大須は萌えているか?

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新春関東乗り鉄初詣ツアーに行ってきた話 後編

前回の記事からの続きです

千葉 〜 成田

青春18きっぷを購入しての普通列車の旅で名古屋から関東までやってきて、千葉にて一泊したあとは成田方面に向かいます。千葉駅を利用するのも初めてだったんですが、このあたりを通る鉄道を利用するのもちょっと記憶に無いレベル。でも成田なんて行ったら近くに空港もあるんだし電車の本数は多いんやろと思っていたら、思いの外少なくてビビりました。6時20分くらいに千葉駅のホームにたどり着いてみたら、次の電車の出発まで30分近くあるし。ちゃんとダイヤ調べずにホテルを出てしまいましたすいません。

成田までは普通電車で30分くらいだったんですが、ここから向かう場所といえばそれはもう成田山になります。駅から歩いて10〜15分くらいでしょうか。

成田山といえば、愛知県民的には犬山にある成田山が真っ先に思い浮かぶワケですが、犬山成田山はこの千葉の成田山新勝寺の別院というコトになります。成田山って交通安全祈願のイメージが強くて、一昔前は愛知県内で成田山のステッカーを貼っているクルマをなかり見かけたもんですし、今は亡き名鉄パノラマカーにも成田山の御札が飾られていたコトを思い出します。なんでそこまで交通安全のイメージが強くなったのか知らなかったんですが、ググってみると大阪にある成田山のWEBサイトに以下のような説明がありますね。

千葉県成田市にある『成田山新勝寺』を大本山とした関西唯一 の別院で、大阪府寝屋川市にある寺院です。日本で初めて人車一体の交通安全を祈念し、専用の祈祷殿を設けた事から『交通安全祈願の成田山』として知られています。

via: よくあるご質問 | 成田山不動尊(成田山大阪別院明王院)[交通安全祈願 諸願成就

ここで『日本で初めて人車一体の交通安全を祈念し、専用の祈祷殿を設けた』と言っているのが大阪の話なのか千葉の話なのかがよくわかりませんが、愛知県でも交通安全のイメージが強いところを見ると千葉の成田山の話なのかな。

成田山って以前に『ブラタモリ』でも取り上げられていたような気がしますが、初詣客の多さがスゴイみたいな話があったような……私が訪れたのは1月5日の朝7時過ぎですが、境内は人もまばらで落ち着いた感じでしたね。

しばらく境内をぶらぶらしてみたんですが、その広さには驚きます。前の本堂や、前の前の本堂が残されているのも面白い。あと、江戸時代に七代目市川團十郎が奉納したという額堂も印象的。大きな公園も隣接しているので、時間潰そうと思えばかなり潰せちゃいそう。

成田 〜 香取 〜 鹿島

成田山に参拝したあとは、千葉と茨城の県境くらいに位置する香取神宮を目指します。ここ、以前に鹿島神宮へ行った際に一緒に訪れたかった場所なんですが、電車でのアクセスがあまりに不便なため断念したという場所。今回も成田からのアクセスを調べてみたんですが、電車がだいたい1時間に1本しか無い。そして、今度こそ香取と鹿島をセットで巡りたいと考えていたんですが、香取から鹿島神宮方面へ向かう列車がお昼の時間帯は2時間に1本程度しかありません。

香取神宮の最寄り駅は香取駅なんですが、この駅からだと徒歩で30分程度かかる模様。また、この駅は小さな無人駅で、バスやタクシーを使いたいなら香取の手前の佐原駅で降りるのが正解みたい。ただバスもそんなに本数が多くなく、なるべく時間をロスせずに乗り継いでいくにはどうすればいいか、なかなか頭を使います。まあ佐原駅香取神宮の往復ともタクシー使っちゃうのが一番ラクで確実なんですが、ダイヤとにらめっこした結果

