大須は萌えているか?

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トヨタのモータースポーツフェスに行ってみた その1

※画像多めです。

若者のクルマ離れが深刻化しておりますが、俺のクルマ離れも割と深刻だったりします。いやもちろんクルマには乗っているんですが、最近はすっかりサンデードライバーと化し、たまにノーマルのおっさんセダンをATでトロトロ運転する程度です。

F1はしぶとく見続けていますが、クルマ全般の話題に関してはもうかなり興味を失ってしまってます。昔はカーグラとかインプレッサマガジンとか買い漁ってたんですが、今ではクルマの雑誌も買いません。なんでここまで興味を無くしちゃったかというと、スポーツカーが廃れて興味のあるクルマが無くなってしまった、現行のインプレッサはカッコ悪い、クルマ以外の趣味の方が楽しくなってきた、カネが無い等々の複合的要因。

そんな折、知り合いから「トヨタモータースポーツフェスティバルが富士スピードウェイであるから見にいこまい」と誘われました。正直、「えー、トヨタオンリーイベントぉ?」と気乗りしなかったんですが、去年もイベントに行ったという知り合いから「いや面白いから」と説得され、まぁ話のタネにはなるか、と行くコトにした次第。

TGRFの朝は早い

このイベント、正式名称は「TOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL(TGRF)」。長い。愛知県からだと富士スピードウェイって結構遠いので、ある程度早めに出なきゃいけないだろうなー、とは思っていたんですが、指定された集合時間は土曜の深夜。そこから夜通し走って、夜明け前には富士スピードウェイに到着する予定とのこと。

なんでそこまでせにゃならんの、って話なんですけど、駐車場の確保、イベントの参加申し込み諸々を考えるとその方が良いとのこと。そーゆーもんなのか。そんなワケで、午前5時前には富士スピードウェイのゲート前に到着してました。ちなみに、ゲートオープンは午前6時。それでも、結構な数のクルマが既に集まっててビックリ。

ゲートオープン後入場手続きを済ませて、そそくさと駐車場にクルマを駐めてグランドスタンド方面に移動。あ、ちなみにイベントのチケットは前売り券で2,000円、当日券で2,500円。駐車料金が1,500円でした。

ちょうど朝焼けがキレイだったんだコレが。

グランドスタンド裏に辿り着いてみると、いきなりそこにはF1マシンが。

これ、ただの展示用ではなくて、中学生以下の子供を対象としたコクピット乗車体験用に用意されたマシン。私も中学生のフリして参加したかったんですが、どう見てもおっさんです本当にありがとうございました。

あと、「ドライビングシミュレーター」なるものも用意されてました。

思い切りグランツーリスモだね!富士スピードウェイをFT86で1周走行する設定になってました。

それはさておき、まずは「体験プログラム」の参加申し込みをします。このフェスティバルの最中、本コース上では様々なクルマの走行イベントが行われてるんですけど、その一方でドリフトコースやショートサーキットの方では実際にいろんなクルマを運転したり同乗したりできる体験プログラムが実施されているそうで。

んで、プログラムによっては先着順となっているものもあるそうで、その受付開始がゲートオープンと同時。そして人気のあるプログラムはすぐに受付終了となってしまうそうで。つまり、モノによっては朝イチで来ないと申し込みすらできないという鬼畜仕様。ううむ。

そんなワケで、とりあえず先着順の「ライトフォーミュラ体験」というのに申し込んでみました。これ、別途参加費1,000円とMT免許が必要。体験プログラムは別料金が掛かるものが多いので、参加を考えるならばお金は多めに持って行く必要がありますね。

今と昔のスーパースポーツ

ライトフォーミュラ体験のスタートまでちょっと時間があったので、もうちょっとグランドスタンド裏をぶらぶら。最終コーナー寄りのエリアには、トヨタ車のオーナーズクラブの人たちが持ち込んだ展示車両が。まだゲートオープン間もないタイミングだったので台数はまばらだったんですが、

なんかさらりとLFAが居た……。ていうか3台も居た……。

2000GTも居た……しかもピッカピカ……。LFAと2000GTて、新旧スーパースポーツそろい踏みって感じですね。

エンジンルームに輝く「ヤマハ発動機」のプレート。「ヤマハ2000GT」と揶揄される所以。

ライトフォーミュラ体験

そうこうしている間にライトフォーミュラ体験のスタート時間が近づいてきたので、会場となるドリフトコースに移動。

ライトフォーミュラというのは、軽自動車のエンジンを搭載した超小型フォーミュラカー。左手シフトの5速MT搭載。見た目はなんだか「でっかいチョロQ」といった感じ。

この体験走行では、先導車についていく形でドリフトコースを3周できます。全開走行できないのは残念ですけど、まぁリスクを考えたら仕方無いところではあります。ヘルメットと手袋は貸して貰えるので心配無用。

走行前に簡単に説明を受けて、あとは自分の走行順を待ちます。マシンは3台用意してあって、その3台が先導車につらなって走るスタイル。いよいよ自分の番になり、乗車。ステアリングの脱着とシートベルトはスタッフの方がやってくれます。シートは前後位置調整できるようになっているので、ペダルに合わせてポジションを調整。

ペダルはもちろん3ペダルなんですけど、フォーミュラらしくアクセルとブレーキがかなり近い。これ、ヒール&トゥというよりトゥ&トゥじゃないとシフトダウンうまくできないよね……。この日、まさかこんなクルマ運転するとは思ってなかったので底の厚い靴を履いており、ペダルを踏み間違えないようにするので精一杯でした。

あと、シフトはかなりのショートストロークなんですけど、結構固い。かなりクセがあって、慣れないと操作が難しい。さらに注意すべきはブレーキで、ブレーキサーボが無いのでかなり力入れてペダルを踏みつける必要があります。じゃないとクルマ止まらない。これ、慣れないとかなり恐怖。

でも、実際運転してみると楽しいこと楽しいこと!ステアリングの応答はとてつもなくリニアでくいくい曲がるし、やや速めにコーナーに入れば横Gをダイレクトに感じるコトができる。アクセルも踏んだだけポンと加速するし、もー爽快過ぎて笑える。小さくてもちゃんとフォーミュラしてますよ、このクルマ。1台欲しいくらい。

なんだか久しぶりに、「運転する楽しさ」を満喫できたよーな気がします。

……長くなってきたので続く。

トヨタのモータースポーツフェスに行ってみた その2 - 大須は萌えているか?