※画像多め。記事タイトルに意味はありません。
この記事は、「自宅警備隊西へ その5 関門海峡~門司編」の続きです。
門司港レトロ
門司駅と門司港駅を間違えるという失態を犯した我々は、気を取り直して門司港駅へ。適当なパーキングにクルマを駐め、周辺をぶらぶら。まず駐車場のすぐそばにある、「銀天街」という商店街周辺。確かに、狭い路地とか妙に味のある風景ですが、門司港がウリにしている「レトロ」ってこういう方向性なの……?
営業しているんだかしてないんだか、よくわかんない風情のお店もちらほらと。
看板だけだと、何が食えるのやらまったくわからないところがステキです。
そして門司港駅方面に歩いて行くと、「バナナの叩き売り発祥由来の地」なんてのがありました。
てっきり上野のアメ横とかなのかと勝手に思っていたんですが。
大正時代初期に福岡県北九州市門司区の門司港周辺で行われたのが元祖。 門司港がバナナの叩き売りが有名なのは、バナナを神戸に運ぶためにその過程で悪くなったバナナをいち早く捌くため。また、当時、鉄道の九州の玄関口が門司港だった事。
via: バナナの叩き売り - Wikipedia
でも、私が見て回った限りではバナナが叩き売られておりませんでした。残念。
しかし、門司港では「焼きカレー」というのが名物料理になっているようで、なにやらのぼりが出ていたりもしました。カレー好きとしては非常に気になる一品なのですが、門司駅にて全力でバイキングを食べてしまったため、正直食える余裕がまったくありませんでした。
ただ、もうひとつ目についた「ウニまん」というのがどうしても気になってしまったので、つい買い食いしてしまったんですけど。真っ黒な見た目がアレですが、確かにウニの味がした。
そして海沿いには、まさにイメージ通りのレトロな建物の数々。↓は旧門司税関。
そして、門司港駅がまたレトロ。なぜか噴水つき。駅舎が国の重文なんだそうな。
ただ、レトロな町並みのあたりはかなりの人で賑わっていたんですが、駅のホームはガラガラでした。電車の本数が少ないのか、みんなクルマで来ているのか。
ぐるっと駅を見た後は、再びクルマに戻り移動開始。
犬鳴峠
門司港のあとは太宰府を見に行くつもりだったんですが、興味本位で途中下道を使って、犬鳴峠を通ってみました。心霊現象やら都市伝説やらで有名なとこ。
峠道の途中には、犬鳴ダムというダムが。かつて存在した犬鳴村という集落は、このダム湖の底なんだそうな。
んで、これが現在の「新犬鳴トンネル」。この道、トラックも多く走っており、峠道といっても非常に通行量が多いです。
心霊やら都市伝説やらの舞台となっているのは旧道のトンネルみたいなんですが、そちらは現在通行止めで封鎖されているそうで。通行止め区間まで行って、Uターンできるようなスペースが無いと困るので、旧道をちらっと見ただけにとどめましたが……旧道もぱっと見ちゃんと整備されてますねぇ。
そして、木に隠れるように「警告」と書かれた看板があったので、なんかスゴイこと書いてあるのかなーと思いきや、ゴミの不法投棄に対する警告でした。肝試しに来て、ゴミ散らかすヤツが多いんでしょうかね。
旧道の一部にはガラス片が散らばったりもしていましたが、たぶん地元の悪い子が暴れた後でしょうねぇ。
ここ、ロケーションとしては愛知県の有名な心霊スポットである「伊勢神トンネル」と共通しているところがあって、
- どちらも山道の中にあるトンネル
- どちらも現在ほぼ使われていない旧道があり、そっちにあるトンネルが心霊スポット
- 実は新トンネルでも「出る」という噂も
- でも一番怖いのはそこでたむろしているヤンキー
……と、そんな感じ。伊勢神トンネルでも、肝試しに来た人間がヤンキーに襲われて現金取られた、とかそんな事件ありましたからね。さすがに殺人事件は無かったと思いますが。しかしまぁ、幻の幽霊よりもリアルのヤンキーのが怖いというのは非常に身もふたもない話です。
さすがに伊勢神には「犬鳴村」のような集落の都市伝説があるというのは聞いたコト無いですけどね。ただ、その都市伝説の犬鳴村ではケータイが一切通じないらしいですが、少なくとも新犬鳴トンネルのすぐ隣には、docomoとauの基地局があったことだけは申し添えておきます。
続く。