というスケジュールをトライしてみるコトに。貧乏旅行であるがゆえにタクシーにはあまり頼りたくなかったんですが、佐原駅から香取神宮まではタクシー使うのがベターであると考えました。ただ、タクシーに乗り込んで走り出したあと、運転手さんが「香取神宮って向かう道が一本しか無いから、お正月はすごく渋滞しちゃうんですよ。昨日も結構ひどかったから、もし渋滞がひどいようならそこで降りてもらったほうが良いかも」なんていう話をするもんだから、「ひょっとして自分の思い描いたスケジュール、早くも破綻……?」とビビリ散らかしていたんですが(もし香取駅10:22発に間に合わない場合、次の列車は2時間後)、しかし幸運なことに渋滞に巻き込まれることはなく香取神宮までたどり着けました。駐車場は混み合ってて、10台くらい駐車待ちの状態になっていましたが。ひょっとすると、午後くらいになるとかなりの渋滞になっていたのかもしれない。

そんなワケでついに訪れることのできた香取神宮ですが、鳥居の向こうの参道にも出店がいっぱい並んでおりました。参道がまっすぐでなく、クネクネしていたのも特徴的。

香取・鹿島は伊勢と並んで古来より「神宮」と称されているだけあって、やはり訪れる人は多いんでしょうね……ってそのわりになんで公共交通機関の便がここまで悪いのかは謎ですが……。まあこのへんはクルマ社会だから、っていう話なんでしょうけど。

参拝したあと、奥宮にも立ち寄ってみましたが、こちらは小さな社があるひっそりとした場所でした。ここから北に向かって歩いて香取駅へ向かったんですが、このあたりの道も神域のような雰囲気があり良かったです。あと、香取駅近くには神道山古墳群というのがあったんですが、この山も香取神宮の所有地となっているようで。

香取神宮大和朝廷の関係を考えると、この古墳群に埋葬された人々というのもその当時東国支配を任されていた権力者なんだろうか、と思ったりもしますがどうなんでしょうか。

結局少し余裕を持って香取駅にたどり着くことができ、鹿島神宮へと向かいます。列車の所要時間は17分なのであっという間。鹿島神宮自体は前にも一度来たことがあるんですが、香取まで来たなら一緒に参拝するべきだろうと。香取神宮よりもこっちのが混雑している感じがしましたが、拝殿はなにやら改装中の様子でした。

さらに奥に進んでいくと奥宮がありますが、こちらはかつて徳川家康が本宮として奉納したものだったというコトで、かなり立派な作り。そのせいもあってか、参拝待ちの行列が出来ていました。香取神宮の奥宮とのギャップがすごい。今年の大河が徳川家康だから、というのもあるんでしょうか(?)。

鹿島 〜 大洗 〜 東京 〜 大月

鹿島神宮までやってきたとなると、やはり大洗まで足を伸ばしたくなるというもの(?)。そこで鹿島臨海鉄道の時刻表を調べてみると、お昼は2時間に1本しかありません。ほんとこの辺、鉄道の本数が少なすぎる……。時間を持て余したため、鹿島神宮の周辺で昼食をとることに。ぱっと見近くに食事がとれそうなお店が見当たらないんですが、Google Mapで調べてみると少し歩いたところにとんかつ屋さんがあったので、そこで食事にしました。

大洗までは鹿島臨海鉄道を利用することになりますが、18きっぷは利用できないため別途切符を購入。大洗までで1300円となかなかいいお値段します。大洗まで行ったら当然大洗磯前神社に参拝したいワケですが、ひとつ問題があって磯前神社って駅から結構遠いんですよね。すでに朝から結構歩いているので、駅から磯前神社まで往復を歩くのはちょっとしんどい。そこでバスを調べてみると、大洗駅からちょっと歩いたところにあるバス停から磯前神社方面へ行くバスがちょうど良いタイミングで出ているようだったので利用するコトに。

具体的にいうと、鹿島臨海鉄道鹿島神宮12:40発の大洗13:37着、そして「大洗駅入口」のバス停13:53発の那珂湊駅行きのバスに乗る感じです。「大洗駅入口」のバス停は駅前のロータリーではなく、ちょっと歩いた場所にあるので注意。

バスで磯前神社(バス停「大洗神社前」下車)までは10分ちょいくらい、運賃は240円でした。磯前神社も結構賑わってましたねえ。駐車場も満車だったみたいで、入場待ちのクルマが行列作ってました。駐車場を一切期気にしなくて良いのは公共交通機関のメリットだなあ。そして大洗は相変わらずブレてなくて安心しました(?)。

