※このエントリは、アルペンルートを越えて富山・石川に行ってみた その1の続きです。画像多め。
室堂~弥陀ヶ原
室堂からは立山高原バスに乗り、今度は富山側に下っていきます。バスは美女平というエリアまで一気に下りるものと、天狗平や弥陀ヶ原といったエリアで途中下車できるものとに分かれている模様。弥陀ヶ原を見たいという家族のリクエストもあり、途中下車コースで。
弥陀ヶ原は室堂からちょっと下ったところにある高原地帯で、冬は雪にすっぽり覆われ、夏は高山植物がいろいろ見られ、秋には紅葉がキレイなんだそうです。そういやホテルもありました。標高が高いため9月下旬から10月にかけて早くも紅葉のシーズンらしいので、一ヶ月後には大混雑なんでしょうねきっと。
ここの見所のひとつは、ガキの田と呼ばれる池塘があっちこっちにあるところだそうで。
「餓鬼が飢えをしのぐ為に作られた田」に見立ててそう呼ばれているそうですが、「弥陀ヶ原」なんて地名といい、ここはあの世だったりします?
あ、そういや立山周辺には250羽くらいのライチョウがいるらしいんですが、全然見かけませんでした。乗鞍行ったときにはそれっぽい鳥が飛んでたんですけど。時期が悪かったのかなぁ。当然写真も撮れなかったので、代わりにサンダーバードでも貼っておきますね(?)。
弥陀ヶ原~美女平~立山
小一時間散策したあと、再びバスに乗り美女平というエリアまで下ります。このバスに乗るとき、美女平から乗るケーブルカーの整理券を貰いました。ここからどんどん視界がモヤってきまして、道中から見えるはずの日本一の落差を誇るという称名滝はまったく見えず。美女平の展望台はご覧の有様だよ!
まぁ、室堂とかでこんな天気にならなくてむしろラッキーだった、とも言えますけどネ。
そういやこの美女平、客をおみやげ物屋さんに誘導するシステムがすごかった。バスを降りて目の前にある駅の建物入り口のところで、「水まんじゅう」というお菓子の試食品を配ってて。「よろしければどうぞ」なんてモノじゃなくて、有無を言わさぬ勢いで渡されます。そしてそれを受け取って食べると、手元にはまんじゅうが入っていた袋がゴミとして残るワケです。
んで、ゴミ捨て場はまっすぐ正面に行ったところにあります、というので行ってみると、その水まんじゅうを売っているおみやげ物屋さんのところにちょこんとゴミ箱があるワケです。さらにそこで、抹茶味の水まんじゅうの試食を勧められたりもします。しかもその水まんじゅう、味は割と悪くないので、客も試食させてもらった手前「ああこれならみやげに買っても良いか」と思ってしまう素晴らしいシステムでした。
さて今度は立山ケーブルカーに乗車。例によって整理券の番号が呼ばれたら入り口に集合する方式。こっちのケーブルカーはずっとトンネルの中というワケではなく、かつ車両が黒部のやつより新しい。立山ヤベエ。
7分ほどケーブルカーに乗れば、立山駅に到着です。
立山~富山
電車を使った旅ならば、立山駅から富山地方鉄道に乗る形になるかと思います。私らはクルマを回送してもらっていたので、立山駅前にある旅館でクルマを受け取ります(回送業者と提携している旅館にクルマとカギが預けられている)。……んが、立山駅のホームをちらっと見たら、なんかとても懐かしい電車が居ました。
これは西武のレッドアロー号(昔の)じゃなイカ……!子供の頃、これ乗って秩父に行った記憶ありますよ。なんとこんな場所で再開しようとは。一部車両を富山地方電鉄が譲り受けて走らせているんですね。いやー、懐かしいモノ見た。
そしてクルマを受け取り、富山方面に。なかなかの田舎っぷりにウキウキしていると、今度はなんか関西の方で見たコトあるような電車が走ってました。
こちらは元京阪電鉄の車両とのこと。なんという混成部隊。楽天イーグルスか。ていうかこの駅、駅舎の朽ち果てっぷりも結構パネェ気がするんですけど大丈夫でしょうか。ホーム草生えてるし……。
富山駅
富山市街地到着後、富山城的ななにかを見物しつつ、富山駅からちょっと離れたホテルにチェックイン。その後、ぶらぶらと富山駅の方に行ってみました。
富山って割と地味なイメージがありますが(失礼)、「true tears」や今だと「ゆるゆり」の舞台が富山なんですね。ただ、私はどちらの作品も見たコトがなく、どこが聖地なのかもとんとわかりません。わかっているコトといえば、「\アッカリ~ン/」という効果音が一部界隈で流行っているコトくらいです。
んで、富山の市街地を走っている路面電車に環状線が存在してるコトを知り、ちょうど宿泊するホテルの目の前も通るため、それに乗って帰るコトにしました。そしたら、なんかどえらいカッチョいい車両が来てまったんだわ。
その一方で、↓こんな電車も走ってるんですけどなんなんですかこのギャップは。
このカッチョいいヤツは2009年12月に導入された「セントラム」という車両だそうですが、内装もモダンで窓も大きく、すっかり気に入ってしまいました。この近未来っぽさがたまらん。これ愛知県でも走らせてくんないかな……。
もうちょっとだけ続く。