大須は萌えているか?

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テレビとレコーダーを4K対応モデルに買い替えた話

最近、自室のテレビとレコーダーを新しくしました。しかも、なにを血迷ったか結構高い買い物をしてしまいました。

8月に発売になったばかりのBRAVIA XRJ-42A90Kです。とりあえずAmazonのリンク貼っちゃいましたが、私が購入したのはビックカメラの店頭で、税込み29万円(10%ポイント還元)。ハイセンスとかなら、50インチを超えるような4K液晶テレビが10万円を切るような時代に42インチで29万円(ポイント加味しても約26万円)。自分で買っておいてなんですが、なかなか狂ってます。

そもそもテレビを買い替えようと思った発端なんですが、自室で使っていた液晶のBRAVIA(40インチ)がちょっと調子悪くなってきていたんですね。特に、結構前から画面のフチの部分に白い筋みたいなのが浮かんできており、これが結構目立ってしまって見た目がよろしくありませんでした。おそらく液晶のバックライトがおかしな具合になっているんだと思いますが(直下型ではなくエッジ型ですし)。

画面右下↓

画面左上↓

このテレビを購入したのが2013年、かつ型落ちの展示処分品を台座となるサラウンドスピーカー込みで8万円という値段で購入したものでした。つまり、購入した時点で店頭である程度使い込まれていた商品なんですよね。それを考えるとボチボチ買い替え時かな、というのはありました。

テレビを買うときに考慮するのが、まず画面の大きさ。自室はそんなに広い部屋じゃないですし、テレビ台のすぐ横に本棚を置いてしまっている関係もあって、大きいテレビが置けないんですよね。今まで使ってきた40インチでなんとか……くらい。最近のテレビは縁が薄くなっているので若干大きくはできるかもしれないけど、まあ43インチ程度までだろうと。

んで、どうせこれから買い替えるなら有機ELにしてみたいな、とは思っていたんですが、つい最近まで48インチより小さい有機ELテレビって存在しなかったんですよね。それが今年になって、42インチサイズのパネルが出てきた。この記事を書いている現在でLG・シャープ・パナソニックソニーがそれぞれ42インチ有機ELをラインナップさせているみたいですが、この中で買うならソニーかなあとは思ってました。今までもBRAVIA使ってきたし、PS5との相性が良さそうだし、トータルの性能としては高そうだし。

問題は値段がクソ高いこと。LGよりも10万円くらい高い。まあLGはパネルの供給元だけあって値段を下げられるんだろうし、ソニーはその値段分だけ映像エンジンだとかスピーカーだとかに開発コストを掛けているってコトなんでしょうけども。日常的によく使うアイテムに関してはケチらないほうがQOLが爆上がりするというのは常日頃から感じているコトでありまして、コロナ禍以降今でもリモートワークが続いておりテレビの利用頻度も高いコトを考えると、それなりにお金掛けてもいいかあ……と思いはするものの、それでもちょっと考えてしまう値段ではあります。

なので、本当はあと半年くらい待って、もうちょっと店頭販売価格が下がってきた頃合いを見計らって買うか……と考えていたりしたのです。

ところが、これまた最近BS・CSが映らなくなるというトラブルが発生しまして。ベランダにアンテナを設置してレコーダーに繋げているんですが、これがまったく信号を受信しなくなってしまいました。試しにアンテナ線を差し直したり、レコーダーではなくテレビに差し込んでみたりもしたんですが状況は変わらず。これはアンテナが故障したのかな……と思い、それならもうアンテナとテレビまとめて買い替えてしまうか……と思ってしまったのでした。フジテレビNEXTでF1を視聴している関係上、CSが観られないのは致命的ですし(一応WEBの番組配信からも観られるけど、その場合PCで観なきゃいけないし……)。