参拝したあとはガルパンサウンドトラックをBGMに聴きながら大洗駅まで歩いたんですが、あちこちのお店の前にキャラクターの立て看板があるのも変わらず。鹿島神宮で待ち時間なく列車に乗れていたなら、大洗で昼食にしたいところだったんですけどね。せめて大洗名物「みつだんご」でも食べようかと「味の店 たかはし」さんの方へ歩いてみたんですが、この日はお休みだったようで断念。そのまま大洗駅に戻ったんですが、水戸までの列車はガルパン車両だったので結果オーライ。

水戸からは常磐線に乗り換えて上野まで乗っていきます。2時間ちょっとの乗車となるので、再びグリーン券を購入。東海道本線グリーン車は混雑してましたが、今度は空いてて快適でした。長時間乗車する場合、やっぱりテーブルやドリンクホルダーのあるシートだと楽ですねえ……。

常磐線って途中に牛久も通るもんだから、牛久大仏って立ち寄ることできないだろうかと考えたりもしたんですが、調べてみると牛久大仏も駅からかなり遠いんですね。バスはあるようですが本数が少なく、バスでも片道20〜30分くらい掛かるようなので断念。あんまり時間に余裕も無かったですし。北関東であちこち回ろうと思ったら、やはりクルマが無いと難しいな……。

東京に近づくに連れ暗くなっていく車窓を眺めながら、BGMに結束バンド『ひとりぼっち東京』などを聴いていたんですが、ふと思い立って上野から山手線に乗り換えて秋葉原で下車、そこから電気街を物色……するワケではなく、しばらく歩いて江戸の総鎮守たる神田明神へ。参拝ツアーなので。

ただ、ちょうど仕事上がりのサラリーマンでごった返す時間帯にぶつかってしまったようで、クッソ混んでました。鎌倉以来の人混み。参拝後は御茶ノ水駅まで歩き、そこから一度東京駅へ。そして晩飯としてラーメンストリートで六厘舎のつけ麺を食べ、

再びホームに取って返し中央線に乗り込みます。乗るのは19:55発大月行き。この日の宿、大月に取っていたので。この東京から一本で大月まで行けてしまう通勤電車の存在は知っていましたが、まさかこれを端から端まで乗り通す日が来ようとは。中野とか三鷹に住んでいる人が酔っ払った状態でこれに乗車して、寝過ごしたりしたらメチャクチャな悲劇ですよね。御茶ノ水から一度東京まで来たのは、混雑するのが分かっていたので確実に座りたかったから、という話でした。さすがに大月につく頃にはそれなりに空いていましたが、八王子あたりでもまだ立ち席の人が居たりして、ホント東京は人が多いなあ……と。

大月 〜 茅野 〜 上諏訪

大月に宿をとったのはなぜかと言うと、帰りは中央本線ルートで名古屋に戻ろうと思ったからです。名古屋 〜 東京間を東海道本線中央本線でぐるっと回るルート、一度やってみたかったんですよね。まさか普通列車でやることになるとは思いませんでしたが。大月からの列車は空いてるやろ、とタカをくくっていたんですが、途中からはかなりの立ち席が出るくらい混雑してビックリ。大月7:21発の列車だったんですが、考えてみたらこれ8時過ぎくらいに甲府に到着するので、甲府へ通勤・通学する人たちががっつり乗車するんですね。大月から甲府に向かう中で、甲府盆地を一望できるような車窓もあって、こんな風景見ながら通勤できるのはちょっと良いかも、なんて思いました(毎日見てたら飽きるのかもしれませんが)。

私はというと、まっすぐ名古屋に戻るのもなんなので、途中諏訪大社に寄ってみるコトに。そもそも諏訪大社って今まで行ったコト無かったですし、『逃げ上手の若君』面白いですし(?)。

ただ、アクセスを調べてみると、諏訪大社というのも公共交通機関でのアクセスがあまりよろしくない。そもそも諏訪大社というのは上社と下社に分かれており、それぞれ最寄り駅が異なるようなんですが、本宮があるのは上社のほう。上社の最寄り駅は茅野駅になり、下社の最寄りは下諏訪駅。大月方面から向かった場合茅野駅のが手前にあるので、そんなら茅野で降りて向かえば良い……んですが、茅野駅から本宮の手前にある「前宮」まで1.2km、そして前宮から本宮までが1.5kmほどあるらしい。そして茅野駅からのバスは無い模様。

