大須は萌えているか?

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iPad Air(第4世代)を買った話

先日発売されたiPad Air(第4世代)を買いました。色は新色のグリーン、容量は256GB、Wi-Fiモデル。ホントは128GBくらいがジャストサイズかなーと思うんですけど、Airには128GBモデルを用意しないというAppleの陰謀により256GBとなりました。

グリーンはほんのり薄い緑という感じで、地味すぎず派手過ぎず良い塩梅。色は気に入りました。

あと、純正のSmart Folioキプロスグリーン)も合わせて購入。こちらはかなり濃い緑です。

なぜAirを買ったのか

実のところ、12.9インチのiPad Pro(第3世代)も持っているんですけど、このサイズだとベッドでゴロゴロしながら使うにはデカすぎるんですよ。とはいえ、雑誌の電子版なんかも読もうと思うとminiのサイズでは少々小さい。あとKindle Fireも持っているので、サイズが被る。正直Fireもロクに使って無いけど。なので、10インチそこそこのAirのサイズがちょうど良い。

さらに実のところ、iPad Airも持ってはいたんです。ただし初代の16GBモデル。まだ使えるは使えるんですけど、購入後ほぼ7年が経過しておりさすがに容量がカツカツ過ぎるし、処理能力も厳しい。

さらにさらに実のところ、第2世代のAirも持っていたんです。ただこれ、あるとき知人に無償であげちゃいまして、手元に残っているのは初代のみ。なので、ホームボタンが撤廃されたProライクなデザインのAirが出たら買い換えよう、と結構前から心に決めていたのです。

初代Airと第4世代Airを比べて見ると、画面だけでなくガワのサイズも一回り大きくなりましたね(でも重量は第4世代のがわずかに軽い)。なんかもう全然違うハードだ。

第4世代のAir到着後、手元にあった初代AirAppleの下取りプログラムに出しました。まだ発送したばかりなので幾らになるのか分かりませんが、中身を初期化しておき、あとは梱包もなんもせず裸のままヤマトの集荷担当の人にお渡しすれば良いだけだったので、非常にお手軽で良いです。

無印iPadではダメなのか

ProとAiriPad 2台持ちしている中で、iPad Proはリモートワーク中の業務用途にもガシガシ使っているんですけど、Airはもっぱら本読んだり動画観たりWEB眺めたりするビューワー用途。ほんなら、Airじゃなくてコスパに優れる無印iPadでも良いのでは……って説もあるんですが、そこは既にProを持っていたからというのも大きいですね。つまり、Proで使っているApple Pencil(第2世代)を流用できるし、USB-Cケーブルも使い回せる。まあ、iPhoneのせいでまだLightningケーブルもあるっちゃあるんですが……。

あと、AirにはiPhone12と同じ最新世代のCPU(A14 Bionic)が載っているのも良いですね。これを今買っておけば、長く使えるかなって。初代Airも7年使ったんだから、最新のCPUと256GBの容量があれば相当長く使えるに違いありません。AirはWi-Fi6に対応している(無印は非対応)というのも大きい。ビューワーとして使う上で、ダウンロードが速いに越したコトないですから。

そんなこんなを考えると、長い目線で見れば基本的なハードウェアのスペックに優れるAirの方が良いかなーと思うんですよね。手持ちのAppleバイスはトラブルフリーで長く使えているものが多いので、長期間使う前提で考えやすいっていうのは美点です(iPhoneはキャリアの策略に乗せられて2年とかで買い換えちゃってるけど)。

逆にiPad Pro 11インチではダメなのか

長く使うためにスペック重視で行くなら、iPad Proの11インチにするって手もあるじゃん……って説もあるんですが、iPad Pro 12.9インチを持ってるのにさらに11インチ買い足すってさすがに無駄遣いじゃねーのか、というのがあります。あと、実際手持ちのiPad Pro(第3世代)とiPad Air(第4世代)を比べてみると、どうしてもProじゃなきゃイヤな理由ってあんまし無いかなーって気もします。

ProとAirの違いとして主に指摘されているのは、CPU・LiDARスキャナの有無・ProMotionの有無・認証方式の違い・スピーカーやマイク性能辺りかなと思うんですが、CPUについてはAirのA14 Bionicが部分的にはProを凌ぐベンチマークを叩き出しているみたいなので、気になるモノではないでしょう。

LiDARスキャナはiPhone 12にも搭載されて話題になっていますが、赤外線によって奥行きを測るコトができるもの。カメラで捉えた空間を三次元的に把握するコトが可能になり、カメラやARアプリの性能強化に大きく寄与する……というワケなんですが、そもそもiPadのカメラってほとんど使わないんだよね……。iPad ProもLiDARスキャナが搭載されたのは第4世代からで、自分の持ってる第3世代には搭載されてないんですが、まあ特に欲しいと思ったコトは無く……。そんなワケで、自分の中では特にニーズが無い。まあ、LiDARを使ったスゲーナイスなアプリや機能が出てきたら急に欲しくなるかもしれませんが。