今まで使っていたレコーダーもテレビとあまり変わらない時期に買ったものなので、これもついでに買い替えるコトに。今どきのテレビは外付けHDDに録画する機能があるので、これレコーダーってもう要らないんじゃね?と思ったりもするんですが、今でも気に入った番組をBlu-rayに落としておくというコトはちょいちょいやりますし、それに手持ちのPS5は光学ドライブ無しのデジタルエディションなので、レコーダー無いとBlu-rayが再生できないのです。あと、BRAVIAの録画機能って録画モードがDR(最高画質)のみだったり、再生時にチャプター飛ばしができなかったりと微妙に機能を間引いているんですよね。レコーダー売るためにわざとそうしている気が……。

テレビ+レコーダー+BS/CSアンテナとなると購入金額がかなり膨らんでしまいますが、まとめて購入すれば多少の値引きとか設置料金のオマケとかあったりしないかな、と思ったりはして。ちなみになぜビックカメラで買おうと思ったかというと、以前MacBookなどをSofmapがやっている「ラクウル」という買い取りサイトで売却し、そのお金をビックカメラグループでのみ使用可能な「ビック買い取りマネー」として受け取っていたからです。そっちのが買い取り金額が高くなるっていうから……。ただこの「ビック買い取りマネー」、ポイントと違ってビックカメラのオンラインサイトでは使えず、店頭でのみ使えるという点がちょっとくせ者です。まあどのみちテレビは現物見て買いたいと思っていたから良いんだけど。

店頭で店員さんにテレビ・レコーダー・アンテナをまとめて買いたい旨相談してみたんですが、すると「スカパーに現在も加入されているんでしたら、一度スカパーの方に相談してみてもらったほうが良いですよ」と。スカパーは加入者に対して受信トラブルのサポートをあれこれやってくれるから、先にそっちに相談したほうが良いらしい。あと、まとめて買ったところでテレビの設置とアンテナの交換は別の業者になってしまうため、まとめてお願いするから工賃オマケして、とも言いづらいらしい。

もしアンテナのトラブルがスカパーに相談することで解決するなら、今テレビを買い替える必要もないのでは……という気もしたんですが、店頭で実物見てたらやっぱり欲しくなっちゃったので結局テレビとレコーダーを買うコトに(意思が弱い)。レコーダーは4K対応モデルでHDD容量は2TBあれば十分かと思った(今までは1TBモデルでやりくりしてきたし)んですが、「この2TBモデルに8,000円足していただければ4TBモデルにできます!」などと言われつい4TBにしてしまいました。

この記事を書いている現在、Amazonマーケットプレイスの最安値が87,860円。それに対し、税込み9万円(10%ポイント還元)というから結構安い。テレビとレコーダーのまとめ買いによる値引きがあるとかなんとか。テレビ・レコーダーとも5年保証込みの値段です。

そんなこんなでテレビとレコーダーが新しくなったんですが、古いテレビはリサイクル料払って引き取ってもらったんですが、レコーダーのほうはまだ観てない番組が残っていたのでしばらくは新旧併用していきます。

設置後数日使ってみている限りの印象でいうと、映像体験としては抜群によくなりました。まあ10年前の液晶テレビとの比較なので当たり前といえば当たり前なんですが。ひとつ気になっていたのは2K映像からのアップコンバートがどうなのか、という点なんですが、かなり優秀なんじゃないかと思います。ちょうど先日届いた劇場版マクロスBlu-rayを観てみたんですが、

「これUHDなのでは?」と思うくらいキレイでした。結構びっくりするレベルで。アニメ作品なんかはまだまだ4Kは少数派なので、2Kの映像でもキレイなのはありがたいところ。

さすがに地デジを録画したりしたものだと少し粗さが出るんですが、それは4K映像やBlu-rayの映像と見比べるとっていう話で、観られないような画質では無いです。正直、前の液晶テレビで観ていたときよりもキレイだと思います。ヨソのメーカーのアップコンバートがどれくらい優秀なのかわからないので比較はできないんですが、BRAVIAはかなり良いほうなのでは、という気はします。

