大須は萌えているか?

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『翠星のガルガンティア』 BD-BOX 1巻を買ってみた話

ここんとこ買ったBDの話とか全然書いてなかったんですけど、とりあえずつい最近届いた『翠星のガルガンティア』の話。

ガルガンティアは各巻2話収録……ではなくて、各巻5話ずつ収録のBOX仕様が合計3巻出る形になってます。1巻と3巻は新作OVAがそれぞれ1話ずつ収録され、テレビ放映分13話と合わせて計15話。なので1巻あたりの単価は少々お高くなっているんですが、通常のアニメBD2巻分と考えればだいたい相場通りとも言えます。

というかBOX仕様にしているだけあって特典は結構豪華で、書き下ろしコミックやら小説やら解説やらインタビューが収録されたブックレット、ドラマCD、絵コンテ集、テレビ放映時のエンドカード等をまとめたイラストカードが付属。BDの方には新作OVAと第1話にスタッフコメンタリーとキャストコメンタリー、第3話にはProduction I.Gやらニトロプラスやらグッスマやらのエライ人が集まった「トップ会談」コメンタリーが収録されているというなかなかのボリューム。

新作OVAがもし13話のアフターストーリーになってたりして、チェインバー出てこなかったらどうしようと心配していたのですが(?)、実際は物語中盤頃のサイドストーリーとなっておりチェインバーもちゃんと登場しました(ほとんど出番無いけど)。簡単に言うとイケメン爆発しろって話です(レドのことではない)。ドラマCDはさらにコメディ色の強い小ネタを3エピソード収録。レドとチェインバーが掛け合い漫才に挑戦する話は面白かった。

このOVAやドラマCDで何気にすごいなと思ったのは、そのエピソード内でのレドの「地球語」の上達具合によって、だいたいいつ頃の話なのかっていうのが分かるんですよね。物語の演出上大きな役割を果たしている「宇宙語」と「地球語」ですが、こんな形でも役立つとは。ていうか、物語の進行具合によってイントネーションを使い分けている声優の技量もすごいなぁと。レド役の石川界人はレギュラークラスの役をやるのはこれが初めてというコトですが、そうは思えないくらい。

この『ガルガンティア』のBDを買ってみようと思ったのは、ストーリーが面白かったというのはもちろんあるんですが、描かれている景色が美しいというのも大きいですね。1話Aパートの宇宙での戦闘シーン、そこからBパートでの地球の風景はテレビアニメとしちゃ完全にオーバークオリティ。錆の浮いた船団の質感表現もすごいし、翠色に輝く海の描写も良い。この画はぜひBDで観たいなぁと。

そういう意味でもこのBDは期待通りのものでした。

ロボットものとして観てしまうと見事に肩すかしを食らうアニメなんですが、作品のテーマ自体は見方によっていろいろな解釈ができそうな面白い作品なんじゃないかなと。異なる2つの世界の価値観も、どちらが正しいかというのは人によって意見が分かれそう。個人的には海賊を一瞬で蒸発させたレド&チェインバーを見て「いいぞもっとやれ」とか思ったクチですが。

でもあのシーンもスゴイですよね、変にスプラッタな演出されるよりも、一瞬にして人間が「蒸発する」って逆に怖いっていうか。そりゃガルガンティアの皆も恐怖を覚えますよ。逆にベローズは肝が据わりすぎ。18歳にしてあの貫禄とおっぱいはなんなんでしょうねけしからん。

……ともあれ、2巻も楽しみです。

翠星のガルガンティア (Gargantia on the Verdurous Planet) Blu-ray BOX 1
リエーター情報なし
バンダイビジュアル