大須は萌えているか?

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淡路島アゲイン その2

このエントリは、「淡路島アゲイン その1」の続きです。画像多め。

鳴門の渦潮

民宿で一泊して翌日、すぐ近くから鳴門の渦潮を見物できる観光船が出ているというので、乗船してみました。四国行ったときにも鳴門の渦潮は見てなかったんで、ちょっと興味あったんですよねぇ。

うずしおクルーズ・淡路島発、鳴門の渦潮観潮船「咸臨丸」

「咸臨丸」って勝海舟やジョン万次郎がアメリカ行った船の名前と同じですね。龍馬伝見てる人はすぐピンとくるはず。咸臨丸ともう一隻「日本丸」という船もありましたが、私たちが乗り込んだのは咸臨丸の方。帆船風ですけど、帆を張ること無くふつーにエンジンで動いてました。

渦潮はいつでも見られるモノでは無いそうですが、一応観潮船のWEBサイトで渦潮が見える確率の高い時間帯が確認できるようになってます。んで、この日は午前中に見える確率が高い、となっていたんで、タイミング的にはちょうど良いハズ。往復1時間程度の所要時間ですが、淡路島の南端なんで鳴門海峡は割とスグの距離です。

んで、鳴門海峡に到着すると、あちこちに数メートルくらいの大きさの渦潮が発生してました。想像してたより大きくは無かったですけど。渦潮って船で突っ込んじゃうと危ないレベルのモノなのかな-、と思ってたんですけど、特に問題無いんですねぇ。

渦潮を撮影しようとしてみたんですが、渦潮ってランダムに現れては消えていくんで、キレイに撮るの難しい・・・。ちなみに一番大きな渦潮が見られるのは春なんだそうで、直径15~20メートルくらいの大きさのモノも見られることがあるんだとか。

海水浴場とか

渦潮を見た後は、「海水浴場行こうぜ!」と一人が言い出したために阿万海岸海水浴場に行ったりしましたが、私は特に泳ぐワケでもなくゴロゴロしてました。いやだって水着持ってきてないし、かといってカメラ片手に砂浜ウロウロしてたら警察に連行されそうだし。とりあえず、ゴロゴロしながら空を一枚。

しかしここの海水浴場、そんなに混み合って無くて、家族でのんびりしたりするには良いかもですね。湘南とかの芋洗い状態がギャグにしか見えません。

そういえば淡路島ってタマネギが名物みたいで、道ばたのあちこちにタマネギ小屋(?)があったりもして。道中に直売所を見つけ、知り合い2人がタマネギをダンボール1箱分買ってたりもしましたが・・・そんなにタマネギ買ってどうするんだ・・・。

立川水仙郷 ナゾのパラダイス

海水浴場の後、私のゴリ押しで行くことにしたのが「立川水仙郷」。その名の通り水仙畑が広がるところらしいのですが、そこに併設されている「ナゾのパラダイス」が今回の目的地。20年以上前に関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」で紹介されて以来、淡路の珍スポットとして有名になってます。一度行ってみたかったんですよねー。場所がかなりマニアックなところで、辿り着くまでに峠道をしばらく走らなきゃいけませんが。

そして到着。「3倍おもしろい」と書かれていますが、なんの3倍なのかがわかりません。

ちょっと離れたところには昔入り口として使われていたっぽいゲートがあるんですが、今は使われてませんでした。なので、この看板の奥にある細い道を下っていくコトになります。結構勾配がきつく、また路面が悪いので、車高の低いクルマはこの看板付近にクルマを置いて、歩いて行くのが無難。途中には別の看板がありますが、どうみてもパラダイスがあるようには見えません。

しばらく降りていくと、いきなり登場するのがUFO神社。昔は入り口ゲートでフリスビーが貰えて、ここから放り投げたりしてたらしいんですが、今は単なる変な神社です。

UFO神社の両脇には「ナイトスクープ」と「たけし・さんまの世界超偉人伝」で放送された記念碑が建てられてるんですが、そこに何故か刻まれている「チンチン音頭」の歌詞があまりにアレなんで、写真は貼らないでおきます。

ここからもう少しだけ降りると駐車場があります。クルマから降りるとどこからか職員と思われるお兄さんが現れ、「中入ります?500円です」とのこと。500円支払うとチケットをくれました。駐車場から見たパラダイス全景はこんな感じ。

建物にある看板。トイレより扱いが小さいパラダイス。

んでこれが入り口・・・なんですが、「おしべとめしべのことをまなぶところ」というコピーから察せられるように、つまりは秘宝館です。館内も一応適当に撮影してみたんですが、概ね18禁なのでWEBにアップするのは自主規制します。しかしこのパラダイス、館内に問題があって、真夏だというのにエアコンが無く館内の暑さがハンパ無いうえ、換気も不十分なのか妙にトイレのにおいが漂ってくる有様。それと展示物の内容が相まって、凄まじく異様な空間となっておりました。

館内にはいろんなオブジェ(?)の展示以外にも、手書きで書かれた蘊蓄のようなモノがびっしりと掲示されてます。例えば「生活力のある男の見抜き方」として、

  • 友だちづきあいのよすぎる男は…主体性に乏しく、ものごとに流されやすい傾向がある
  • 男っぽさを誇示する男は…トラブルにあうと弱気になって何も手につかない状態に陥りやすい
  • 女性が女性週刊誌を読むのを軽蔑する男は…マザーコンプレックスの傾向が強い

なんてコトが書かれています。また、「女と積極的な出合方」として、

  • 夏休みが終るころの行楽地はひっかけられたい女で“満員御礼”
  • “より好み”しすぎると結局どんな女もひっかけられない
  • 彼氏のいる女は「彼にわからなければいい」と言いつづければ簡単にオチる

等々・・・男女ともタメになるお言葉ですね(?)。

秘宝館というと、過去に別府温泉に泊まったときに行ったコトがあったんですけど、こういう場所ってすごく昭和っぽい感じがするんですよね。今だとWEBで性に関する情報もサクサク集められてしまいますが、昔はこういう場所も男の好奇心を満たす場所として貴重な存在だったのかもなぁ、と。

しかしこのナゾのパラダイス、私たち以外にも複数のグループが訪れてきており(しかもギャルっぽい女性だけのグループもいた)、テレビに取り上げられたのはずいぶん昔であるにも関わらず、そこそこお客さんが来ているようです。私もおぼろげながら放送を見ていた記憶があり、とにかく桂小枝のリアクションに大笑いしていた記憶があります。たぶん再放送なんかもされていると思いますので、10~20代でも意外と見ている人多いのかも知れません。

21世紀になってもこういう場所が存在しているコトにある意味感動しつつ、パラダイスを後にしたのでした。

そんなこんなで

パラダイスを見物したあと遅い昼食にしようとしたんですが、この辺のお店ってのが14時くらいで昼の営業を終了してしまっており、結局高速のSAで明石焼きとか食べました。淡路名産のタマネギと牛肉を使った牛丼というのを食べてみたかったんですけどね。それはまたいつか来たときの楽しみとしましょう・・・次はいつになるか全く不明ですが・・・。

個人的にはナゾのパラダイスが見られただけでも大満足なんですが、淡路島自体のんびりしてて良い場所でした。釣りとかするにも良いかもしれませんね。いや釣りなんてしたことないですけど。