※画像多め。このエントリは、ひぐらしのなく頃にドライブへ その1の続きです。
喫茶店で小休止したあとは、集落の東側をぐるっと通っている「東通り」という道を経由して、南端にある白川八幡神社へと向かいます。途中に明善寺というお寺があるんですけど、ここの鐘楼まで合掌造りなのは驚き。一体どんだけ合掌造り好きなの。
ちなみにこの辺で中国人団体客がガイドさんの説明聞きながら写真撮りまくってました。震災後は中国人観光客も激減したとか言われてましたが、回復傾向にあるんですかね。そしてもう少し歩くと、ふるd……白川八幡神社に到着。
広くて雰囲気のある神社ですね。にしても、ゲームでは同じ敷地にあった神社と展望台が、実際は集落の両端に離れて存在しているのも面白い。
それにしてもお前らときたら……。
ゲーム、アニメが終了してかれこれ経つのに、未だ根強い人気があるんですねぇ。それにしても、写真右上の「僕と契約して魔法少女になってよ。」と書いたのはどこのどいつだ。雛見沢を舞台にオヤシロさま vs インキュベーターの熱いバトルが展開されるのか!?
そして今度は、集落の西側を通る「西通り」をぶらぶら。こちらにもなんか見たコトあるような風景がちらほら。
その後、まだ時間があったので再び東通りに戻り、これまた有料で邸内を公開している長瀬家に入ってみました。中にはかなりたくさんの農具などが展示されているんですが、
なんか微妙に見たコトあるような感じのする器具も混じってます。
ちなみに、和田家でも長瀬家でも一番上の階層では養蚕、つまりカイコを飼っていたみたいですね。ていうか、そもそも合掌造りの高い屋根は養蚕を目的としたもの、という話もあるみたいで。Wikipediaでは「要出展」マークが付いちゃってますけど。
合掌造りにすることで屋根裏に小屋束のない広い空間が生まれる。江戸時代中期頃、養蚕業が活発化すると、この空間を利用し、農家の住居の屋根裏で養蚕の棚を設置するようになった。もともと構造上勾配の小さな屋根は作りにくい合掌造りであるが、3層・4層という具合に養蚕棚の空間を大きく取るために、屋根がさらに高く切り立ったと考えられている[要出典]。
via: 合掌造り - Wikipedia
そして、このあたりでは貴重な収入源を生み出すカイコを「おカイコさま」と呼び敬う風習があったそうで(愛知県にもあったらしい)。そしてそして、Wikipediaによれば静岡県駿河地方ではカイコのことを「おしろさま」、「おしらさま」と呼んでいたとあります。
さらに、この「おしらさま」、東北地方ではカイコの神様の呼び名であり、信仰の対象となってます。
おしら様(おしらさま、お白様、オシラ様、オシラサマとも)は、日本の東北地方で信仰されている家の神であり、一般には蚕の神、農業の神、馬の神とされる。
via: おしら様 - Wikipedia
確かにね、以前東北旅行で遠野に立ち寄ったときに見ました、オシラサマ。オシラサマは農耕の神でもあり、さらには予知力も兼ね備えた存在みたいですね。そして多数の禁忌もあるとのこと。いやー、なんかこれに近い名前の神様のことを聞いたコトがあるような……。
閑話休題。その後、せっかくだからと西通りの奥にある「であい橋」を渡り、川向こうにある「合掌造り民家園」にも行ってみました。こちらは集落のエリアに入るときに500円必要。結構細々とお金掛かるなぁ……。ただ、こっちはメインの集落と少し離れているせいか、人があまりおらずゆっくり見物できます。人混み嫌いな人にはオススメ。特に見覚えのある風景は無かったですけど。
あ、ただ「であい橋」の下の河原は、綿を流したりしていたような……。
ゲームに出てくる風景を全部見つけるのは大変でしょうけど、ちょっとぶらぶらしてみるだけでも見覚えのある景色がホイホイ見つかるのでなかなか楽しいですよ。風景だけでなく、いろんな設定がこの白川郷からインスパイアされているのもうかがえますしね。ていうか、世界遺産だけあってそういうの抜きにしても雰囲気のあるところですし。ホントはもうちょっと人が少ないと嬉しいんですけどね?
ちなみにダムを見ようと思ったら、すぐに東海北陸道に乗らずに国道を南下する必要があります。あ、そういや前原屋敷はどこにあるんだろう……?