大須は萌えているか?

gooブログからこっちに移動しました

春の北海道縦断ツアー その1:千歳~美瑛~士別

今回のGWは、なんだか無性にクルマで北海道の道を走りたくなったので、北海道へ行きました(そのまんま)。

今まで北海道へは3度足を踏み入れているんですが、前回は約3年前に青森行くついでに電車で函館に行った(⇒ 夏の青函連絡ツアー その1:はるばる来たぜ函館)だけなので、クルマは一切運転しておりません。それより前の2回はクルマ+フェリーで行った(1度はインプレッサで、2度目は知り合いの車で)んですが、いずれも10年以上前の話。

それ以降、北海道の道を走りたい欲はずっとあったんですが、できれば家からクルマ乗ってフェリーで行きたいなぁ、と。しかしフェリーって時間掛かるので大型連休を完全に潰すつもりで行かないとダメだし、オマケにクルマを運ぶと運賃もクソ高いので、できれば何人か巻き込んでワリカンにしないとやってられません。……が、めぼしい知り合いはだいたい所帯持ったり遠くに引っ越したりして、とても巻き込める状況ではありませんでね!

そんなワケで、このままでは再び北海道の道を走る機会は永遠にやって来ないと悟り、妥協してレンタカーで北海道を走り回るコトにしました。ついでに、日程短縮のため苦手な飛行機で行きましたよ。空港でなぜか国際線のほうの写真撮っちゃったけど。

今までフェリーか電車でしか北海道に行ったコト無かったので、セントレアからわずか1時間半で千歳についてしまった時には「ここはホントに北海道なんだろうか」という疑念が頭をよぎりました。飛行機チート過ぎるだろ。

レンタカーはスポーツカーとか借りると高くついちゃうので、まープリウスとかで良いかー、50プリウス空いてないかなー、と思ったんですが、プリウスどころかアクアもヴィッツも空きが無い(旅行の手配したのGWの1ヶ月前くらい)。千歳じゃなくて札幌の店を探してみても空きが無い。トヨタレンタカー以外の店もほぼ全滅状態。……北海道人気ナメてました。

で、結局空きがあったのがマークXっていうね。一人旅で乗るクルマじゃないよねコレ。結局高くついちゃったし(それでも、フェリーでクルマ運ぶより安い)。

ただ、北海道をドライブする上で重要な「追い越し加速」を考えると、このクルマのトルクは有難かったです。ヴィッツじゃこうはいかねえ。

なお、クルマの助手席にスノーブラシがドンと置かれていたのにはビビりました。「まだ雪って降るんですか……?」と聞いてみたところ、「余程無いとは思いますが、4月にはまだ降ってましたからねぇ」とのこと。タイヤは標準でスタッドレスでした。試される大地。

千歳~美瑛

今回はクルマで北海道の道を走り回るコト自体が主な目的なので、札幌などは華麗にスルー。3泊4日で可能な限り走り回るために、スケジュールもややきつめ。ただ、せっかくなので観光地的なとこも回っておこうと、まずは富良野・美瑛方面へ。途中晴れ間も覗いて良い感じだったんですが、

美瑛についたら超どんよりしてました。うむ。

北海道のドライブスポットとして良く話題に上る「ジェットコースターの路」にも行ってみましたが、なんかこう旅行サイトなんかで紹介されてるような雰囲気と違う……!

強烈なアップダウンがあって楽しいのは楽しいですけどね?

ほいでもって、今度は近年美瑛で人気急上昇中の観光スポット、白金青い池 にも行ってみました。

確かにめっちゃ水が青い……いや、青緑?これ、川の上流にある温泉地区から湧出している水がアルミニウムを含んでおり、それが美瑛川の水と混じるコトでコロイドが生成され、それに光が反射するコトで青く見えるんだそうですが……曇っているとちょっと色合いがまた違う感じかな?

青い池自体は、美瑛川に泥流対策のブロック堰堤が設置された結果生まれたものであり、自然にできたものというワケではないようです。だから池の中に枯れ木があったりするんですね。正直、周囲を見渡すとそこまで美しい景観ってワケでも無い。

ただ、これをプロのカメラマンが上手く切り取ると、ものすごく幻想的な風景になるんだからスゴイというかなんというか。ただ、その美しい風景写真のイメージだけ持って現地を訪れると、ちょっとガッカリしちゃうかも?あとめちゃくちゃアジア系の外国人観光客が多かったです。

ついでに、青い池のもうちょっと東にある十勝岳望岳台にも足を伸ばしてみました。眼前に2000m級の山々が連なる景色を堪能できる場所……のハズなんですが、

どうしてこうなった。

5月だというのに、ちょっと標高高くなっただけでこの景色ってすごいな北海道。幸い車道は完璧に除雪されていたので助かりましたが、愛知県民の私からするとこれがGWの風景だとは思えません。いや多少雪は残ってるんだろうな、とは思ってたけども。この堆くそびえる雪の高さは。

まぁ、これはこれで北海道らしくてアリ。

美瑛~士別

この日は旭川の北にある士別に宿を取っていたので、あとはひたすら北へ。なんで士別かって、北海道に到着した日に移動できそうな場所で、ビジネスホテルがあって、そこそこ北にある場所だから。2日目には最北端まで行ってまた引き返して来る予定だったので、なるべく北寄りの場所で泊まりたかったのです。

士別の市街に着く手前、ちょっとJR宗谷本線の「北剣淵」って駅に寄り道してみました。なんかスゴいロケーションにある駅だと聞いたので。クルマだと、道央自動車道の士別剣淵ICから割と近いんですけどね。

確かに、防風林に囲まれた線路の脇にぽつんと板張りのホームだけがある様はなかなか……。ホームの手前には待合所もあったんですが、これも得も言われぬ味わいが……。

駅前の道はこんなん。建物がちらほら見えますが、どうも作業小屋みたいなのが多く、民家はほとんど無いような……。

クルマでのアクセスは容易なので、「秘境駅」かと言われるとそれは違うっぽいですが、どうしてこんなとこに駅があるのか、首を捻りたくなるロケーションではありました。

なお、本数の少ないローカル線の駅をクルマで見てまわるという行為は、一部界隈では外道としてバッシング対象になり得るようですが、すいません私鉄道マニアってワケでも無いので大目に見ていただけますと幸いです。ただ、こういう田舎の駅の風情はちょっと好きでして……。

このあと到着した士別は想像以上にこじんまりした町だったので、晩飯は士別駅の近くにあった地元民御用達っぽい感じの焼き鳥屋さん(「蔵」というお店)で済ませたんですが、何の気なしに串焼き数本ともつ煮込みとホッケを頼んでみたところ、値段はそこそこなのにすげーボリュームのが出てきて冷や汗かきました(無論全部食べました)。

……続く。