※画像多め。この記事は、F1[12]日本GP 木曜日～ピットウォーク編の続きです。
東コースウォーク
ピットウォークを楽しんだあとは、その足で「東コースウォーク」へと向かいます。これはその名の通り、鈴鹿サーキットの東コースを歩けるというもの。明日からF1マシンが走るってときにコース上を歩けるって、なんだかドライバーのコース下見のよーな気分。実際、ミハエルとかコース下見してましたしね。
これ、コースのすべてを歩けるワケではなくて、真ん中あたりでパイロンとロープでエリアが区切られています。東コースウォーク参加者はコース左側を歩き、右側は車両や関係者が使用するエリア。なので、もしコースを下見するドライバーを見かけても突撃してはいけません。あと、芝生や縁石の上を歩くのもNG。
そして1コーナー到着。実際コース上に立ってみると、結構なバンクが付いているコトに気づきます。
思わずセナとプロストが飛び出していった方に歩いて行きたくなりますが、NGです。
あと、1コーナーの縁石はギザギザの段差が付いているんですね。知らんかった。
S字の縁石は段差の無いタイプ。
こうしてみると、まさに「S字」ですね。
S字2個めから3個め、この辺結構な上り坂。コースを歩くとコースの高低差がほんと良くわかります。ドライバーが歩きや自転車でコースを下見する理由も納得できるというもの。
逆バンクから後方を振り返る。ここが一旦坂の頂点になっていて、しかもバンクが無いフラットな路面になっているので、クルマで走るとあたかも逆にバンクが付いているように感じるから「逆バンク」。
そして東コースはダンロップコーナーのとこで最終コーナーへのショートカットに入り、おしまい。最終コーナーからホームストレートは下りなので、最終コーナーからシケインを撮ってみてもなにもわからない……。
ピットレーン入口はこんな感じ。狭い。
そんなワケで東コース一周完了です。
鈴鹿を駆け抜けたF1マシン展
ピットウォークは結構な人が来ていたものの、さすがにマシンの走らない平日なのでGPスクエアは人がまばらです。でもショップや展示はすでにオープンしているので、買い物したり見物したりするにはもってこい。
そんなワケで、GPスクエアで開催されている「鈴鹿を駆け抜けたF1マシン展」を見物。
展示されてるのはホンダ絡みのマシンばかりですが、まぁ鈴鹿のF1といったらやはりホンダですね。
手前にあるのはホンダ第一期F1で活躍したRA300。ジョン・サーティースの手により優勝も経験したマシンですが、これって鈴鹿を駆け抜けたことあるんですか？イベントでは走ってるだろうけど……？
でも、このエキゾーストパイプはそそりますねぇ。
お次はロータス100T。今のロータスとは違うんです。ピケと中嶋が乗っていた……あ、ジュニアじゃなくて親父のほうですね。前年、ウィリアムズ・ホンダでタイトルを獲得したピケが移籍してきたので、中嶋のカーナンバーは「2」。F1で前年チャンピオンのチームメイトになった経験を持つのは中嶋悟だけですね。
そしてあまりにも有名すぎるF1マシン、マクラーレンMP4/4。16戦中15勝というチートすぎる性能を発揮し、セナが初王者に輝いたマシン。このつるぺたっぷりがたまらない。
こちらはティレル020ホンダ。ティレル020はBスペック、Cスペックまで作られ足掛け3年使用されましたが、これは1991年の中嶋が鈴鹿ラストランを飾ったマシン。93年の020Cはヤマハエンジンを載せて右京がドライブしてたこともあり、日本人には馴染み深いマシンですね。
今度はジョーダンEJ12。琢磨が鈴鹿で入賞した印象が強いマシンですが、このときのジョーダンは絶賛衰退中でありトータルの成績はぱっとしないマシンでもありました。ちなみに、この個体は琢磨がドライブしたものではなく、展示用の車両だそう。
琢磨といえばジョーダンよりもBARってことで、BAR007も展示されてます。琢磨にとってはいい成績を残せなかったマシンでもありますが……。表彰台上ったのは、この前年の006。
最後に、スーパーアグリSA07。ホンダRA106と酷似してるとして、問題視されたマシンですね。隣のBARと比べても、まぁこれは問題視されるの当たり前だよねというか何というか。
しかし、スーパーアグリのマシンもなんだか今となっては懐かしいと感じてしまいます。時の流れは速いのぅ……。
ホンダコレクションホールによく足を運ぶって人には目新しさが無いかもしれませんが、普段そういうとこ行かない人はぜひ見物してみてください。ここにあるマシンだけでも、F1の歴史が垣間見えて面白いですよ。
ちなみに、この記事は鈴鹿に向かう近鉄車内で書いてたりして……昨日お酒に付き合わされて寝坊したのは秘密。まぁ予選に間に合えばいいや。それでは皆様、良いグランプリウィークを。
