大須は萌えているか?

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雪道をノーマルタイヤで走ってしまう理由

私の住む愛知県は平和なもんですが、昨日関東では結構な雪が降って阿鼻叫喚だったようで。

JAF=日本自動車連盟関東本部によりますと、雪の影響で関東甲信越地方で14日午後3時までに寄せられた救助の要請は2万7000件余りと、ふだんの祝日の10倍に上っているということです。

ドライバーからの救助要請で最も多いのは、雪道で車がスリップして動けなくなったという内容だということです。

via: JAF救助要請ふだんの10倍 NHKニュース

んでこういうニュースが報じられると、雪道の運転に慣れているドライバーと思しき方々が「このド素人が」とか「雪ナメてんじゃねぇ」とか「ノーマルタイヤで雪道走るなんざ犯罪行為だろ」とかドヤ顔でつぶやいたりするワケです。まー確かにおっしゃる通りとは思いつつも、ただ今回の場合同情すべきケースも多いのではないかな、という気がします。

雪があんまり降らない地域に住んでいると、たとえ雪が舞い始めたとしても「車道に積もるレベルまで降る」という状況をなかなか想定できないんですよね。大抵はほとんど積もらないレベルで止んでしまうので、「今回も積もらないだろう」とタカをくくってしまいがち。私が住んでいる地域なんて、車道に雪が積もるコトなんて年に1~2度あるかないかくらいですし。今冬はまだ1度も無いですね。

それでも深夜にどっかり降って、朝起きたら雪景色だったとかって状況なら「ダメだこりゃ」とわかるんですが、今回みたいに日中に降り始めた場合は「大丈夫」って思い込みやすい。あと、気象庁も当初「積雪の可能性は少ない」と予想していたみたいですしね。

気象庁は、東京を対象に午前5時46分に発表した気象情報で「多摩を中心に雪となるが、東京23区で積雪になる可能性は小さい」とし、14日日中の予想最高気温を6度としていた。

via: 気象庁、「積雪なし」大外れ 東京の予想 - 47NEWS(よんななニュース)

んで、「大丈夫だろう」と思ってクルマで出かけてみたらいつの間にか車道まで雪が積もり始めてしまった、ってパターン。

それでも、多少うっすら雪が積もっていても平坦な道をゆっくり走る分にはノーマルタイヤでもいけたりするじゃないですか。で、「これならなんとか移動できるかなー」とか思っちゃうワケですよ。そして、上り坂に差し掛かった途端に横滑りして立ち往生、みたいな。あるいは橋の上が凍結しててスピンしちゃうとか。雪の少ない地域で積雪があった時に、一番やっかいなのがこの「なんとかなる路面」と「なんともならない路面」が混在しているところな気がします。

どういうところが凍結しやすい、みたいな話は自動車学校でも教えられたよーな気もするんですが、まーなんせ免許持ってても軽自動車に軽油をぶち込んじゃう人もいるくらいですから、そんな座学の内容なんて覚えている人は少数でしょう。教習で実際の凍結路面を経験できれば良いんですけど。やはり身をもって体験するのが一番効きますよ、ええ。