茅野の次の駅である上諏訪からは何系統かバスが出ているようなんですが、まあこの日は諏訪大社に寄ったらあとはひたすら電車に乗るだけなので、茅野から歩いてみることに。長野県はさすがに肌寒く感じましたが、しかし晴天で風もそんなに無かったのはラッキーでした。ていうか、今回の旅行は三日間通して天気には恵まれましたね。Google Mapの案内を頼りに歩いたんですが、途中歩道がない(でもクルマの交通量は結構ある)道があったり、歩道に雪が残っていたりしたのは少々難儀しました。自分が住んでいる場所(愛知県尾張地方)って年間通して雪が降るのはかなり稀なので、雪道歩くの慣れてないのです。

そんなワケで歩行ペースがやや遅くはなりましたが、茅野駅からだいたい30分くらいで前宮に到着。この鳥居のすぐ向こうに社殿があるのかと思いきや、もう少し上り坂を歩いていく必要がありました。

前宮からさらに30分弱歩いていくと、本宮に到着。「本宮」って「ほんぐう」って読むのかと思いきや、「ほんみや」って読むんですね。あんまり予備知識もなしに行ってしまったのでアレなんですが、この本宮ってかなり独特な作りになっていて、そもそも「本殿」と言われる建物が無く、表参道(東参道)から鳥居をくぐって布橋というところを通っていく左手に東宝殿と西宝殿という建物があり、これが一般的な神社でいう本殿にあたるという話。

参拝する場所はこの宝殿の前を通り過ぎて、左手奥にある門をくぐってぐるっと回り込んだところにあるもんだから、なんの知識も無いと参拝所の奥にある建物が本殿なのかなと思ってしまいます。ていうか思ってました。7年に一度行われる御柱祭の際に片方の宝殿が新しく作り替えられ、その新しい宝殿に遷座するというワケですね。それにしても不思議な境内……。

諏訪大社上社本宮境内図 - Map of Suwa Shrine, Kamisha Honmiya.png
Pat457 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

諏訪大社のそれぞれの社には、それを取り囲むように御柱が立てられてもいますが、本宮一之御柱は記念撮影している人も多かったです。

あと、立派な神楽殿もあるんですが、そこに置かれていた太鼓がまたメチャクチャ立派なやつで驚きます。

諏訪大社のWEBサイトの説明によると

楽殿は文政十年(1827)の建立で、色々な神楽が連日行なわれていたようですが、残念なことにその神楽は現在絶えております。中にある大太鼓は江戸時代のもので、唯今では大晦日のみ打つことにしております。

via: 諏訪大社上社本宮 - 信濃國一之宮 諏訪大社(公式サイト)

というコトだそうで。大晦日にこの太鼓打っているところちょっと見てみたい気もします。

そしてここからの問題として、駅までどう戻るかという話になります。徒歩で来た道を戻るのは正直かったるい……というコトで、北参道のほうにあるバス停からコミュニティバスを利用するコトに。本数がそんなにあるワケでは無いので事前に時間を確認しておくのがベスト(ググれば時刻表が見つかります)ですが、わりと良いタイミングでバスに乗れました。茅野駅に向かうバスは無く、隣の上諏訪駅に向かうコトになりますが。また、自分が乗ったバスは諏訪湖の湖畔をぐるっと回るルートを通るものだったので、上諏訪まで40分以上かかりました。ただ、諏訪湖周辺の景色が良いので退屈はしませんし、それだけの時間乗っていても料金は一律150円という安さなので文句は無いです。

諏訪湖が全面結氷したときに出現するという「御神渡り」も見てみたいところですが、近年は全面結氷しない年が増えてきているみたいですねえ。地球温暖化の影響がここにも……。