4K放送は今でもBSとCSの一部に限られているため、4K映像を観る機会ってあまり無いのでは……という気もしますが、ネットの動画配信サイトなんかでもボチボチ4K配信作品は増えていっている感じですかね。つい最近シーズン5が配信開始されたPrime Videoの『グランド・ツアー』も4K対応してて、観てみたらまあキレイなこと。PS5のゲーム映像も当然のように素晴らしい。今まで使っていた液晶テレビよりも、かなり自然な色合いに見えます。

あと、音も思いの外良いですね。ソニー有機ELテレビは画面の後ろにスピーカーを配置して、画面全体から音を鳴らすようになっているようですが、これはなかなか良い。42インチモデルはスピーカーユニットの数が少ないからそこまで期待しないほうが良いのかな、と思っていましたが、想像してたよりだいぶ良かったです。それなりにサラウンド感もあり、低音もそこそこ出るし。ていうか、今まで使っていたテレビにも「サラウンドスピーカー」が付いていたんですけど、これの音がかなりショボかったというのもあり、それと比べてしまうとそりゃあ劇的な進化です。耳が肥えている人にとっては物足りないかもしれませんが……。

ただ難点をひとつ上げると、ウチの特殊要因ではあるんですが、Hue Sync Boxとの組み合わせが少々悩ましいというのがあります。

これ、スマートライトの制御ユニット兼HDMIのハブとしても使えるデバイスなんですが、レコーダーやゲーム機とテレビの間にこれを噛ませてやることで、出力される映像とスマートライトの色や明滅をシンクロさせるコトができるという愉快な一品です。昨年購入して以来お気に入りのデバイスなんですが、PS5をこのSync Boxを経由してBRAVIA A90Kに繋ぐと、ゲームの最中に突然画面が途切れてしまうという現象が起きました。

イマイチ原因がわからなかったのでPS5はテレビに直接繋ぐようにしましたが、そうしたら問題は起きなくなりました。どのみちSync Boxは4K120fpsには対応していない(4Kは60fpsまで)ので、PS5のポテンシャルをフルに出したいのであればテレビに直接繋いだほうが良いんですが。ただ、BRAVIAも4つあるHDMI端子のうち3と4だけがHDMI2.1に対応しているとのことなので、繋ぎ先には要注意だったりします。でも、4K120fps対応のゲーム自体がまだ少ししかないみたいですが……。

あと、BRAVIAにはGoogle TVが搭載されており、ネットの動画配信サービスもテレビ自体が対応してくれているんですが、当然テレビ単体でネット動画なんかを観るとSync Boxを経由させることができません。夜にアニメや映画を観るときなんかは部屋を暗くしてSync Box経由で楽しむのが自分の中で定番化しているのですが、これができないのが悩ましい。PS5からもネット動画は観られるけど、これもテレビ直挿しにしちゃったし……。レコーダーのほうはネット動画に対応していないので、そうなるとFire TVあたりを別途用意してSync Boxに繋ぐしかなさそうです。それはそれでなんか無駄遣いをしている気がしなくもないけど……。

まあこのへんはSync Boxを使っているがゆえの悩みなので、一般的な欠点ではないんですが。しかし、有機ELは液晶ほど画面が明るくないのが弱点、とも言われますが、逆に黒の表現やコントラストの鮮やかさは液晶よりかなり優れるので、部屋を暗くして観るのには最適ですね。

自分は設置スペースの関係上42インチモデルにしましたが、しかしこれスペースが許すなら48インチ以上にしたほうが絶対に良いでしょうね。このBRAVIA A90Kの42インチと48インチモデルの価格差って1万円程度くらいだし。正直、自分の部屋でも無理をすれば48インチ置けなくもない気がする(A90Kの場合、スタンドも画面両端ではなく中央についているタイプなので、テレビ台からはみ出ても置くことは可能)んですが、そこまでの踏ん切りはつきませんでした。どう考えても本棚の邪魔になるし。

あとはもう少し価格が落ちて、今ほどの割高感が解消されてくれば魅力的な商品になるんじゃないかと思います。私は少々先走り過ぎました。そのぶん、頑張って10年以上は使い倒したいところです(壊れなければ)。

BS・CSが映らなくなった件については、また記事を改めて書いてみたいと思います。