大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

F1[25] オーストリアGP(あと映画『F1』の話)

日曜日お出かけするなどしていたら、すっかり書きそびれていたF1オーストリアGPのお話。ゆうても、録画でざっと見ただけなので簡単なものですが。

ノリスとピアストリのライバル関係が白熱してきていますが、ちゃんとお互いをリスペクトしているのが素晴らしいですね、今のところ。ここんとこ精神的なスランプだったようにも見えたノリスが復活を果たしたかのようなレースでしたが、どうもレースによってムラがある感じもするので、この調子を維持できるかというのが気になるところ。ピアストリは浮き沈みが少ないのが強みですよね。なによりもチャンピオンを目指すにあたっては、この安定性は大きな武器。

ただ、冷静沈着に見えるピアストリも、今回のレースでアルピーヌの2台に立て続けに妨害されたのにはちょっと感情的な無線もあったようで。そりゃ彼だってイラッとする瞬間はありますよね。

jp.motorsport.com

あと結果で目を引くのは、ザウバーのW入賞、そしてボルトレートはF1初入賞。ボルトレートはレッドブル・リンクと相性がいいみたいですね。ザウバーの調子の良さが本物っぽいので、中段グループの争いはますます激しくなっている感じ。コンストラクターズ5位のウィリアムズは今回ダブルリタイヤに終わってしまったので、うかうかしてられないかも。

レーシングブルズのローソンが今季ベストの6位入賞を果たした一方で、角田は散々な内容での16位。こうなると、当然ローソンには「レッドブルよりレーシングブルズのが良い?」という質問が飛ぶわけですが、ローソン自身はなかなか複雑な心境みたい。そりゃそうか。

jp.motorsport.com

レーシングドライバーとしては、レッドブルで戦えるチャンスがあるのならそりゃそっちの方が良いよね、とは思いますが、ローソンと角田の状況を見ていると、今年のレッドブルのマシンはもうフェルスタッペン以外は誰を乗せてもダメなんじゃね?という感があります。角田にしてみれば最悪のタイミングでレッドブルに入ってしまったと言えそうですが、しかしそんな結果論を言っても仕方無い。

フェルスタッペンがメルセデスに移籍する、という噂もまた燻っているようですが、来年のレッドブルはどうなるんでしょうねえ。角田もレッドブル続投ということは無さそうに見えますが、それでもなんとか今後につながる走りを取り戻して欲しいところ。

余談ですが、日曜日のお出かけついでに、ブラピ主演の映画見てきました。109のスクリーンXで。

F1が公式に全面協力しているだけあって、映像は唸らされますね。本物のF1の中にフィクションが溶け込んでいるのはなかなかすごい。この映像は確かに映画館で見たほうがいい。とにかくこの「F1公式全面協力の映像」が本作品の売り。

ストーリーは……うん、まあハリウッド映画やなって感じ(?)。

レース映画として評価するなら、『フォードvsフェラーリ』とか『ラッシュ/プライドと友情』とかの方が好きですね。実話ベースでありながら人間ドラマとしても秀逸。レースの映像をど迫力で楽しみたい、というならブラピのF1もオススメできるんですが、ストーリーも含めた出来のいい映画を期待するなら……うーん……という感じでしょうか。