満足にブログ書く暇もないのはどういうわけだ。でも手短に書く。F1モナコGP決勝。
決勝結果:
Formula 1 - The Official F1 Website - FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2014
決勝後ドライバーコメント:
Formula 1 - The Official F1 Website - Headlines - Race - selected team and driver quotes
決勝後記者会見:
Formula 1 - The Official F1 Website - Headlines - FIA post-race press conference - Monaco
予想通りのデッドヒート
メルセデスの2台がフロントロウに並び、モンテカルロ市街地コースを走るとなれば、そりゃもう最初から最後までテールトゥノーズになるんじゃね?という感じはしましたが、まさに想像通りのガチバトルとなりましたね。そして最後までトップを守り切ったロズベルグ、お見事でした。
今回はクラッシュの相次ぐ荒れたレースとなりましたが、結局セーフティカーは2回のみ。メルセデスの2台はどちらも1ストップ作戦を取ったコトもあって、ハミルトンにしてみればチャンスの少ないレースになっちゃいました。だからこそ、最初のセーフティカーのタイミングで即座にピットに入れてもらえなかったコトにイラついていたんでしょう。
ハミルトンは途中目にゴミが入るというアクシデントもあり、後半はロズベルグに少し楽をさせてしまったのも悔しいポイントだったのかなと。それでも、すぐさまペースを取り戻してロズベルグを追撃する様は勝利への執念が感じられてステキでした。あれこそF1ドライバー。
これでロズベルグはドライバーズポイントでハミルトンを再逆転したコトになりますが、全体的な流れはまだハミルトンにあるでしょう。連勝は途切れたとはいえ、僅差の2位ですからね。ロズベルグにしてみれば、シーズンの流れを引き寄せるには次戦カナダでの連勝が欲しいところ。
ここモナコでも1-2フィニッシュを飾り、ますます付け入る隙が無いように見えるメルセデス……なんですが、しかし今回ウィリアムズのボタスがメルセデスパワーユニットのトラブルでリタイヤとなりましたね。極めて信頼性の高いユニットだと思っていただけに少し意外でしたが、さてワークスチームにも同じトラブルが起きる可能性は?
追撃しきれないレッドブル
今回、ハミルトンのアクシデントに助けられたコトもありますが、リカルドがハミルトンにあと一歩という所まで肉薄しましたね。もしハミルトンの前でフィニッシュできていればレッドブルにとっては大きな弾みになったでしょうが、やはりメルセデスの壁は厚い。
まー、次のカナダではまたメルセデスが情け容赦無い速さを発揮しちゃいそうではありますが。
そしてベッテルは予選でのERSトラブルに続き、決勝ではターボのトラブルでリタイヤというくそみそな結果。ホントに今年のベッテルのマシンはトラブルが多いですね。まさに去年までのウェバーさんのポジションをベッテルが引き継いでしまった格好なんですが……。
初入賞のマルシャと落日のケーターハム
今回一番のサプライズはビアンキの入賞でしょうね。まさかマルシャが入賞できる時が来ようとは。これでビアンキが大きく株を上げたコトは間違いないでしょうし、上位チームへの足がかりを作れたと言えるのかも。
一方でケーターハムはその割りを食った格好で、可夢偉はビアンキにぶつけられたのに何のお咎めもないコトにお怒りの様子。レース後半、可夢偉のペースが伸びなかったのもビアンキに当てられたコトに原因があるらしい?
Even though we finished in 13th I'm really not happy as I'm sure I'd have finished in the points if Bianchi hadn't hit me when he forced his way past.
ちなみに私もよく分かって無かったんでんすが、レース中ビアンキに課せられた5秒ストップペナルティというのは、ピットストップが義務づけられているワケではなく、タイヤ交換等でピットインする必要がある際に5秒余分に停止、ピットインする必要が無かった場合はレース後のタイムに5秒加算というモノみたい。
“9位”ビアンキ、そのペナルティを解説 - AUTOSPORT web(オートスポーツweb)
なんか、これなら「5秒加算ペナルティ」ってしちゃった方がわかりやすいよーな気もしますが。それはともかく、5秒を加算してもビアンキの9位は確定。エリクソンが11位に居たケーターハムは、あと一歩のところで入賞を逃してしまいました。
下位チームにしてみればモナコのようにドライバーの気合いの根性でマシン性能をある程度カバーできるコースはホントに貴重で、ここで如何に好成績を収めるかがひとつの生命線とも言えるワケです。特にマルシャとコンストラクターズ10位を争いながらも、ここんとこ押され気味のケーターハムにしてみれば一発逆転のチャンスとも言えるコース。
でもそのモナコで、マルシャに勝つどころかポイントまで奪われてしまった。これは正直致命的な差を付けられたといっても過言では無いワケで、そうでなくとも撤退だの売却だのという噂が囁かれているケーターハム、今後ますます噂が加速するのは間違いないですよねぇ……。
正直、可夢偉にしてみればケーターハムでまともな成績なんて望むべくもないところではあるので、チームが消滅する前になんとか移籍の足がかりを作って欲しいところではありますが……。今のチーム状態ではそれも厳しいのかなぁ。