大須は萌えているか?

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F1[16] アメリカGP 決勝

録画して後日観るスタイルだと情報を遮断するのがめんどくさい、F1アメリカGP決勝。

ハミルトン圧勝

文句無しの勝利でした。以上。それよりも、メルセデスチームスタッフを代表して表彰台に上っていたあのスタイルの良いおねーさんは何者なのかが気になります。

ロズベルグはスタートでリカルドに先行され、あわや2位を取り逃がすか?という展開だったものの、リカルドが2度目のタイヤ交換をして数周、ロズベルグはこれからタイヤ交換をするという絶妙なタイミングでバーチャルセーフティカーが入り、まんまと2位奪取に成功。まだツキが味方してるみたいですね。

しかしながらレースペースでレッドブルがガッチリと食いついてきたのは、ある意味ハミルトンにしてみれば「朗報」かも知れないですね。レッドブルが引っかき回してくれた方が、ロズベルグが2位を取り逃がす可能性が出てくるワケなので。どちらにせよ、ハミルトンは勝ちまくるしか無いワケですし。

「2位は悪く無い、でも優勝したかった」とロズベルグはコメントしてますが、それは本心でしょうね。ハミルトンが大得意としているオースティンでロズベルグが勝てたなら、もう今季のチャンピオンは決まりといって良いだろうと思ってましたし。逆に言うと、ハミルトンは絶対勝たなくてはいけないレースに勝ったワケです。さすがは3度のワールドチャンピオン。

次戦メキシコでロズベルグが優勝し、ハミルトンが10位以下に終わればチャンピオンが確定となるワケですが、まぁ可能性としては低いでしょうね。あり得るのはマシントラブルやスタート直後のクラッシュですが、それはロズベルグにも十分有り得る話で……。トト・ウォルフはマシントラブルによってタイトル争いに決着が付いてしまうコトに対するプレッシャーを口にしていたようですが(⇒ トラブル回避のプレッシャーにさらされるメルセデス | Formula 1 | F1ニュース | ESPN F1)、いや確かにドライバーだけでなくメカニックにも相当なプレッシャー掛かりますよね、このシチュエーションは。

ダメさに磨きの掛かったフェラーリ

それにしても今回のフェラーリはいつにも増して冴えなかったですねぇ。ライコネンのリタイヤ劇なんてもう悲惨。川井ちゃんや浜島さんが「緊張感の無いピット作業」とまで言っちゃってましたしね。その慌てなくて良いハズのピット作業で致命的なミスをするとは。

しかもピットの作業ミスはライコネンが無線で確認して発覚したみたいですね。「3度目のピットインでピットから離れたとき、少しスローダウンして何も問題ないか訊いたんだ。少し火花が飛ぶのが見えたから。そしてピットレーンの終わりでチームが止まるように言ってきた」みたいなコメントしてます。

When I left the pits after the third pit stop I slowed down a bit and asked if everything was ok because I saw some sparks coming out. At the end of the pitlane the team told me to stop.

via: Kimi Raikkonen : Sunday in the United States - team by team

さらにはベッテルに対し、リヤウイングのダウンフォースが失われていると連絡した無線のやりとりを川井ちゃんが揶揄してましたが、ベッテルはレース後のコメントでは「クルマの調子は良かったよ」とコメントしてますね。てか、よく見るとレース終了間際にベッテルが他のマシンより2秒速い(!)ファステスト叩き出してるんですね。まー最後の最後にフリーストップの機会を得て3周オールドのスーパーソフトに履き替えたってのが大きいんですけども。

ライコネンは「ソフト履いたらなぜか調子悪くなった。スーパーソフトに戻したらまた良くなった」とコメントしており、相変わらずどうにも一貫性の無い状態のようです。今回のレースを終えてレッドブルとのコンストラクターズポイント差は53。まぁ、厳しい差ですね。

一方で3位表彰台に上ったリカルドは2位を逃した悔しさはあったでしょうけどご機嫌な様子で、表彰台インタビュアーのジェラルド・バトラーレッドブルのシューイを勧める有様。あんまりリカルドのシューイが恒例行事になると、だんだん表彰台インタビュアーを辞退する人が増えてしまわないか心配です(?)。

そのほか

マクラーレンはトップ集団のリタイヤにも助けられてアロンソ5位、バトン9位のダブル入賞。特にアロンソの「ヒーハー!」なオーバーテイクは見事でした。ラッキーな部分もありましたけど、ああいうファイト溢れるバトルを見せてくれるとファンもチームも盛り上がりますよね、やっぱ。ほんとホンダさん頼みます、来年はアロンソを表彰台の頂点に返り咲かせてあげてください。

それから今回はひたすらマグヌッセンの後ろを走らされて荒ぶっていたパーマーが印象的でした。

チームオーダーなしにイラつくパーマー | Lotus F1 | F1ニュース | ESPN F1

来年、ルノーのシートに座れる可能性があるにせよ無いにせよ、ここから最終戦までは自分の力をアピールして生き残りを賭けたレースになりますからね。まぁアツくなるのもわからんではないですが。しかしクルマがパッとしないのは気の毒ではありますが、なんか印象薄いもんなぁ、パーマー。マノーのウェーレインやオコンのがむしろ気になるくらいだし。

それから地元チームというコトで国際映像にもちょいちょい映ってたハースはグロージャンがなんとか10位入賞。結果オーライですけどとりあえず良かったんじゃないでしょうか。グロージャン17番手スタートでしたしねぇ。グロージャンより前でスタートしていたハズのグティエレスがリタイヤに終わったのもある意味さすが(?)。彼にはホント追い風が吹かないですねぇ……。

1ストップ作戦で途中11番手まで順位を上げたエリクソンは結局ペースを維持出来ず14位。ザウバー、このままノーポイントで終わっちゃいそうな気配。マノーですら1ポイント取ってるんですが。