今更な感じはありますが、ニンテンドーDSの『ゴーストトリック』をやってみました。
 | ゴースト トリック |
| クリエーター情報なし | |
| カプコン |
『「逆転裁判」シリーズスタッフ「巧舟(たくみしゅう)」が手がける完全新作ミステリー!』という触れ込みのゲームですが、やってみたら確かに逆転裁判的なテイストをキャラクターやストーリーの端々に感じるゲームでした。ただ、ゲームの内容としては逆転裁判みたいに「謎解き」を主軸にしたアドベンチャーではなく、パズルアクション的な感じのゲーム。
ゲーム冒頭ではいきなり主人公が死んでいるところから始まり、「え、幽○白書？」とか思ったりもしましたが、まぁとにかくゲームのテンポが良くてサクサク進められましたよ。
死んで「タマシイ」となった主人公を操作してモノからモノへと取り付き、それらを操って運命を変えていく・・・というゲームですが、最初のチュートリアルが理解しやすく、また逆転裁判の尋問シーンと同じように、各パートで全体の流れを見てから実際の操作に入るので、とてもプレイしやすかったです。
場面によっては一瞬のタイミングを狙って操作する必要があったりもしますが、失敗しても何度でもやり直せますし、パズルとしての難易度もそこまでべらぼうに難しいモノではないので、子供から大人まで楽しめるDSらしいゲームになっていのではないかと。出てくるキャラクターがコミカルで、ストーリーも陰惨な感じはまったくありませんしね。この辺も逆転裁判譲りかなと。
全体のストーリーの流れや伏線回収もお見事。結末に意外性もあって、ゲーム部分抜きにしても面白いくらい。続きが気になってくると、むしろゲームパートが鬱陶しく思えてきたりして（本末転倒）。
難点を上げるとするなら、後半ちょっと操作に飽きてきたコトですかね。終盤になると新しい操作方法が加わったりもするんですが、もう一段階くらい新しい要素が加わると面白かったかなぁと。ただ、そうすると今度はゲームとしての難易度がやや高めになってしまう、というのはあるかも。中～上級者向けの追加シナリオとかありませんかネ？
ストーリー分岐は無いみたいですし、クリアまで10時間ちょいくらいなんで、ボリューム的にもちょっと物足りないかも。ただ、これキャラクターの動きなんかも細かいし、制作に手間が掛かってそうなので、仕方無いような気もします。ただ、定価（5,040円）で買うとしたらちょっと厳しいかなぁ～・・・。
でも続編を期待したくなるゲームですね、コレ。インターフェイス的にはiPhoneともかなり相性良さそうな気がするんですけど、iPhone版とかも作りません？
