大須は萌えているか?

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Googleフォトがかなりステキっぽいですが

最近正式リリースされた「Googleフォト」を使ってみたら、かなりステキでした。

Photos - Google Photos

オンラインのフォトストレージとしては以前からFlickrを使ってまして、デジカメで撮影した写真は主にこちらにアップしているんですが、それとは別にiPhoneの写真をバックアップする場所が欲しかったんですよね。

Flickrは以前から容量無制限プランを継続しているし、ここに全部まとめてアップしとけば良いって説もあるんですが……Flickrの方は、公開前提の写真のみにしておきたいな、と。もちろん、Flickrには写真ごとに公開設定を変更できる機能があるんですが、操作間違えて公開すべきでないものを公開しちゃった、なんてコトがあったらヤダな、というのもありまして。

Googleには以前からGoogle+の写真アップロード機能があったんですが、「2048×2048px以下にリサイズするなら無制限、リサイズ無しなら15GBのGoogleドライブ容量を使ってアップロード」というやや微妙な状態だったんですよね。「2048×2048」ってコトはiPhone5の写真だと確実のリサイズされてしまうワケで、かといってGmailやら諸々のGoogleサービスと共用しているドライブ容量を使ってバックアップするとなると容量的にいささか心許ない……という感じで。

DropboxにもアプリからiPhoneの画像を自動アップロードする機能があったりしますが、こちらも最大容量は5GBとそこまで潤沢ってワケでもない。それに、Dropboxは普段他のファイル置き場としても使っているので、ここが写真で埋め尽くされてしまうのは避けたい。

あと、MicrosoftのOneDriveもiPhoneアプリから写真を自動アップロードするように設定すると本来15GBの容量が30GBになるってキャンペーンをやってたりして、OneDriveなら大して使って無いし、iPhoneの写真で30GBだったらかなり余裕ありそうだからこれで良いかなー、としばらくOneDriveを使ってみたりもしてました。

んが、今回リリースされたGoogleフォトでは1,600万画素までの写真なら容量無制限と謳っており、てことは背面カメラの画素数が800万であるiPhone5やら6であれば画素数を落とさずに無制限でアップできるというコトで。それに同時リリースされたiPhoneアプリから自動アップロードもできるみたいで。そうなるともうコレ、Google一択じゃないですか。

ただ、Googleフォトにアップする際に、画像の再圧縮は行われているみたいです。試しにiPhoneで犬の写真撮ってGoogleフォトにバックアップしてみたんですが、オリジナルの画像はWindowsエクスプローラ上で1.44MBとなっているのに対し、Googleフォトにアップした画像を再度ダウンロードしてみると、こちらは1.05MBとなってました。

ちなみにこちらがオリジナルで↓

こちらがGoogleフォトに一度アップしたもの↓。

正直、ぱっと見て違いがわからないレベル。これなら全然問題無さそうです。

あと、Googleフォトってアップロードされた写真の画像解析をして自動的にタグ付けしているようで、特に画像にタイトルやタグを書き込んでいるワケでも無いのに、「海」とか「車」とかってキーワードで検索すると、ちゃんと海岸やクルマの写真をピックアップしてくるのです。もちろん完全じゃないですけど。

そういや、Flickrにも先日追加された「Magic View」という機能で、写真を解析し自動的にカテゴライズされるようになってたな……。

現状でもなかなかの精度で写真が分類されており結構驚いたんですが、考えてみたらこういう画像を識別する機能がどんどん発展していけば、アップロードされた画像だけでそのユーザーの嗜好やら今現在の行動や場所を推定できるワケで、これってそれこそGoogleやらのWEBサービスやってる会社が一番欲しがる情報だよなーと。

Googleにしてみれば、SNSで波に乗り遅れた分をGoogleフォトで挽回したいのかもしれません。画像の自動アップロード機能を付けておけば、ユーザーが能動的に何か書き込んでくれなくても、勝手に情報が上がってくるワケですしね。実際、Googleがどこまでやるつもりなのか知りませんが。ただ、このいかにもスマホの写真を全部アップしちゃいなYO!と言わんばかりの機能を見るに、Googleさんの思惑を考えずにはいられません。プライバシーを気にする人は、ちょっとその辺の可能性は頭に入れといた方が良いかもですね。

しかしなんだ、撮影した写真が自動的にWEBにアップロード、ちょいと操作すればすぐに共有可能となると、リベンジポルノ的な案件もこの先どんどこ増えていきそうな気がしますけども。先日、バカップルがイチャコラ動画をアップしているみたいな記事を見かけたりもしましたが、どんどんお手軽にそういう私生活を共有できちゃうワケですから。

真剣に付き合っているからこそ、そういう写真はお互い撮らない、くらいの認識を持った方が良いと思いますよ。「別れるつもり無いから」とか「相手のこと信用してるから」とか、そういう問題じゃなく。人の気持ちは日々どんどん変化しますが、WEBに上がった写真はそのまま残るんです。

ああ、なんか私にはまったく関係の無い方向に話が逸れてしまいました。ともあれ、GoogleAmazonには既にガッツリプライバシーを握られている私は、とりあえずGoogleフォトを活用してみたいと思います。