上諏訪 〜 下諏訪 〜 名古屋

上諏訪駅にはホームに足湯があり、思わず浸かりたくなったんですがタオル持ってなかったのでパス。

ここから再び列車に乗り、1駅隣りの下諏訪で下車。なんで一駅で降りるかといえば下社のほうも巡りたかったからですが、下社の春宮・秋宮は駅からそんなに離れているワケでは無いので、そういう意味では少し気は楽です。とはいえ、駅から秋宮〜春宮と巡って駅まで戻ると、それなりの距離にはなりますが。

最初に秋宮のほうへ行ったんですが、ここも神楽殿がとても立派。この奥に拝殿があります。

ここから北西に1kmちょい離れた場所にある春宮も神楽殿が手前にあり、奥に拝殿がある形。

 秋宮と対を成しているような感じですが、以下の記事などを見るとちょっと納得。

ここ下諏訪には下社の2宮(春宮・秋宮)がありますが、最初に鎮座したのは春宮とされています。その後建て替えが計画された際、高島藩より両社に同じ図面が与えられたため、ほぼ同時期にほぼ同じ構造を持つ社殿が諏訪地方の2つの異なる流派の宮大工集団によって建てられ、両宮は彫刻で技が競われたとされています。

via: 諏訪大社下社春宮・下社秋宮 | 下諏訪の観光・旅行情報【おいでなしてしもすわ】

そして半年に一度、春宮と秋宮の間で遷座が行われるとのコトで、それぞれ春と秋に神様が遷されてくるから春宮・秋宮っていうんですねえ。こんなふうに2つの社の間で、半年に一度遷座が行われるっていうケースは初めて聞きましたが、他に同じような風習のある神社ってあるんでしょうか。上社・下社ともに極めて独特な感じのする場所でした。今回は駆け足で回ってしまいましたが、もうちょっとここら辺の歴史を勉強して、改めて訪れてみたい場所ですね。

春宮から下諏訪駅に戻ったあとは、松本方面の列車に乗って塩尻で下車、そこからは中津川行きに乗り名古屋方面へと向かいます。塩尻での乗り換え時間をちゃんと確認していなかったので1時間近く乗り換え待ちの時間が生じてしまい、他になんか面白いルートが無いか調べていたら、辰野まで行ってそこから飯田線豊橋まで行き、東海道本線で名古屋に戻るというルートがギリギリ成立する(名古屋に午前0時前に到着できる)コトに気づいてしまったんですが、ちょっと疲れてもいたのでさすがに止めました。飯田線を端から端まで乗るというのも興味はあるので、そのうちやってみたくはありますが……それにしても飯田線は駅の数が多いので、所要時間が半端ないですね。

塩尻駅でやや暇を持て余したので、ホームの端にあったぶどう園(本当にぶどうを栽培しているらしい)を覗いてみたんですが、さすがに冬なのでぶどうはありませんでした。

塩尻から中津川の列車は空いているかと思いきや、意外と人多かったですね。しかも、中津川まで乗り通している人も結構居ました。なんなら、中津川からさらに名古屋まで乗り継いでいく人もそれなりに(私もその一人ですが)。この区間は特急しなのが走っており、それに乗れば名古屋まで2時間くらいで到着できる(普通列車を乗り継いだ場合はほぼその倍かかる)んですが、世の中意外と物好きな人が多いんですね(私もその一人ですが)。

なんやかんやで名古屋には夜19時くらいに到着した感じですが、二泊三日で特急は使わない旅行だったコトを考えるとかなり回れたほうなんじゃないかと思います。可能な限り立ち寄る場所を増やそうとした結果、駆け足気味だったのは否めませんが。どうも私の場合、旅行に出ると一箇所でゆったり過ごすよりもあちこち動き回るほうが性に合っているようです。その代わり、家に戻ると引きこもり生活になるんですが。

18きっぷの旅も思いの外楽しめたので、また別のエリアにも18きっぷでの旅を考えてみても良いかもしれません。若い頃はクルマで出かけるほうが好きだったハズなんですが、年取るにつれどんどんクルマの運転が億劫になっているような……知らない土地を運転するのって結構疲れますしね。

なお、旅の終わりに名古屋駅麺通りに出店している「井の庄」でつけ麺食べました。前日は東京駅でつけ麺食べたのに、なんでまた同じようなものを食べているのか自分でもよくわかりません。まあ美味かったでの良し。