大須は萌えているか?

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アニメな話 2016年まとめ

年末というコトで、今年も備忘録代わりに1年の間に観たアニメをまとめときたいと思います。2015年はこんな感じでした。2016年の各期に観たタイトルは以下の通り。(2クール以上連続放送されていたものは、放映が開始された期だけに記載)

1月~3月

アニメな話 2016年冬

4月~6月

アニメな話 2016年春

7月~9月

アニメな話 2016年夏

10月~12月

アニメな話 2016年秋

良かった作品5選

ベスト5を選ぶとしたら、やはりまずBDを集めている2作品は外せません……というコトで、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』と『響け!ユーフォニアム2』……って去年と同じだねすみません。

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

ジョジョ』は『スターダストクルセイダース』に比べると少し物足りない感もあったんですけどね。作画も『スターダスト~』の方が力入ってた気がするし。ただやっぱり声優さんの熱演ぶりは良かった。特に能登麻美子の「このヘナチン野郎があああーーーー!」。あ、あと吉良吉影の「勃起……しちゃいましてね……」も非常に良かった。……下ネタだから好きってワケじゃないですよホントですよ。

アニメ版ジョジョは原作に忠実な印象がありますが、『ダイヤモンドは砕けない』では何気に原作にアレンジを加えた箇所がちょいちょいありましたね。「杜王町RADIO」とか、31話~34話の構成を原作から変えてみたりとか。でもこれらの変更がまた上手くハマってて、むしろ原作愛の深さを感じました。

あと物語終盤になって、オープニングムービーで「バイツァ・ダスト」が発動する仕掛けがあったりしましたが、これオープニングテーマの『Great Days』をフルバージョンで聴くと最初からこの仕掛けを前提としたようなアレンジになっているんですね。『スターダストクルセイダース』でもオープニングで「ザ・ワールド」が発動するという仕掛けがありましたが、今回はそれをさらにパワーアップさせた感じで面白かったです。

響け!ユーフォニアム2

ユーフォニアムは原作小説読んだコト無いので純粋にアニメ版のみの感想になるんですけど、1期のときに比べてよりシリアスな雰囲気が強くなって、かなりド直球な部活モノっていう印象が強くなったものの、相変わらず描写が細かくて引き込まれました。

2期の後半は久美子とあすかの関係性がメインで描かれておりましたが、個人的にはあすかというキャラクターがあまり好きではありませんで。いやなんかあの悟ったような態度が鼻についてしまって。しかし、そのあすかに対してド直球にぶつかっていく久美子が良かったですねぇ。特に10話、久美子と姉の麻美子、そしてあすかの関係性がオーバーラップするお話はとても良かった。

前半は2年生の南中出身グループの関係がメインで描かれており、1クールの中でも大きく前半と後半に分かれた構成でしたね。そのせいか、1クールとは思えぬボリューム感がありました。セリフだけじゃなくてキャラクターのちょっとした仕草や表情も細かく描かれているから、1話あたりの情報量がめちゃくちゃ多いんですよね、このアニメ。

あ、あとできれば原作小説Kindle版出してください。

灰と幻想のグリムガル

あとはBD買ってない作品となりますが、まずは『灰と幻想のグリムガル』。

世界観はオーソドックスな異世界ファンタジーといった感じなんですが、「ザオリク」に類する呪文が無く、死んだら生き返る術が無いので、モンスターたちと命のやり取りをしている、という緊張感がきっちり描かれているのが良かった。ライトノベル原作アニメというとついつい色眼鏡で見てしまいがちですが、こういう作品もあるんだな、と。

そういや、この作品で声優としての落合福嗣(モグゾー役)の声を初めて聴きましたが、思いの外ハマってた印象。まぁあまり饒舌な役では無いというのもありそうですが。

昭和元禄落語心中

昭和元禄落語心中』、これアニメ作品としては結構異色っていうか、よくテレビアニメとしてやろうと思ったなぁというか。フジテレビのノイタミナ枠でならやりそうな気もしますが、TBS系列のアニメイズム枠だし。

私は落語とか聴いたコトほとんど無い人間なんですが、その分余計に新鮮に感じられたというのはあるかもしれません。あと、出演している声優さんが私の世代には非常になじみ深いというか、エヴァンゲリオン観てるような気分になるキャストだったりして。

特に助六と菊比古の関係性が面白かったですね。F1のジェームス・ハントニキ・ラウダみたいに見えちゃったりして。もちろん助六がハントね。お互いに才能に恵まれながらも異なるアプローチで落語に向き合い、互いを認め合う一方で否定したりもする、そんな人間の二律背反する感情が丁寧に描かれていたのが好感でした。

1月から、また新しいアニメシリーズが始まるとのコトで、こちらも楽しみ。

3月のライオン

まだアニメシリーズも途中ですが、最後は『3月のライオン』で。

これも心理描写が秀逸な作品ですが、合間合間に挿入されるコメディタッチのシーンがちょうど良い息抜きになって、密度が濃いながらも観やすい作品、という印象。『ユーフォニアム2』なんかだと、密度が濃すぎて集中して観ないといけないような気分になるんですけど、こちらはもうちょっと寛いで観られるような。

しかし抜群の包容力を誇る川本あかりお姉さん(CV: 茅野愛衣)もステキですが、いろんなコンプレックスでひん曲がってしまった幸田香子お姉さん(CV: 井上麻里奈)に罵倒されるのも捨てがたいですね(なんの話だ)。

そのほか

今回『マクロスΔ』『甲鉄城のカバネリ』あたりも悩んだんですが、どちらも物語のたたみ方がイマイチだったかなー、という印象。あとマクロスはフレイアよりもミラージュ派だったので、三角関係というにはミラージュの絡み方が弱かったように見えたのも残念なポイントでした。

今年は新海誠監督の『君の名は。』が記録的な大ヒットを飛ばした年でもありましたが、私は観てません。ていうか、なぜか私の中で新海誠って食わず嫌いの代表格になってまして、あの美しいビジュアルイメージを見るだけで「これは俺の好みに合わない」と確信している有様です。自分でもなんでそこまで食わず嫌いなのか良く分かりませんが、もうコレは「俺のゴーストがそう囁いている」としか言いようがありません。

それから『この世界の片隅に』もロングランで人気を博して話題になってますが、こちらも観てないんですよね。こちらは機会があれば観にいこうかなとは思ったりしてるものの、積極的に観にいこうというモチベーションも薄いため観ないまま今に至っております。

ロングランといえば、立川までガルパンを観にいってしまった(⇒ 立川シネマシティで「極上爆音上映」のガルパンを味わう)のが今年の正月なんですが、なぜか未だにシネマシティで上映されているという事実には驚くほかありません。興行収入という点で言うと『君の名は。』にぶっちぎられておりますが、やはり自分としてはガルパンだな、と思うワケです。……もう一回くらい立川行きますかね……?