大須は萌えているか？

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F1[22] アブダビGP 予選

F1

ライブでF1観るのって久しぶりな気がしますが、予選は気がついたら寝落ちしてました。そんなワケで、F1最終戦アブダビGP予選のお話。

レッドブル好発進

タイトルはもう決している状態なので、ポイント争いで注目するとしたらドライバーズランキング2位を争っているペレス vs ルクレールということになるでしょうか。予選ではレッドブルがフロントロウを独占し、ペレスが2番手。Q2ではペレスが先行していたので、ペレスのポールもあり得るかと思ったんですがフェルスタッペンがQ3で挽回しましたね。加えて、Q3の2本目のランではフェルスタッペンがペレスに先行し、トウを与えたりもしていたというコトで。ホントは1本目もフェルスタッペンがペレスに先行する予定だったみたいですが、フェルスタッペンのマシンのシステムがスタート直前にシャットダウンしてしまうトラブルがあった模様。2台共がアタックしながらの走行だったので距離がボチボチ離れており、どれくらいの効果があったのかようわかりませんが（一応、セクター2のスピードトラップはペレスがフェルスタッペンより2km/h速かった）。

サンパウロGPでの一件でフェルスタッペンとペレスの確執が取り沙汰されることになりましたが、フェルスタッペンは予選後のコメントでペレスのランキング2位確保のために協力を惜しまないスタンスを示していますね。

As a Team we had an almost perfect qualifying and we are very excited for tomorrow, The most important thing is that Checo stays ahead of Charles so we’ll do what we can to make that happen.

via: Max Verstappen : What the teams said - Qualifying at 2022 Abu Dhabi Grand Prix | Formula 1®

ペレスの方も、サンパウロの無線でフェルスタッペンを非難したことについては言い過ぎだったと認めているようで、チームとしても雰囲気は悪くなさそうですね。

ペレス、サンパウロGP直後の感情的な批判を後悔「フェルスタッペンとは以前のような関係に戻っている」

レッドブルとしても、チームとしてフェルスタッペンに十分な情報を与えていなかったというコメントを出してますね。

レッドブルF1、フェルスタッペンの指示無視について声明「チームがミスを犯した。マックスの説明を受け入れる」 | F1 | autosport web

フェルスタッペンの説明がどういうものだったのかは何ともわかりませんが、少なくともペレスとフェルスタッペンの位置関係についてチームとフェルスタッペンの間でシナリオの共有ができていなかったのは確かなようですね。そういう意味では、このアブダビのレースにおいては同じ問題は起きないと考えて良いんでしょう。

昨年はこのアブダビでペレスがハミルトンを相手にバトルをして時間を稼いだコトがフェルスタッペンのタイトルを後押ししましたが、今回は逆にフェルスタッペンがルクレール相手にペレスのためのバトルを展開する……というコトになるんでしょうか。ただ、フェルスタッペンがポールからさっさと先行して逃げていってしまう可能性も否定できませんが……。ペレスにしてみれば、スタートからいかにフェルスタッペンに食いついていくかが鍵になりそうな気もします。

フェラーリvs メルセデス

ランキング争いという意味だと、フェラーリとメルセデスのコンストラクターズランキング2位争いも一応まだメルセデスに逆転の可能性はあるので注目したいところではありますが、しかし予選ではメルセデスめっちゃ苦戦してましたね。ストレートが長いコースなので、ドラッグの大きいメルセデスのマシンではある程度不利になっちゃうのは仕方ないとしても、ハミルトンがバウンシングの問題も訴えているのが気になるところ。あとはブレーキの問題もですね。

Hamilton says brake problems and ‘bouncing’ cost Mercedes after third row showing in Abu Dhabi qualifying | Formula 1®

あとメルセデスに勝機があるとしたらタイヤマネージメントというところになりますが、ランキングをひっくり返そうと思うとフェラーリより20ポイント多く取らなきゃいけないので、まーフェラーリがトラブルでポイント圏外まで吹っ飛んでくれないと厳しい感じではあります。あと、ドライバーズランキングではハミルトンとサインツが6ポイント差という関係になっていますが、まーこれランキング5位争いなのでドライバーにとっては正直意識するような話ではないかな……。

ルクレールはとにかくペレスの前に出たいところですが、ストレートはレッドブルのが明らかに速いので、仕留めるのは大変そう。スタートで前に出て、さっさとDRS圏外まで逃げるのが理想的ですが、とはいえフェラーリのタイヤがレッドブルより長持ちするとも思えないしなあ……。

そのほか

ベッテルがこれがラストレースになるというコトで注目が集まっていますが、そんな中でQ3まで進出してみせたのはさすが。実力的にはまだ全然やれるレベルに見えますが、まあベッテルの場合はモチベーション的なものが大きいんでしょうねえ。そういう意味では、いまだやる気満々なアロンソってなんなんだ、という話でもありますが。

来季のシートが決まらないリカルドもこのレースで一旦はレースを離れるコトになりそうですが、彼の場合はまたどこかシートを見つけて帰ってきそうな気はします。来季はレッドブルのサードになるみたいな話も出ていますが、仮にそうなったとしても、レッドブルのレギュラーに返り咲くっていうことはおそらく無いんでしょうねえ。ましてや再びフェルスタッペンの相方として戻るのはリカルド自身が嫌がりそう。

ハースは来季、ミックに代わってヒュルケンベルグの起用を決めたと発表していますが、以前はルーキーコンビでやっていたかと思えば、今度はマグヌッセン＆ヒュルケンベルグというベテランコンビという極端さ。やはり安定して・マシンを壊さず・ポイントを稼げるというのが重要、というコトでしょうか。来年はマネーグラムがタイトルスポンサーになるとのことで、資金的にも一息つけたというのもあるんですかね。ミックがまたF1に戻ってこられるのかも不透明ではありますが、もう少し安定性が出てくれば悪くないドライバーだとは思います。ただ、他の若手ドライバーと比べて飛び抜けているか、と言われると……。

そういう意味でいうと、角田も来年はF1の生き残りを掛けた年になりますね。アブダビは昨年も4位入賞しているコースなので、今回も入賞で締めくくって来年に繋げてほしいところ。