このブログに貼り付ける写真なんかをストックするために、写真共有サイトのFlickrを使っています。有料のProアカウントだと容量無制限でアップロードできるのでお金払って使ってるんですが、2010年8月からProアカウントを使い続けているので、もうかれこれ10年経っちゃうんですね……。
使い始めた頃はFlickrって写真共有サイトとしては相当メジャーな存在だった（まだInstagramも生まれてなかった時代）んですが、近年はかなり影が薄くなってきちゃってる感は否めません。競合が増えていく中で、2013年頃には無料アカウントのストレージ容量を1TBまで引き上げるなどのテコ入れもやってましたが、2018年にSmugMugがFlickrを買収するや無料アカウントの機能縮小が図られ、大容量の無料ストレージに惹かれてやってきたユーザーの怨嗟の声が聞こえたりもしたもんでした。
写真共有のFlickr、無料版は1TBから1000点に縮小、超過分は2019年2月5日に削除へ - ITmedia NEWS
私はProアカウントの料金を毎回2年分まとめて支払っており、前回の支払いをしたのが2018年2月。履歴を確認してみると、金額は44.95ドルとなっています。これ、確か昔からのProユーザーに対する優遇価格だった気がするんですが、これも無料版の機能縮小と共に無くなってしまったようです。上記ITmediaの記事には
有料版の「Flickr Pro」は年額50ドル（約5630円）だ。
via: 写真共有のFlickr、無料版は1TBから1000点に縮小、超過分は2019年2月5日に削除へ - ITmedia NEWS
……とあるので、今まで2年で45ドルだったこと考えると2倍以上の値段になるやんけ。正直そこまで熱心に写真撮ってるワケでも無いし、それでも継続するべきなのか……？
ただ、それでもFlickrに上げている写真は15,000枚を超えており、このブログにもFlickrからリンクしている画像が山ほどあるので、もしFlickrから別のサービスへ引っ越ししようとすると相当な労力です。写真を全部上げ直して、記事内のFlickrからのリンクを全部差し替えるくらいなら、ブログ畳んだほうがマシかもしれん。かといって、無料アカウントにしてしまうと写真の大部分が消されてしまうので、それもNG。
ぼちぼちProアカウントの次回更新のタイミング（今年の2月）が迫っているし、そろそろどうするか決断しなきゃならなかったワケですが、まー今までの2倍以上の値段とはいえ、月額に直すと500円もしない程度の金額なので、継続かなあ……とは思っていたのです。
そう思っていた矢先、Flickrからこんなメールが。
We’re writing to inform you that effective today, the price of Flickr Pro subscriptions has increased to:
- 1 month: $6.99, plus tax
- 3 month: $18.99, plus tax
- 1 year: $59.99, plus tax
- 2 year: $117.99, plus tax
To thank loyal Pro members for your continued support, we are offering all current Pros the opportunity to renew now at last year’s price.
要は「今日から値上げするで。ただ、既存のProユーザーは今なら昨年の価格で更新可能」というコトです。1年で60ドルとなっているので、さらに年間10ドル高くなったんだね……！
昨年末にはCEO自らが以下のような記事を書いておりまして、
The world’s most-beloved, money-losing business needs your help | Flickr Blog
つまり「運営にめたくそカネ掛かって赤字垂れ流しとる。いろいろ改善しとるけどまだ十分やない。みんなProユーザーになってお金払ってちょんまげ」というコトです。『いきなり！ステーキ』社長の怪文書的な何かを感じずにはおれませんが、この記事と今回のさらなる値上げを見ると、Flickrは今後ちゃんと存続しうるのだろうか……？と不安を抱かずにはおれません。
とりあえず今回はまたお金払って2年分更新しましたが（税込み111ドルだった）、2年後にこの価格がどうなっているのか、ていうかちゃんとFlickrは機能し続けているのか、気になるところです。代替のフォトストレージを探して、少しずつでも引っ越しを進めるべきなのか……？gooブログも有料版（アドバンス）で使っているので、写真は1TBまで上げられることを考えると、素直にgooブログに上げてしまった方が良いのかもしれないけど……。
しかしそう考えると、そこまでメジャーでもない（失礼）のに16年くらい大きな波乱無くサービスを継続しているgooブログってスゴイのかもしれない……。