ProMotionの有無はちょっと気になる部分ですかね。iPad Proは「ProMotion」と呼ばれる機能を搭載しており、最大120Hzのリフレッシュレートで画面がヌルヌル動いたり、Apple Pencilの反応が超滑らかになったりするというワケです。iPadiPhoneは最大60Hz(iPhoneはProモデルでも60Hzどまりなのは、5G対応でバッテリ対応が苦しかったからとかなんとか)。この機能がどれほど魅力的になるかは、正直使い方次第かと思います。iPadで3Dゲームを遊び倒したいっていう人なら間違いなくProの方が良いだろうし、Apple Pencilでイラストを描きまくりたいって人もProを選ぶべきでしょう。

ただ、手描きのメモを書いたり、マウス代わりにApple Pencilを使うレベルであれば、ProMotionの有無は気にならないレベルと言って良いかと思います。そりゃProと比べたらわずかに遅延を感じますが、それは2つを直接比較したらの話であって、普段使いで不満を持つレベルでは無いでしょう。まさに、画面のリフレッシュレートにコダワリを持つ「プロ」向けの機能というワケです。

ユーザー認証方式がFace IDかTouch IDかの違いは、日常の使い勝手に大きく関わる部分なので考えどころですね。「マスクをせずに使う」前提ならば、Face IDのが便利だと思うんですよ。アプリでパスワードを自動入力したりする際、Face IDなら画面見てればそのまま認証されるけど、Touch IDだとボタンに指を乗せるという一手間が掛かる。Smart Keyboard FolioやMagic Keyboardと組み合わせて使う場合も、Face IDならキーを叩くだけで認証が完了するのは便利です。

ただ、「マスクをしながら使う」場合だと、Face IDは役立たずになってしまう。なので、外出先で使う機会が多いのであればTouch IDのが便利、というコトになります。究極的に言うと、「どっちも対応しているのがベスト」って話になるんですが、果たして次世代のProで「両対応」してくる可能性はあるのか……?ここが悩ましい人は、とりあえず次のPro発表まで待ってみる、というのも手かもしれません。

スピーカーやマイクの違いは、iPadで動画観たりWEB会議したりする機会がどれくらいあるか、っていう話かなー。タテヨコどちらでもステレオサウンドになるProと違って、Airは横向きだとステレオになりますが、縦だとそうはなりません。これはスピーカー数の違いによるもの。ピクチャインピクチャができるようになってから、iPadを縦持ちにしてWEB眺めながら片隅で動画を再生する、なんてコトもやったりするので、縦持ちでもステレオになった方が嬉しいっちゃ嬉しいですが……しかし、「ながら観」でそこまで音に拘らないし、拘りたいならBluetoothヘッドホンなり付ければ良いのでは、という説もあります。

そんなこんな考えていくと、個人的には認証方式の違い以外は「Airで良いな……」と思えるものがほとんど。普通にタブレット使いたい、という人には無印かAirで事足りる。12.9インチディスプレイや512GB・1TBの記憶容量が用意されているのはProだけなので、「少しでもデカい画面、デカい記憶容量が欲しい」って場合はProで決まりなんですけど。動画や写真の編集・現像はやはり12.9インチだと便利ね……。

12.9インチのProと、10.9インチのAirを比べるとこんな感じです。画面の黒縁部分はわずかにProのが狭いんですが、単体だとまず気にならないレベル。

余談

そんなワケでAirには満足しているんですけど、今年のiPhone 12はなんか微妙じゃね、って気がしています。そもそも現状では日本国内で5Gが使えるエリアはごくごく少数で、5G対応そのものにあまり魅力を感じない。その上、日本で販売されるiPhoneミリ波非対応だったり、5G利用時のバッテリー消費量がAndroidの5G端末に比べて早いなんて話も出ており、「5G対応を謳いたいからとりあえず間に合わせました」感が強い。

そのくせ、3大キャリアはiPhone 12に乗り換えるならば5Gプランへの変更が必須っていうんだから、「え、じゃあ要らない……」って思うじゃないですか。私が使ってるauの料金プラン見ると、乗り換え後1年間は「5Gスタート割」なるものが適用されて4Gプランと変わらない値段で使えるみたいではありますが、これはiPhone 12を売るための苦肉の策って感じが。「乗り換えたら損」ってイメージが付いちゃうと大変ですからね。

しかし、auサービスエリアマップを見てみると、愛知県の5Gエリアってホントに名古屋の中心部にポツポツあるくらいで、1年後でもまだどの程度拡大されているかは分かんないですからねえ。

あと、iPhone 12になってもまだUSB-C端子が採用されずにLightningのままってのもいただけない。iPad AirもUSB-Cになったおかげで、あとLightningなのiPhoneだけなんですけど。

どっちゃにせよ、私は昨年iPhone 11Proにしているので今年はスルー前提ではあったんですが、それの差し引いても魅力に乏しい端末だなあってのが正直なところ。カメラ性能は毎年「こんなに良くなった!」ってアピールしてるからもう正直どうでもいい。自然なボケ味のある写真撮りたいならデジタル一眼使いましょう(直球)。

来年、もっとちゃんと5Gに対応して、USB-C端子が採用されて、Face IDに加えてTouch IDにも対応したモデルが出るならば、乗り換えてやらんこともないですわよ(謎の上から目線)。あと、Proモデルはバッテリー性能を強化した上でProMotionにも対応すれば言うコト無しですがね。