敢えてリンクはしませんが、はてなブックマークで見かけた「チャゲアスの名曲10選」みたいな記事を読んでみたら、『SUPER BEST Ⅰ』『SUPER BEST Ⅱ』に収録されているメジャーなシングル曲に『YAH YAH YAH』を足しただけというチョイスとなっており、「これ誰でも知ってるメジャー曲並べただけやろ！」とイラッとしてしまったので、自分でチャゲアスの曲を10選ぶとしたらコレ、というのを挙げてみます。ただの自己満足ともいう。
なお私はご多分に漏れず『SAY YES』のヒットでCHAGE and ASKAに興味を持ち、『NOT AT ALL』くらいまでアルバム買ってた程度のニワカです……が、チャゲアスってシングルカットされた曲だけでなくアルバム曲にも良い曲多いですからね、少なくとも『SUPER BEST』の曲並べて終わりってのは有り得ません。なお、ここではソロ曲やMULTI MAXのものは含みません。あと、YouTube動画はオフィシャルチャンネルにMVが上がってるもののみ貼ってます。
GUYS
アルバム『GUYS』のタイトル曲。アップテンポなメロディもキャッチーなんですが、とにかくASKAの詞が印象的。『あの日GUYS 赤や青の馬を見てた』とかってもう字面を見るとまったく意味がわかりませんが、メロディに乗せて聴くとその曲の世界に引きずり込まれる感じ。こんな詞、シラフでよく書けるなぁと唸らされたもんですが、それを書いていたときASKAがキメていたのかどうかは知らない。
RED HILL
『GUYS』の次のアルバムのタイトル曲。『GUYS』といいこの曲といい、曲の持つ世界観がすごい。歌詞の中に「夢」というキーワードが出てきますが、同じアルバムに収録されている『夢の番人』といいこの曲といい、ポジティブな意味の「夢」ではなくて、どちらかというと「儚い」の方の意味合いが強いイメージ。『YAH YAH YAH』も大ヒットして人気絶頂だった時のアルバムに収録されている曲としては異色な感じもしてしまい、今振り返ってみると意味深に思えたりもする曲。
PRIDE
この曲は入れざるを得ない。アルバムタイトル曲ではあるものの、『SAY YES』以前の曲でシングルカットもされてないもんだから、この曲のコトを知ったのはWOWOWで放送してたライブかなんかの映像で、だったんじゃないかなぁ。チャゲアスはシングルカットされてない曲にこそ名曲がある、と思い知らされた一曲。
YELLOW MEN
アルバム『SEE YA』収録のCHAGE作曲のナンバー。MVのイントロで両手の拳をグッと握るCHAGEがカッコいい。「YELLOW MEN」は日本人のことを指しているようですが、日本人の哀しさを歌っている一方で応援もしているような、不思議な雰囲気の曲。なんかこの曲って、今のASKAの心象風景と重なる部分があるんじゃないかって勝手に想像しているんですけど、いかがなもんでしょうか。
太陽と埃の中で
『SAY YES』の前のシングルカット曲。チャゲアスのシングル曲の中では一番好き。最後の『DAY AND NIGHT TIME……』の合唱がとてもベタな感じだけど好き。前向きになりたい時に聴くと力をもらえる曲ですね。
クルミを割れた日
『SAY YES』も収録されているアルバム『TREE』に収録されている曲。『僕はいつも勇気を探る度に うらがえすポケットからあの日が落ちる』っていう歌詞がとても好きで。成長の過程で何かを成し遂げた記憶が人生の糧になる……みたいな。私も大概挫折だらけの人生ですが、それでも自分の中で確かに残っている記憶というものがあるワケで、この曲はそういうものの存在を思い出させてくれます。
BIG TREE
アルバム『TREE』のタイトル……というか核となる曲。シングルカットされてないとはいえ、チャゲアスの中では定番曲と言っていい曲ですね。『BIG TREE』というタイトルと、詞と、雄大なメロディがとても良くマッチしてて、一度聴いただけで曲の世界観がすっと入ってくる感じ。
もうすぐだ
1996年のアルバム『CODE NAME.2 SISTER MOON』のオープニング曲。タイトルの通り、ブレイクスルー一歩手前の「もうすぐだ」っていう感覚を歌った曲で、これも聴いてるととても前向きになれる曲。挫折して傷ついてもとにかく走れ、夜明けはもうすぐだ……そんな感じ。
港に潜んだ潜水艇
これも『CODE NAME.2 SISTER MOON』収録曲……っていうか、このアルバム妙に好きな曲多いんですよなぜか。もちろん『On Your Mark』も好きだし、『One Day』のやたらめったらなポジティブさも良い。なんかやたら甘酸っぱい『青春の鼓動』も捨てがたいし『NとLの野球帽』の泥臭さも良い……ですが、ここはこの曲をチョイス。ASKAが作詞でCHAGEが作曲、というのがなんか良い味出してるんですよね。『つまり恋人に恋人ができた』ってフレーズ、笑えるけど笑えない感じが大好き。潜水艦に向かって爆雷投げ込みたくなりますね。
なぜに君は帰らない
ラスト10曲目はコレ。なぜか？
初代インプレッサのCMソングだったから！
それ言ったら『no no darlin'』もだろ！と言われそうですが、WRXのアグレッシブなイメージはやはりこちらでしょう。『ツイン・ピークス』のカイル・マクラクランが出てたよね……。あの時のスバル、なんであんなに宣伝に気合い入ってたんでしょう。
ついでに
2人のソロ活動曲だと、ASKAの『はじまりはいつも雨』とかMULTI MAXの『WINDY ROAD』は名曲だなぁと思いますが、やはりなんといってもこの曲でしょう。
サングラスも帽子も付けてないCHAGEを見られるのは貴重やで……。
