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飯田線秘境駅号に乗ってきた その3 金野~千代~天竜峡

※画像多めです。この記事は飯田線秘境駅号に乗ってきた その2 中井侍~為栗~田本の続きです。

金野駅

秘境駅巡りもあとふたつ。ここから先はもう長野県飯田市内です。まずは金野駅

なぜ駅名標をなぞっている人がいるかというと、パンフレット等でこれに触れると金運がアップすると言われている、と説明されていたからです。金野だけに。……なにその取って付けたような設定。まぁ一応私もなぞっておきましたがね!

しかしこの駅は秘境駅とはいいつつも、駅前に駐輪場(だったと思われるもの)があるのです。

おまけにここ、轍が出来ているコトからわかるように、駅前までクルマで乗り付けるコトが可能です。ていうか、クルマが一台駐まってました。良かった、ちゃんとここには文明があったんだね……(当たり前だ)。

千代駅

そして飯田線秘境駅号が停車する最後の秘境駅、千代(ちよ)駅。

ここでもなぜか駅名標をなぞっている人がいますが、それはこれに触れると長生きするという以下略。……またか!いや私も一応なぞっておきましたがね!

こちらの駅も、中井侍駅のようにすぐ隣に民家が存在します。

……他には何もありませんがね。

あ、線路挟んだ対面には畑がありました。そこの民家の方のものでしょうか。

ちなみに金野駅千代駅は停車時間がわずか5分しか無く、こうしてちょろっと表に出て写真撮ってすぐ戻るのが精一杯。ダイヤの都合もあるんでしょうけど、かなり慌ただしい感じにはなっちゃいますね。

天竜峡

そして千代の隣の天竜峡駅にて秘境駅号の旅は終了。豊橋を10時20分に出て、天竜峡到着がだいたい15時10分くらいなので、だいたい5時間弱ってところですか。慌ただしくも感じられたんですけど、結構時間掛かってるなぁ。

帰りは1時間ほど後に出発する特急伊那路に乗って豊橋まで戻るんですが、私が参加したJR東海ツアーズのプランではこの天竜峡でガイドさんによる案内付きでの周辺散策となっておりました。

すこーし紅葉には早い感じでしたが、それなりに色づいているものも。

こちら↓は樹齢200年というしだれ桜。隣にもう一本あります。春に見てみたいところ。

以前に天竜川の川下りで転覆事故があったりして、なんか天竜川に対して急流の危険な川という印象も持ってしまいがちですが、天竜峡のこの辺りはとても穏やか。

このすぐ近くからもライン下りの船が出ていましたが、ぼちぼちお客さんが乗ってました。同じ川でも場所によっても全然雰囲気違いますね。

散策路の途中に小さな鐘があったので、てっきり尾瀬にあったような熊よけの鐘なのかと思ったら違いました。「幸せの鐘」だそうです。

……皆がカンカン鳴らすから正直やかましい……いやなんでもありません。ちなみに、尾瀬の熊よけの鐘はこれ↓。

そんなこんなで

天竜峡を散策したあとは駅に戻り、駅前で売ってたたこ焼きなど頬張りつつ列車を待ち帰路へ。

帰りに乗った特急伊那路って、さっきまで乗ってきた秘境駅号が飯田まで行って折り返してきただけなんだけどね!帰りは秘境駅などに停まることのない普通の(?)特急なんですけど、それでも天竜峡から豊橋まで2時間15分くらい掛かるんですね。川沿いを進むから、カーブが多くてスピードを出しにくいのかも。それにしても、のぞみで名古屋から東京行くより時間掛かるとは。 慌ただしいようなそうでもないような不思議な感覚のツアーでしたが、でも結構楽しめたかな。

秘境駅号のメリットとしては、通常の飯田線だと一日で回ることが困難な6つの秘境駅をまとめて見物できるコト。「秘境駅に興味はあるけど、そんな何も無い場所で次の列車が来るまで数時間待つのはちょっと……」という人にはうってつけ。

デメリットとしては、たくさんの人が一斉に見物するので、「秘境駅」の雰囲気が損なわれるコト。秘境駅号の中で硬券を模した乗車証明書をもらったんですけど、その台紙に書いてあるコピーが『秘境駅の銀座 「飯田線」 誰もいない、何もない 聞こえてくるのは風の音、水の音』。

いやそうはいっても秘境駅号乗って行くとめっちゃ人多いやん、というのはあります。あと、一駅ずつの停車時間が5~15分程度なので、周辺をちょっと散策してみるような時間はありません。 なので、まずは秘境駅号でそれぞれの駅の雰囲気を見て、改めて気に入った駅を普通列車でじっくり見て回る、というのが良いのかも。いわば秘境駅の下見というか、入門編ですね。個人的には、小和田駅田本駅にはもう一度行ってみたいかなぁ。アテもなく周辺ぶらぶらしてみたりして。ただ、今からの寒い季節はヤバそうだけど……。

あ、ちなみに『究極超人あ~る』のアニメで飯田線と競争するコトになる田切駅は、天竜峡駅からもっと先にいったところになります。これもいつか行ってみたくはありますが、遠いな!