大須は萌えているか?

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飯田線秘境駅号に乗ってきた その2 中井侍~為栗~田本

※画像多めです。この記事は、飯田線秘境駅号に乗ってきた その1 豊橋~大嵐~小和田の続きです。

中井侍駅

小和田駅の秘境ぶりを堪能した次は、中井侍駅に停車。小和田駅のすぐ隣の駅です。

線路の対面はこんな感じ↓。溢れかえる人の多さがなんだか違和感ばりばり。

この駅も相当ホームが狭いです。ただ、ここの駅はホームにほぼ隣接する形で民家が存在します。ていうか、この民家のために駅があるような感すらあります。

その民家の隣からは道が続いてはいるのですが、正直どこへ通じているのかよくわからない雰囲気。

中井侍駅の停車時間は10分間なので、ホームの辺りをちょろっと見て時間切れ。うーむせわしない。

平岡駅

続いて停車したのは平岡駅。ここは秘境駅というワケではなくて、ダイヤ調整のために停車した駅。ここで30分ちょい停車して、後続の車両に追い越させるというワケ。

この駅、「龍泉閣」という土産物屋と旅館が一緒くたになったような施設が駅にくっついてます。駅の看板を見てみると、この駅が存在する天龍村が事業主体となっている施設みたいで。なるほど。

駅の施設が立派なだけあって、今までの秘境駅に比べると段違いに都会です。なにせ、駅前に民家がたくさんあります。すげえ。

秘境駅には基本的にトイレも自販機も何もないので、トイレは列車の中のものか、この平岡駅のものを利用するコトになります(終点の天竜峡まで、他にトイレのある駅が存在しない)。列車の中のトイレは一カ所だけ(洋式と男性用)なので、そういう意味ではこの駅は貴重かも。女性用トイレは大行列になってて大変そうでしたが。

列車に乗り込む際に、ついでの一枚。このドアの開閉ボタンがあると、ローカル線って感じがしますね。

為栗駅

お次の停車駅は為栗(してぐり)駅。先ほどの平岡駅のすぐ隣にある秘境駅。駅降りてすぐの風景これ。天竜川は雄大よね。

駅舎……というか待合室はこんな感じです↓。

為栗駅での停車時間は15分。すぐそこに橋があるので、そこからの風景を眺めてこいってコトでしょう。ていうか、他に目指せる場所も無い!

道には朽ち果てた「通行止」の標識も。軽自動車でもギリギリくらいの道幅なんで、通りたくてもなかなか通れないと思われます。

橋の上から駅の方向を見るとこんな感じ。右手奥に小さく秘境駅号が写ってますが、川と山のわずかなスペースに駅が存在しているコトがおわかりいただけるかと。

ちなみに駅のすぐ隣には看板があり、10分~15分歩くとお食事処やキャンプ場があるみたいです。夏なんかはキャンプに訪れるお客さんもいるのかな。

田本駅

為栗駅の次は田本駅。ここも停車時間は15分。この駅はトンネルとトンネルの間に存在しており。駅から続く道も狭い階段を上ってトンネルの上を進むようになってます。トンネルの上の金網が張られている場所がそれ↓。

んで、トンネルの上から駅を見下ろすとこんな感じ↓。ホームも狭けりゃ通路も狭いので、大渋滞発生中。

トンネルの上を越えた先はただただ山道が続いてます。15分くらい歩くと吊り橋が見えてくるらしいですが、時間的にそこまで見に行ってる余裕が無いのが残念。しかし、ここまで来るとBGMが『飯田線のバラード』というよりドラクエのフィールド音楽の方が似合いそうな感じに。

列車に乗り込む前に、ホームの端から進行方向側を撮影。二重にトンネルが続いてます。

なんだかもう駅のロケーションとして変とか不思議とかそういう次元を超越している気がしますが、なによりそんな駅が複数存在している飯田線という路線そのものがミステリーです。……でも、まだ秘境駅があと2つ残っているのでもう一回だけ続くんじゃよ。