夜問わずタイムアウトが頻発します(これはガルパン人気の影響が大きそう)。今だと負荷状況に応じて自動的にスケールアウトしてくれるようなクラウドサービスもあったりしますが、そういうナウい仕組みは使って無いようです。

繋がらないからといってF5連打するのは愚の骨頂で、余計にサーバの負荷を増大させるだけ。明鏡止水の心で繋がるまで適度な間隔でリロードする必要があります。このため、予約手続きに思いの外時間が掛かるというコトは念頭に置いておくべきでしょう。

また、シネマシティは通常上映3日前からWEB予約が可能となりますが、「シネマシティズン」という有料会員になると4日前から予約が可能となります。例えば、土曜日上映回を予約しようと思った場合、通常は水曜日午前0時から予約が可能となりますが、シネマシティズン会員なら火曜日午前0時から予約が可能となるワケです。

年が明けても立川のガルパン人気は高い水準を維持したままとなっており、「なるべく中央に近い列で観たい」と思うならばシネマシティズン会員になっておくべきでしょう。ていうかなりました。ただ、このシネマシティズンって半年間の会費が600円で、会員になるとチケット料金が平日1000円、土日祝1300円になります。ふつーにチケット買う場合だと1800円になので、週末に1回だけ観る場合でも実のところほとんど差額がありません。

あと、予約完了直前にタイムアウトが発生してしまい、ちゃんと予約出来たかわからないというケースもあるようです。予約が正しく完了した場合、予約完了メールが届く&「マイページ」に予約情報が表示されるようになっているため、これが表示されない場合はやり直すしか無いようです。

さらに付け加えておくと、私が予約しようとしたときに、個人情報やクレジット情報を入力する画面が「https」ではなく「http」で接続されておりビビりました(この画面で入力した情報が暗号化されずに送信されてしまうってコトです)。どうやらSSLには対応しているものの、サーバの設定がマズかったようで本来暗号化するべきページをhttpでアクセスしてしまっていたようです(結局、手打ちでhttpsにした)。

ただ、この記事を書いている現在、試しにもう一回会員情報入力画面などを開いてみたら、ちゃんとhttpsで表示されました。ひょっとしたら誰かが指摘して修正されたのかな?ただまー念のため、入力フォームがある画面ではブラウザに鍵マークが表示されていることをちゃんと確認した方が良いかも。

今、おそらく極爆の人気と共にシネマシティの認知度ってかなり高まっているんじゃないかと思いますし、WEBサイトにもうちょっとコスト掛けた方が良いんじゃないかな、という気がしないでもありません。

ちなみに、1/16から1/22の1週間はaスタジオとbスタジオも使って1日7回ガルパン上映を行う、という告知がされてますので、今から観にいくなら狙い目かも。

あまりに座席が取れない状況が続いておりますので、いよいよ1月16日(土)から22日(金)の週は、bスタでの復活を含む、全7回上映します。

さすがにこれだけ上映回数を増やせば、週末でも満席でご覧頂けないようなことにはならないのではないでしょうか(希望的観測)。

どんどん新作が始まって参りますので、これから先、これほどの回数を上映できる機会はないかも知れません。
23日以降は上映回数を減らさざるを得ないので、ますます座席確保が困難になる可能性もあります。

via: シネマシティ|ニュース:立川7回まわし!『ガルパン』1/16-22の週はこれまででもっとも多く、上映します!

でも、「23日以降は上映回数を減らさざるを得ない」というコトは、上映自体は続けるってコトですね。なんか立川が大洗に次ぐガルパンの聖地と化しつつあるようです。