いよいよ始まりました、F1日本GP。金曜日のフリー走行は観戦できませんでしたが、土曜日は再び鈴鹿に行って来ましたよ。
予選結果：
2012 FORMULA 1 JAPANESE GRAND PRIX - The Official F1 Website
予選後ドライバーコメント：
Qualifying - selected team and driver quotes - The Official F1 Website
予選後記者会見：
FIA post-qualifying press conference - Japan - The Official F1 Website
秋らしくはありましたが
鈴鹿の空には秋らしいうろこ雲が広がっていたんですが、いや暑かった。ただ、予選も後半になってくると雲が多くなってきて日光が遮られたので、それなりに涼しく過ごせました。決勝はどういう天気になりますか。
それと、予選でも人の多いこと多いこと。場内アナウンスによると、午前中だけで入場者5万人超えだとか。なんでこんなに熱心なファンが居るのに、日本のスポンサーはからっきしなんだと思ったりもしますがそれはさておき。
今年は1コーナー付近からの観戦なんですが、これはもちろんDRSを使ったオーバーテイクシーンを見物したいから。
ベッテルがポール
ほいでもって予選なんですが、まぁとにかくレッドブル速かったですね。Q3のベッテルのアタックは文句無し。タイム見るとレッドブルが突出してて、なんとか食い下がったバトンはギヤボックス交換のペナルティで5グリッド降格。予選結果だけ見ると、レッドブルが勝って当たり前のレースですね。
鈴鹿サーキット50周年ってことで、予選後の記者会見で鈴鹿のベストパートはどこ？という質問をベッテルにしてましたが、ベッテルはS字を上げてますね。それから、鈴鹿の「クレイジー」なファンも(いい意味で)。
I think you have to say the first sector, up the Esses, obviously we don’t have that kind of combination in Formula One elsewhere. I think it’s unique. I think this place in general is quite special with all the fans around the track.
via: Sebastian Vettel：FIA post-qualifying press conference - Japan - The Official F1 Website
ベッテルはとにかく鈴鹿を得意としている印象で、これで日本GP4年連続ポール。レッドブルのマシンも鈴鹿に向いているんでしょうが、ベッテル自身も相性が良いんでしょうね。個人的にはウェバーさんにも頑張って欲しいんですが、まーなにもトラブルがなければベッテル・デーになりそうな決勝です。
なぜフェラーリは……
ただこれ、アロンソにしてみればいよいよ安心できない展開なワケで、ましてや今回フェラーリの予選がイマイチだったので尚更です。アロンソとしてはレッドブルに真っ向勝負は難しいとしても、ひとつでも上でフィニッシュすることが重要なワケで。彼がどこまで順位を上げられるかも要注目。
ところで、今回マッサがかなり好調に思えたんですけど、ポンとタイムを出したQ1とは打って変わって、Q2ではタイムが伸びずあっさりノックアウト。本人曰く、ソフトのニュータイヤ履いたらおかしくなったってコトらしいんですが、正直なんだそりゃー、という感じです。
マクラーレンやメルセデスもなんだかな
ただ今回、ハミルトンも低調でしたねぇ。「今シーズンで一番ガッカリな予選」と本人がコメントしてますが、このままだといよいよアロンソとベッテルの一騎打ちの様相が濃くなってきますねぇ。ただハミルトンもこのまま諦めるタマじゃないと思うので、こちらも決勝注目です。
一方のバトンは5グリッド降格があるもののタイム自体は悪くなく、こちらは結構鈴鹿と相性良くなってる感じしますね。去年は勝ってるし。ハミルトンは未だ鈴鹿未勝利。この辺もなんか面白い。
2度目の鈴鹿ラストランになるミハエルは、なんとかQ1をハードタイヤで切り抜けたものの、Q2ではタイムが伸びずノックアウト。シンガポールからの10グリッド降格も含めて、最後尾スタート。鈴鹿最後のレースがこれというのも冴えない話ですが、タイヤはかなり温存できてるハズなんで見せ場を作ってくれるコトを期待。
可夢偉ががが
そして期待してた可夢偉はなんと3番手スタートという、期待以上の予選結果。レッドブルとマクラーレンが良さそうに見えたので、5番手以降かなと思っていたんですが。ライコネンのスピンによるイエローでどうなるかヒヤヒヤしていたんですが、お咎めなしで一安心。
今までツキに恵まれてない可夢偉ですが、予選では運も味方しましたね。あとは決勝でもこれが持続してくれれば……。ただ、隣がグロージャンというのが一番の懸念材料……！
決勝ではもちろん後ろに居る赤いクルマや銀色のクルマやチームメイトも怒涛の勢いで追いかけてくると思うので、どこまで踏ん張れるか。ていうか、まず無事にポジションをキープして1コーナーに飛び込めるか、っていうね。
しかし日本GPでの3番手スタート、期待しないワケにはいきません。ドキドキしながら1コーナーで見守りたいと思います。
