基本的に私、寒い場所に行くのはあまり気が進みませんし、滅多なコトでは雪が降らない場所に住んでいるので、ウチのクルマがスタッドレスタイヤを履くコトはありません。なので、冬に雪国の方面へ向かうコトはほぼ無いんですが……先日、「一度くらい雪の白川郷とか行ってみたいかな」と話をしてたら、奇特な知り合い(四駆+スタッドレス装着車乗り)が乗っけてってくれるというので、日帰りで出掛けてみたのでした。
日が昇るか昇らないかくらいの時間に集合し、東海北陸道で一路白川郷へ。なお愛知県は非常に良い天気でした。
2月1~2日の愛知県はそれまでに比べれば暖かい日が続いたので、「これ白川郷もめっちゃ雪少ないんじゃね?」なんて言ったりしていたのですが。ただ、さすがに北上していくにつれ、道路脇に雪が見えるようになってきました。オマケに、キレイな雲海まで見えたりもして。
ただ、それでも晴れていたので白川郷もきっと穏やかな天気なんだろう、と思っていました。
白川郷
……めっちゃ雪降ってるわー。
さすがにちょっと、いやかなり驚きました。世界が違いすぎだろうこれは。天気予報でも特に雪が降る予報では無かったので、いつものジーンズにスニーカーという雪国を完全にナメた格好でやってきたんですが、完全に雪が降らない地域に住む人間の無知っぷりをさらけ出してしまった感があります。
ただ幸いだったのは、風がほとんど無かったため体感温度はそこまで寒くなかったコト。雪がどばどば頭の上に降り積もる以外は歩き回っててもそこまで大変ではありませんでした。
スキーやスノボもやらない(子供の頃に1回行っただけ)ので、こういう雪で埋め尽くされた風景は非常に新鮮。
せっかくなのでシャトルバスで展望台へも。バスはすし詰めの満員、中では日本語よりも中国語が飛び交う異空間となっておりましたが。
展望台からの帰り道は歩いてみたんですが、心なしか雪の勢いが増してきまして、写真撮るとなんかもう遭難寸前みたいな絵面に……。
途中にあった墓地の墓石です。
展望台から戻ったあとはふるd……白川八幡神社にも寄ってみたんですが、ご覧の有様です。
狛犬です。
まぁ、こういう風景を見る機会もそうそう無いと思われますし、これはこれで楽しい気はします。
相倉集落
白川郷の混雑が想像していた程では無く、クルマも渋滞するコトなくめっちゃスムーズに来れてしまったので、白川郷の北にある他の合掌造り集落にも行ってみるコトに。私は今まで行ったコト無かったので。
そして県境を越えてやってきたのが富山県の相倉集落……ってもう一面真っ白やね……。
白川郷を出るくらいのタイミングで雪が弱まってきたので、これで止むかなーと思っていたら、相倉に到着した頃にはなぜか再び雪が強くなってきました。集落が一望できるビューポイントがあるというのでまずはそこに向かってみたんですが、その道中がもはや雪中の塹壕戦のようですらあり、脳内で秋山殿&エルヴィン殿の「雪の進軍」が再生されていたのは言うまでもありません。
そしてビューポイントからの撮影……なんか「雪に閉じ込められた村」という風情で、ここにコナン君が来たら殺人事件が起きるのは確実かと思われます。
あまりにも雪が強くなってきたので、とりあえず昼飯も兼ねて土産物屋さん兼食堂みたいなお店に避難。セットメニュー頼んだらやはりというべきか山菜メイン。これに天ぷらとソバがプラスされたので、ボリュームはかなりのもんでした。
白川郷よりも小さな集落ですが、その分より「人里離れた集落」といった趣はありましたね。
菅沼集落
そして最後に、白川郷と相倉集落の間にある菅沼集落にも寄ってみました。規模としてはここが一番小さいのかな。
この集落、脇を走る国道から全体を一望できるんですが、道路に駐車できるスペースは無いので、ちゃんと集落の駐車場に駐めましょう。
ここに着いたときには雪は弱くなっていたんですが、しかし積もりっぷりは一番スゴかったかもしれん。
軒先のつららも一番スゴイのがあった。
規模が一番小さいせいか訪れてる人はかなりまばらで、落ち着いて写真撮るには良い場所。白川郷は有名になり過ぎちゃったし、観光バスが大量に来ますしねぇ。冬の白川郷へ行くならライトアップを見るという選択肢もあったんですが、どう考えてもメチャクチャ混むだろうというコトで止めたっていう。
しかしまー、名古屋から日帰りで来られて、ここまで違う世界が見られるっていうのはスゴイことですね。日本は狭いけど広い。